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チャレスピ2024 第4回授業

こんにちは、チャレスピメンターの東です。
7月4日にチャレスピ第4回目の授業が開催されました。

チャレスピとは?
チャレスピ2024は和歌山県が取り組む、中学生・高校生向けのアントレプレナーシップ教育プログラムの一環です。
https://wibase.jp/news/2024/03/13/664/

WIBホームページ

今回の授業は、主に、「売上」「経費」「利益」の基本的な構造について学びました。

参加者のひとりから、「なんで利益を残さないといけないんですか?」と質問。他のメンバーからも「わたしはお金はいらないから役に立ちたい」「お金がない人も使えるようにしたい」という声がちらほら。

そこで、吉村先生から、なぜ、ビジネスとして社会課題を解決しようと思う場合は「利益」を残さないといけないかというお話がありました。



アイスブレイク

毎回、授業のはじめにアイスブレイクとしてテーマを設けています。6月末は、中学生・高校生共に、テスト期間中だったので、「期末テストでがんばったこと」を教えてもらいました。

英語を頑張った人、数学を頑張った人、全体的にいい点が取れた人。そして、結果だけではなく勉強の過程での工夫を共有してくださった方もいました。

ビジネスモデルを書き出してみよう(課題)


アイスブレイクを経て、まずは、先週の課題の進捗の確認をします。身近な人へのヒアリングを通じて分かったお悩みごと(課題)をどうすれば解決できるかのアイディアを考えてもらいました。

・誰に(ターゲット)
・何を(サービスや商品)
・どのように(売る場所)
・サービスの強みや特徴(競合との違い)
・お客様の潜在ニーズは?
・そのお客様はサービスを受けてどのようになりたいか?
・図を描ける人は図も描く(お金やサービスの流れ)

ビジネスモデルの種類を知ろう

しかし、みなさん課題を進めるなかで大半の人がぶつかる壁があります。お悩みや課題は解決できるけれど、無償のボランティアでしか成り立たない。お金が生まれないという点です。

たとえば「空き地を使ってスポーツができる場所を作りたい」という参加者の方がいました。1回の使用量は学生が100円。でも、よく調べてみると、バスケットコートを作るだけで、業者の方に依頼すると100万円以上かかることが分かりました。100円だと1万人が使っても、やっとプラスマイナスゼロになります。

学生の時に知り得るビジネスモデルの代表例は「何かを作って売る」というもの。例えば、カフェやレストランのようなものがイメージしやすいのではないでしょうか。これは、数あるビジネスモデルのなかでも「製造小売りモデル」というものです。

しかし、世の中には、気付いていないだけで、たくさんのビジネスモデルが存在します。

・製造小売りモデル
・代理店モデル
・サブスクモデル
・広告モデル
・手数料モデル
……etc

これを踏まえて、来週の課題は、どうやったら、利益を生みながら、課題を解決できるかということに挑戦してもらいます。

振り返り

今週から自分のアイディアを発表することが増えて「難しいな、でも、おもしろいかも!」という段階に入ってきたような気がします。

メンターとして伴走させてもらいながら、ビジネスとして成り立つかはもちろん意識していることがあります。「それって5年、10年後もやってそうなイメージある?」「他の誰かじゃなくて、〇〇さんがやるよさって何かな?」というように、ある程度アイディアやビジネスモデルが固まってきた人には質問を投げかけています。

チャレスピでは、誰かにやってほしいことを提案するのではなく、たくさんの楽しいことがあるなかで、それでも自分がどうしてもやってみたいという気持ちを大切にしてほしいなと思っています。


メンター・東詩歩

https://note.com/studybrain/n/n7c9864a3ebc2

チャレスピは和歌山県が実施しているアントレプレナーシップ教育プログラムです。
主催:一般社団法人 和歌山イノベーションベース
共催:和歌山県
運営:株式会社スタディブレイン


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