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社長note~アナウンスの仕事~

開業してから30日目。
今日が目標の30日。最後にこれからの仕事観について語ります。

アナウンスと私。


1.アナウンスとの出会い

夫の転勤に伴い、前職の証券会社を退職。
第一子を出産後富山県へ。

また金融関係の仕事に就く事も考えたが、夫からのアドバイスは、「本当にしたい事しなくていいの?」だった。
確かに、ずっと積み上げたキャリアを手放すことはなかなか勇気のいること。
結果的に人生の転機としての退職は、その背中を押すきっかけになった。

証券会社で勤務していた時、60周年記念講演の影ナレーションを任される事になった。
他の社員からの評判も良く、自分の中でも達成感がありマイクを握る仕事についてみようと決心した。

富山県では個人の社長が経営している事務所にお世話になった。
厳しい先生だったが、指導と実践の場を与えてくれた。

6か月のレッスンののち、イベントの司会や披露宴の司会を1年半で計50本ほど、また道路交通情報のラジオでのアナウンスの仕事にも縁があった。

2.日本語の美しさ

母音がはっきりしていてしっかりと整列している50音のひらがな。
さらにアクセントや鼻濁音など細かい動きを付ける事で聞く人への印象を変える。

今まで人前で話す事が好きだった私に決定的に足りない欠点があった。
それは、”大切なものを立てる事”。

大事な言葉を発する時の声の張り方、その前の強弱。
安定した腹式呼吸。

計算された抑揚が、聴衆に感動を与える。

披露宴の中でも明るく高い声や低い声でのウイスパーボイスの使い分けなど、先生からは何度も指導された。

こうした、メリハリのあるアナウンスは声を発する時の自分の気持ちにも深く影響した。
そして、こうした考えはあらゆる場面で日本の文化に根付いている事も気づかされた。

3.目指す先は

声を通して、人に思いを伝えたい。

その場の雰囲気を感じ取り、聞いて下さる人の気持ちをマイクを通して何倍にも大きくして盛り上げたい。

臨機応変に今どうすればいいのか、何をすればいいのか現場の雰囲気を察する洞察力がアナウンサーには必要だ。
Aiにはまだそれはできないと思っている。

イベントの内容に応じ、アナウンスを通じて感動を与えられる仕事を提供するのが今の目標だ。

まだまだ航海は始まったばかり!
帆をしっかり立てて前に進むのである。

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