オンラインミーティングがあっさり世間に受け入れられた事について、ちょっと気づいたことがあるのだが
今日は最近の世界情勢(大げさ)を見て思ったことがあるので、ちょいっとだけマジメに書き伏せていこうと思う所存です。
とはいえそこはアナダクオリティですので駄文には違いありませんが。
感染症こわい
GoldenなWeekは明けたわけですが、コロナとの戦い人との接触を減らしましょうのGamanのWeekはまだまだ続きます。
「三密」なんて言葉が表に出たのは2月くらいだったか、そこから徐々に浸透して5月現在では、普通の感性を持っている人はまぁ守ろうとしてると思うんですよ。(一部のド阿呆は除く)
生活や自分の人生にとって必要な外出以外はなるべく避けたいですね。
その三密と合わせてよく聞くようになった言葉がこれです。
ソーシャルディスタンス、これですね。
直訳すると社会的な距離ですが、個人間や集団間での親密性や親近性を意味する言葉です。
上の絵のようにフィジカル(身体的な)ディスタンスを取りましょうというのをよくソーシャルディスタンスと総称して使われているのを目にします。
未知のウィルスに対しては現時点では手洗いうがいとか、この身体距離を含むソーシャルディスタンスを確保しましょう、くらいしかない対策ないと思うんです。
ちなみにちまたで言われる距離は図の通り約2m以上。
これは強いていうならこのぐらいの距離です。
ソーシャルディスタンスを守っていれば竜馬は新撰組の隊士に切りつけられることはないわけですが、我ら人間というやつは一人では生きられない動物です。
買い物をするにも、ものを受け取るにも、だれかと接触するやり方が定着しています。
また、この距離は寂しさが伴うわけです。愛する人と会ったり、心許せる友と心おきなく話をして寂しさ紛らしたいわけです。
しかし、たとえ愛のレジスタンスが燃え上がったとしても、人に会う量は極力減らしたいわけで、そうすると多人数での密室会議や飲み会などが難しくなっています。
オンラインミーティング
そんな状況のなか定着しつつあるのがZoomやSkypeといったツールを使ったオンライン会議やオンライン飲み会など(以下オンラインミーティング)です。
これらのツールは10年以上前から存在していましたが、ここにきて今までこれらのツールを敬遠していた層にまで定着してきつつあります。
そこで、なぜコイツらがこんなにもあっさりと、ガッチリと定着しつつあるのか、気づいたことがあるので書こうと思いました。
(前置き長い)
まず大きく以下の2つがあるのではないかと思いました。
「LINE通話やFacetimeなどに近い性質」と「普段と違う状況」。
ひとつめは当たり前すぎる理由なので特に何か伝えることはありません。
みんなそもそもテレビ通話自体は慣れているとまでは言わなくてもやったことくらいはありそうな気がしますし。ということでもうひとつについて。
さて、普段と違う状況とはどういうことでしょう。これを更に2つに分解して考えてみました。
1・・・目線が合わない
2・・・全員の顔を正面から見られる
3・・・同じ空間にいるけど、顔を見せなくていい(見なくていい)
この2つ。どちらも現実世界においてはなかなか成立しない事だと思うのです。
受け入れポイントその1−目線が合わない
そもそも我々は幼い頃からこう教わるわけです。
「お話するときは人の目を見なさい」と。
もちろん私も人と話すときはこれを気をつけています。
けれど、中には目線を合わせることが苦手な方、目線を合わせられることが苦手な方がいるわけです。
我々の動物的本能が目線を合わせることを嫌がるのです。
だからずっと目線を合わせることはなく、相手の眉間や鼻を見るなど目線を外しながら話をします。
しかしオンラインミーティングならば基本的に相手と目線が合うことはないわけです。
ほとんどの場合、オンラインミーティングというのはスマホ、タブレット、またはPCを使って行われますが、これらの機器のほとんどは画面の上など画面外にカメラが付いています。
カメラの画像が相手側に映るので、相手の顔見ながら話している限りは相手から見ると目線がやや下がるわけです。
双方の目線がそうなのだから、基本的に目は合わないわけです。
こちらの目線を意識せずに相手の顔を見ながら話せるというのは、現実世界ではなかなか起こり得ない状況ではないかと思います。
受け入れポイントその2−全員の顔を見られる
そもそも1対1以外で、真正面を向き合うことは不可能なわけです。
例として、6人が参加する飲み会を想像してみましょう。
線はそれぞれの人が話をするときに向かう視線です。
AさんやBさんはほぼ全員の顔を見ながら話できますが、それ以外の人はどうしてもちゃんと顔を向かい合わせて喋りにくい相手が現れます。
例えばCさんはEさんの顔はかなり見づらいし、もし目が悪ければFさんの顔がちゃんと見えないことだってありうるわけです。
また、図のように3対3で向かい合う時ならまだしも、10対10など数が多くなればなるほど、向かい合えない相手は増えます。
これは当然のことなのですが、オンラインミーティングの場合は違うのです。みんなが画面上に一列にいます。
あえて絵にするならば
こうです。(うっとうしいのでA以外は名前省く)
めり込んでますね。ですが、こうなるんです。
つまり現実と違う点その2は【全員が】目の前にいる状態です。
しかも自分の顔も見えているので、表情や仕草に気をつけながら話ができるのもポイントのひとつだと思われます。
受け入れポイントその3−こちらの顔を見せなくていい
これはまぁ補足的なものですが、自分の画像を表示しないという選択をすることができる点もひとつでしょう。
1も2も、どちらも自分の画像を相手に出している前提で話をしましたが、自分の画像を出さないという選択肢も取れるのでグループ電話のように使うこともできます。
普通の会議や飲み会だとスマホを触ったり漫画を読んだりしながら参加するのは難しい(モラル的にアレというのもある)のですが、画像を出さなければヒゲメガネをつけたままでも、ステテコ姿でも参加できるのは気楽でいいことです。
音でバレたり誤って画面を表示してしまうこともあるので、くれぐれも会の質に合わせた参加体制をとることをおすすめします。
まとめ
オンラインミーティングはその気軽さからはやったという一面もあります。
流行りすぎたせいで「オンライン飲み疲れ」や「飲み会に誘われて断る理由づくりが難しい」など新たな問題も生まれてきています。
SNSなんかと同じように近くにいなくても交流できる性質なので、相手の気持ちにも気をつけながら楽しくやりたいものです。
そして早くこの感染症の問題が収束し、電子情報ではなくアナログな空間で人と話し合える日が来ることを切に願います。
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