浅草ロック座2020 9月公演 「PEACE LOVE ROCK Vol.3」

1景 原美織(以下敬称略)
客アオりがめちゃくちゃ上手で、今回の1景にはぴったりな人選。お盆はくるくる回っているんだけど、人の目はひとりひとりじっくり見ながら踊れる(ようにこっちからは見える)ところがすごいと思います。

2景 中条彩乃
自分が見た1回目の公演は最後のベッドの曲をしっとりした感じで踊っていた。客入りのせいもあったのかな。
布団から起き上がるシーンでの、踊り子とバックダンサーの関係性がこれまでの2シーズンと違うような気がしました。1stの須王さんと2ndの木葉さんは音楽が鳴ったことに気づいて飛び起きる感じだったような……3rdの中条さんは起こされる感じに見えました。

3景 鈴木ミント
ミントさんのベッドショーはとにかくじっくり、ゆっくり見せるのが特徴でした。PLR3景は星崎さん・赤西さん・ミントさんで全部雰囲気が違う。星崎さんは活発、赤西さんはカッコよかった。3rdのミントさんは静かめな表情の裏で感情を胸の中に秘めている感じ。最後の曲で連続でポーズを切っていくときの泳いでいるような感じと、うっとりした表情がなんとも言えませんでした。

4景 沙羅
沙羅さんは衣装・小道具ともにおそらく3シーズン変わってないんじゃないだろうか。違ってるのであれば帯や襦袢の色だったりするんだろうか……気付く人になれればモテるのでしょうかね。3rdでは座った位置が演目中にちょうど視線が合うくらいのところで、物憂げな視線を投げかけられて思わず全身の細胞がひき締まりました。


中休憩・5景
幕間の映像は某昭和不良ドラマのパロディ。6景とのつながりを考えたのかなと思います。前半でパロディをやって、後半ではPLR3シーズンのまとめをやってで、忙しい感じでした。まあ、そこが浅草幕間映像のご愛嬌って感じで嫌いじゃないのですが。


6景 倖田李梨
さあさやってきました6景! グループダンスは3rdもやっぱりよかった。個人的ツボは鈴木ミントさんの笑顔。弱いんですよね、演目や普段のイメージがクールめというか、あまり大きく表情を崩さない感じの踊り子さんが、意外なところで相好を崩すそのギャップ。か、かわいい……(そういう意味では、今年のMuse1st・5景の雨宮衣織さんの感じとかすごいツボだった)。
倖田さんの総長姿はサマになっててカッコよかった。中腰の姿勢とか、ミニバイクで駆け抜ける川上さんを見つめる「おい、なんやアレ……?」という雰囲気というか姿にめちゃくちゃリアリティを感じました。口紅がどピンクで、メッシュの色と合ってるのが綺麗だった。ベッド着も法被をアレンジしたものになってて、なんというか6景の最終形・完成形って感じがしました。

7景 みおり舞
何を書いても無意味になりそうで、2ndシーズンで書いた以上のことは書けないような気がしています。もうとにかく見てほしい。神々しさにますます磨きがかかっています。

8景 川上奈々美
服装の感じは「戦国無双」とか「戦国BASARA」っぽいなと感じました。おそらく製作段階でもそういうあたりから取材しているのではないでしょうか。そしてウワサには聞いていましたが……こういう感じで生歌披露になるんですね。2ndの神咲詩織さんのキーボード演奏のときもそうでしたが、新鮮というか。そして何しろ、さっきまで歌ってた人がこのあと脱ぐんだなと思うと不思議な感覚でした。
この景ではこれまでの主演のみなさんが十字架のペンダントをかけていたはずなのですが、モチーフになった人物ってそういう人だっけ?と思って調べてみました。一説にはキリシタンだったという話もあるのだとか。

9月5日には8景主演の3人が一堂に会するイベントがあったのですね……まあ激混みだったでしょうけど、行ってたら楽しかっただろうな〜。
さて、次回公演はいよいよ新公演「STEP ON BROADWAY」が始まります。好きな踊り子さん(次回はとくにうれあさんや空まことさん)も楽しみですし、これまであまりみたことのなかった踊り子さんの演目も楽しみ……。

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