浅草ロック座 4月公演「ECSTASY 3rd」

1景の天瀬めるかさんはデビュー半年ほどでの浅草初乗り。群舞の南さんの服装は以前の浅草「FEMME FATALE④」のマリーアントワネットの演目っぽいなと思ったのですが……ファムファタ出てたのは川越さんだから見間違え? いやそんなことはないと思うのですが。
天瀬さんのベッド着が面白かったです。いろんなぬいぐるみがくっついたちょい病みな感じの衣装。前と後ろのマイメロが目を引きます。大小いっぱいのぬいぐるみがついているので強制着やせコスと化してましたね。脱いだときのおっぱいの思わぬボリュームにびっくりしました。キャリアを積んだストリッパーのつくべきところに筋肉のついた身体も好きだけど、デビューしたてのつるんとした裸も癒されるものです。


2景、ここでののかさんなのか! 振り付けのキレは浅草デビュー時から証明されているし、表情もいい踊り子さん。1stの浜野さんといい、2ndの藤咲茉莉花さんといい、実力ある踊り子さんが起用されてます。細い腕からハサミの刃先まですーっと伸びた姿がとっても美しい。
ベッドショーでは小道具にひと工夫。え、これは……クレヨンしんちゃんのネネちゃん的なあれですか。相棒でありバイオレンスの相手でもあるような、複雑な関係なのかなと思いながら見ていました。あとはハサミで肌を撫で回すしぐさにこんなにもエロを感じるとは思いませんでした。


3景、本当はここでののかさんなのかなと思っていたのです。ダンスの振りの感じとか。でも確かにALLIYさんの雰囲気もある演目だ。2年前の「STEPS ON BROADWAY」でも1st空まことさん→2ndALLIYさんというリレーはあったし、よく考えてみると納得のキャスティング。
ちょっとアルコールを入れる演技もあったりして、1st、2ndよりユルめの世界なのかな。群舞とベッドショーではスイッチが切り替わってキレッキレの振りに変わるギャップもいい。下着はスポブラとスポーツ系のショーツ……衣装担当のかたも”わかって”ますね(そしてパイパン)。一見するとお酒のノリで無軌道に見えるような踊りですが、ひとつひとつの振りを制御するのに筋肉を使っているのがベッドショーを見ているとよくわかります。


4景は川越ゆいさん。Sっ気がありながらもなぜか屈服させられてしまうシチュエーション、個人的に川越さんに感じている雰囲気と景の役どころが合っているような気がしていいなと思います。
この景はベッド着がまた最高。3rdは2曲目のイメージを受けたのかアニマルっぽさが高いコスチューム。大きなシッポでお尻が見え隠れするのがエロい。脱いだ紐パンを加えたり、四つんばいになってこっちを向いたりするときの表情も挑発するような野性味があってエロかったです。


5景、ノスタルジックな景に少女のような熊野あゆさん。最初の白幕にシルエットを映し出す演出が切り絵みたいで綺麗ですね。ノスタルジーを感じる演目でヘッドホンやスマホ(最初アルバムをめくっている振りなのかなと思ってたらスワイプだった)を使う振り付けがあるのってジェネレーションギャップを感じてしまいますよね……私がはじめてスマホを手にしたのっていつだったろう。中3かな高校かな。その頃は教室やら街中やらでイヤホンヘッドホンを使うことにも市民権がそこまでなかったような気もします。
熊野さんは、ロリというよりは少女という表現が合いそうな幼くて儚い雰囲気を持っていますが、ベッドショーではお尻がしっかりしているところに女性らしさを感じてエッチでした。


6景はどうして毎回こんなにエロいのか! 1stでは会社帰りの夜中にアンニュイな表情で一人遊びしちゃうOL、2ndではさらにエロに耽っちゃうOL、そして3rdではエロと品性の間で乱れる喪服の女ですか! いやーすごい。確かに沙羅さんの雰囲気なら喪服しかない、ドンピシャの選択だったと思います。
大人の色気というか、すぐには下着を脱がず、抑制も効かせながらの大人のエロという感じでした。お盆に向けられた照明がつくる幕がきれいで、その幕から髪の毛が出たり伸ばした脚が出たりするのが美しい。
ラストも大人だった。客電がついてアラームが鳴り響く中、1stよりも2ndよりも悠然と、帰り支度を整えてハケていく沙羅さんには、完ッ全に参りました。


7景は南まゆさん。男子禁制の後宮って感じでしょうか。群舞では女官どうしが”いい感じ”になっている描写もあるのがエッチだなと思います。バックダンサー中の踊り子チーム(ののかさん、ALLIYさん)は金髪で揃ってるんだ。
南さんのベッドショーでは3曲目で怒涛のエロポーズ連発ですごかった。1stも2ndもこんなだったっけか? あとは4曲目の迎えに来るお盆で帰っていくときなんかの振り付けのキレの良さが印象的でした。小さなカラダにパワーがぎゅっと詰まっているような、そんな踊り子さんです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?