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新商品を考える

どーも、まさきです。

本日からお店は休業で、リニューアルに向けた工事が始まりました。
先程、お店を覗きに行きましたら、リニューアル予定の部分は全て壊され、居抜き状態になってました。いよいよ始まったという感じです。
生まれ変わるんだというわくわくと、工事中の営業が問題なく回すことができるのかという不安でいっぱいです。

さて、今回は新商品を考えるというタイトルでお話したいと思います。

ポージィでは毎年それぞれのシーズン前に(七五三や成人式など)レンタルのルールの見直しや、商品の見直し、価格の見直しなど行っており、少しでもお客様に喜んでもらい、会社の利益が出る形を模索しております。
どこの会社でもよくあるやつだと思います。
今年はアルバム制作をお願いしている会社「名古屋カラーウェルテック」さんよりお声を頂き、オリジナル商品開発の会議に参加することとなりました。

アルバム業界の現状

記念写真アルバム業界というのはITの発展により厳しい現状にあります。
制作過程が効率化されたりなど大きなメリットもありますが、写真の価値というのが「写真」という物ではなく、データというデジタルに変わっていったことにより、アルバムという形に残す人が少なくなっているのです。(フォトスタジオでアルバムを作る人)
それはお客様と直接関わっている僕らでも感じていることで、ポージィを利用するお客様の中でもデータだけ購入する人がかなり増えてきています。スマホの普及により、写真を手軽に見ることができ、アプリによって簡単に加工できたり、SNSを通して誰とでも共有することができます。それらによってわざわざアルバムにする必要はないよねという流れになってしまっているのだと思います。
実際にポージィを利用するお客様にもアルバムはしまって見る機会がほとんどないので必要ないという方もいらっしゃいます。そんなお客様に対して、せっかくの記念ですので形に残しましょうとお伝えするのですが、見ることのないものを売っている自分に少し疑問を感じているのも事実あります。

どういうアルバムなら残したくなるのかを考える

では、どういったアルバムなら残したくなるのか。
一つには、しまってしまうからという理由でアルバムを作らない人に対してはしまわないアルバムというのがあれば作らない理由はなくなります。
例えば、物理的にしまうことが不可能なもの。形状が凸凹していたり、トゲトゲだったり。これらはしまうことはできないけど、そんなアルバムは入りませんよねw
そもそもアルバムをしまってほしくないと考えているのにポージィではアルバムを箱に収めて納品しています。矛盾していますよね。そこには金額が高く高価な商品としてしまっているフォトスタジオ側の原因ではあるのですが、、、
続いて多いのが、本棚の肥やしになってしまうからと。
これに関しては「アルバム=本」という概念の影響があると考え、本であるが故に本棚にしまわれてしまう。本の形をしていなければ本棚ではなく別の場所に保管される。
例えば、飾っておけるアルバムです。カレンダーのように壁にかけて飾ることができるようなアルバムだったり、インテリアのようなおしゃれなアルバム。これらは再現性が高く可能性がありそうな感じがしました。
ただ、それらの代用品となっているのが「写真フレーム」です。フレームに関してはデータだけ購入する中にも飾っておけるからという理由で購入される方がいらっしゃいます。
同じ飾れるでもフレームと差別化をしなければなりません。

商品に込める想い


写真を撮ったらプリントしたりアルバムにするのが当たり前ではなくなった現代に、アルバムに残すという意味付が必要なのかもしれません。
そこには写真を撮って、アルバムを作って、完成品を渡すというだけでは特別な記念日にしてはあっさりしすぎているのかもしれないと思っています。これだと写真を撮り終わった段階が、気持ちのピークとなってしまっているのです。旅行に行って、おみやげを買う。そんな感覚ですね。それ自体は間違っていないと思うのですが、旅行=撮影にはなりえないのでもうひと工夫が必要なのかなと考えました。
話にでたのは、アルバムの制作過程でも体験を入れる。そうすることでお客様毎の完全オリジナル商品となり、商品に対する想い入れも変わると思います。ただ写真をみてもらうだけでなく、アルバム作成の体験も話したくなると思います。
そして、植物を絡めたアルバム。植物というのは「命」があります。その命の成長とともにアルバムも成長させていくというものです。今でも増やせるアルバムと言って、撮影毎に台紙を増やしていき成長の過程を1冊のアルバムに収める商品です。これは言い換えればアルバムの成長とも言えるのです。


とにもかくにも僕ら写真を提供する人間としては、写真を残し、写真に想いを感じ、写真を楽しんで頂きたいという想いであります!
時代は変化していきますが、その時代時代にあったものを提供できるように努力しておりますので暖かくみていてくださるとうれしいです!

それでは、また!

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