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社長note~志布志~

開業してから18日目。まずは30日続けることから始めよう!
これまで読んだ本や経験したことを綴りながら振り返っていきます。

私の地元、志布志。


1.生まれ育った土地

私は生まれも育ちも志布志市有明町。

大学生になるまではずっとこの土地で育った。
信号機の数も少なく、広がる田園風景に囲まれて幼少期から過ごした。
いわゆる”田舎”で過ごした思春期は、テレビで流れる都会の雰囲気に憧れてはいたが、地元に対する愛着が深かった。

私の住む有明町野井倉は、知る人ぞ知る、野井倉甚兵衛さんの地元である。鹿児島特有のシラス台地(火山灰が降り積もった、痩せた水持ちの悪い土地)であるこの地に、遠く離れた水源から水を引き水路を完成させた。

戦時中という厳しい環境の中でもめげずに取り組み続けた偉大な人なのである。

2.変わらない風景と変わりゆく風景

生まれて40年経つが、ほとんど変わらない風景も多い。

そこが田舎ならではの安心感を感じさせる点と言ってもいい。
最近では高速道路も完成した事もあり、少し車を走らせると変わったな~と思わせる景色も見受けられる。

志布志港は様々な船が出入りする場所でもあり、R6年度をめどに高速道路が開通すれば、いっそう志布志の街は栄えるかもしれない。
買い物に関しては、不便な点も多いので、もう少しにぎやかになってくれると嬉しい。

同級生が帰省する際には、地元で飲むこともあるのだが、いかんせん情報が少なく、なかば冒険する気持ちで店に飛び込むこともある。
それが意外に面白かったりするので、情報の少ない田舎の探索は結構面白かったりする。

3.田舎のあり方

少子高齢化が進む中、私の実家の周辺も例にもれず若者が少なくなっている。
一方で高齢化は進んでいるが、車社会の田舎にとっては高齢になっても車が手放せない。

志布志市には”チョイソコ”というサービスがあり、登録すれば希望した時間に、指定の停留所まで送迎してくれるのである。

年齢が上がるにつれて、なかなか新しいことに取り組むのはハードルが高くなるが、若い年齢の私たちが背中を押して、住みやすい環境を整えてあげることが大事かもしれない。

実家の周りは区画整理を進める事ができ、それぞれの農地面積が大きく、また農道も広くとられているため、大型機械が入りやすくなっている。

野井倉甚兵衛さんが水路を引いてくれた土地がさらに現代に即した利便性の高い地域になっているのである。

行政サービスを活用しながら変わらぬ田園風景を守っていけるよう地元を大事にしようと思う。

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