見出し画像

一橋大学2次対策

お世話になります。学力向上ラボ・岡山進学研究塾です。今日は
一橋大学2次対策
でお送り致します。
ご興味のある方、ご覧ください。

岡山進学研究塾HP https://okashinken.org/
E-mail study_support@okashinken.com
Tel 086-207-2450

一橋大学2次試験

国立でも最難関の一つに数えられる一橋大学、東大・京大と並び2次4教科というハードルをクリアする必要があります。今回、当塾で一橋大志望の方をどのように指導しているのか?
お見せしようと思います。

文系でも数学が重要

一橋大学は文系学部しか存在しませんが、2次試験で数学は非常に重要です。私も何度も解いたことはありますが、そこらの理系よりレベルは上です。
出題形式は東大・京大同様に1〜2行程度の短い問題文、そこからヒントを読み取りあとは全て解答者が展開する。
極めてプロセス重視の形式と言えます。

指導で重視すること

形式に従えば当然
解法プロセスを全て理解すること
そのために途中で詰まる箇所は全て除去する
これらが必須となります。
今回、講義題材として東京大学の過去問を使用して指導しています。

文系数学でも難易度の高い東大
しかし、方針さえ見えれば確実に解けます

解法に必要な条件を見抜く

漸化式と平面ベクトルを組み合わせた問題です。
朱書きは私が指導中に口頭で解説しながら書いたものです。
(字が汚いのはご容赦ください。当然、内容は塾生にはしっかりと伝わっていますので)

さて、問題文はこうです。

自然数nとkに直接的な関連がないのが特徴

まず、(2)を解くのに(1)の解法がヒントになっています。多少、誘導の要素が入っているだけまだ難易度としてはマシと言えるでしょう。ここでは(2)について触れます。
・自然数nとkには直接的な関連がない
・問題文のルールと漸化式の形から
点を動かす要素はvkベクトルしかない

これらに気づけば次は
・vkベクトルは3通りしか存在しない
・3つのベクトルの大きさは同じ
・3つのベクトルが成す位相も同じ
3つの合ベクトルの和=0ベクトル

さらに問題文から
X(98)が原点、かつコインは表が90回、裏が8回と指定されています。

合ベクトルを0にするには、表90回の内、3通りの場合がそれぞれ30回ずつ出る
という条件が出てきます。

その内一つの場合について何通り存在するかを計算すれば、残りの2つも場合の数は同数なので、掛け算すれば(つまり3乗ですね)場合の数を算出できます。

こうした、解答に至るまでのプロセスを細かくかつ丁寧に指導させていただいております。
(指導中にヒントを与えて、区切りのいいところまでは自分で解くように指示します。言われっぱなしだと、理解度が下がるためです)

行き詰まった箇所をどう考えれば抜け出せるのか?
これが数学には最も重要な要素です。

ちなみに、上位校の数学を解くのはやっぱり楽しいですね。
(塾生本人は必死に努力されているので、楽しいと言うのは失礼かも知れませんが…)

英語はユニークな形式

写真から解答者の考えを英文で纏める

一橋大学の英語は大問3つ

・長文
・英作
・リスニング

この内、英作は特殊かも知れません。
3枚の写真から1枚を選び、その状況からの考察を100〜140語程度の英文で論ずる、というものです。日本の大学でそうはない形式と言えます。
(.個人的にはこういうの好きなんですが)

まず、自分が一番連想しやすい写真を選びます。

写真1枚で世界観を論述する特殊な形式

そこから
主要人物の状況説明
その他の人物の状況説明
その他、背景の状況説明
これらに解答者の考察を入れていけば、自ずと解答が仕上がっていくというものです。

この形式に慣れている方はあまりいないと思います。そこで
写真から連想される事柄を日本語で纏める
状況説明を適切な構文と単語で表現できる
現段階ではここまでを重視して指導しています。
慣れてくれば徐々に自力で解かせていこう、という計画です。
(ちなみに、写真から連想され得る事がいかにスムーズに頭に出てくるかは、西洋の哲学や受験倫理などの知識があれば多少は有利かも知れません)

一橋大学合格へ向けて

いかがでしょうか?こうしたハイレベルな入試問題も形式を紐解きながら考察すれば必ず打破できるものです。実は日本史や国語も当塾で見させていただいております。機会があればご紹介しようかと思います。

岡山進学研究塾はハイレベルな2次対策を得意としております。ご興味を示された方は校舎公式LINEへお問い合わせください。

国立上位校合格は
岡山進学研究塾