浅草ロック座 11月公演「Re 1st」

1景は大見はるかさん。これまでの浅草演目のなかでもいちばんあまーいやつ(ご本人談)とのこと。幕開きは全員出演の群舞から。大見さんはもちろん、真白希実さんや鈴木ミントさんのかわいい系にがっつり振ったコスプレもあまり見ないような気がするのでラッキー。あとは大見さんが歌詞に合わせた振り付けをするのがめっちゃかわいいです。「いくよ?」(だったと思う)の声に合わせてスカートを……いやもう、そうです、すごい、ヤバいっす。ぜひ自分の目でご覧になってください。

若手(中堅?)ロリ大見さんからキャリアロリ西園寺瞳さんへのアツいロリリレーで2景へ。瞳さんはゴスロリ和装とでもいうような衣装からスタート。本舞台では品ある踊りを見せていましたが、ベッドショーが激しくエロい。スイーツ系のテーマは「FLASH③」の「●●キッチン」シリーズを思い出させる。チョコレート色基調のベッド着のかわいさと、下着を脱いでからの処理のしかたに注目。いつものロリ笑顔も健在で、ただただ満たされます。何かをもぐもぐしながら脱いでいく姿ってあんなエロいものなのか……。

ムービーを噛ませた遊び心のある3景は5月デビューで通算3週目という樋口みつはさん。こういうトリッキーな景を浅草初乗りの踊り子さんに割り当てるのが個人的には驚きました。でも制作部渾身のギミックあり、樋口さん自身の度胸ある立ち回りもあって楽しい景でした。共演の倖田李梨さんと豊田愛菜さんによる脱ぎタイムの寸劇はまさに先輩の味。樋口さんのソロ、立ち上がりの曲はやや忙し目な振り付けでしたが、ポーズ切りも動きの中でしっかり決めててかっこいい。ビジューとレッグラップだけというベッドショーでしたが、アレはいい組み合わせだなと思いました(なんか全身網タイツみたいなエロさ)。

ミントさんが中トリ! 勝手にうれしい!
ということで4景は鈴木ミントさんです。女1人(ミントさん)と男4人(バックダンサー陣)による、張り詰めた空気の中での群舞。呼応はしているけれど重なり合うようで重なり合わない、その感じが今回の景タイトルに表れているような気がします。男が抱き止めようとしても帯を解き、和装を脱いでいくことでそれから逃れて最終的にすれ違っちゃうしね……。ベッドでも、穏やかな笑みの中にもなんかこう、ピリリとした空気が流れているように感じました。あと1景の立ち上がりといい、4景でも懐かしい曲が流れてきて、アラサーホイホイな選曲が気になる11月公演。制作部のかたの年齢が近いのだろうか。
中休憩では年末恒例の年間フィナーレダイジェストの放映。編集で1st〜3rdまでつなげて全公演ぶんちゃんと見せてくれるのが毎度良心的。今年は「WONDERLAND」のフィナーレ(それぞれが各景の衣装で登場)が好きだったかも。

個人的に今回公演のMVPならぬMV景な5景。豊田愛菜さん演じるホームズと大見ワトソン、そして男装が本当に似合う真白希実さん。群舞だけでもミュージカルの一幕を見ているかのようでとにかく最高。上品な豊田さん、とにかくかわいい大見さん、カッコ良すぎの真白さん、3人が揃って踊る振り付けにそれぞれの役の演じ分けがハッキリ出ていて楽しかった。ベッドショーでは一転してどエロいホームズが登場。豊田さん、コートの下からのぞくお尻がすっごいエッチ。

6景は倖田李梨さん、共演がミントさんというデュオ景。トリ前がソロ景じゃない構成は久しぶり(1月公演「響⑥」以来)。倖田さん、いつも見るたびに肩まわりの筋肉がつよつよでうらやましいと思うのだけれど、立ち姿はすらっとしていてなんか魔法みたいな体型なんですよね。さて景タイトルからして原作アリでいいのでしょうか……となるとスクリーンに映した演出はミントさんの回想部? それとも原作とか考えずに見たほうがいいのかな。とにかく時間軸が大きいというか広いというか、壮大な世界観。そしてベッド。お盆まで近づいてきた倖田さんを見ると、肩まわりの筋肉が思ってたよりもずっとしなやかそうに柔らかく動いているのがわかります。

7景! こういう感じのカメラマンなのかカメアシなのかメイクさんなのかわからん人、現場にいるよね! っていうバックダンサー陣迫真の演技に笑う。メインの真白希実さんはとにかく今回の景、力強い。髪色も手伝ってか、雰囲気が完全に海外モデルのそれ。そうするとお盆への道のりはランウェイですか。ベッドの最後はほぼ一糸まとわぬ姿になるのですが、そこからさらにギア上げてキレッキレの振りを見せてくれます。

フィナーレの真白さんもまたすごくて。●ー●●は実在するんだなと。「Q.神はいると思う?」「A.ストリップ劇場で見た」的なクリシェを地で行く完成度の高さ。揃いの衣装組は去年の暮れと同じコスチュームで懐かしい。というか、もうあれから1年経ったんですか……。

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