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社長note~証券会社の仕事~

開業してから20日目。まずは30日続けることから始めよう!
これまで読んだ本や経験したことを綴りながら振り返っていきます。

社会人経験と金融知識


1.社会人として

長崎大学を卒業後、某大手証券会社に新入社員として入社した。

体育会系として有名な会社では、社内研修や支店での指導もしっかりしていて毎日緊張感があった。
もともと陸上部だったので、体育会系であった私は社風がむしろ肌に合っていて、厳しくもあったが頑張る自分が好きだった。

窓口の業務もあり、電話対応や接客対応はしっかり教わった。
ちょうど、私が入社するときに制度変更があり女性も一般職から総合職になるタイミングだった。
これからは女性も男性のように意識高く働く!といった雰囲気だった。

全国の支店から同期が集まる研修も多く、他の支店の同期と情報交換できて励みになった。

2.リーマンショックの経験

2006年入社の私は、仕事の流れがようやくわかってきて1年経った頃にサブプライムローン問題が明るみにでた。
日がたつにつれ、暗いニュースが続き、とうとう2008年の9月にリーマンブラザーズが破綻し、過去に類を見ない経済危機が訪れたのである。

朝から狼狽売りで値が付かず、と思いきや次の日は反動の買いで値が付かず、投げ売りしたい人もいればバーゲン状態で買いたい人もいて、ショックの直後はとても忙しかったことを覚えている。

私は、2006年から下がり続けた資産を保有する顧客のフォローに忙しかった。
「あなたのせいじゃないから」と励ましてくれるお客様もいたり、「ここで泣き寝入りしては、だめですよね!」と前向きなお客様もいて、未曾有の金融危機を通じて投資における心構えを学んだ気がした。

そしてもちろん、投資は必ず、余裕資金で行うものであることも。

3.社会人経験から得られたもの

私にとって8年間お世話になった経験は、他では味わえないものだった。

まず20代という若さで経験できた点はとても大きい。
失敗したり、うまくいかないこともあったが、先輩や上司が守ってくれた。そういう文化のある会社に縁があったことはありがたい。

営業の仕事は毎日不安もあったが、どうしたら話を聞いてもらえるだろう、興味を持ってもらえるだろうと相手の表情を伺い、会話術を鍛え、制約に結び付く経験ができた。

九州・四国地区の同じ職位の中で営業成績1位を取る機会もあり、自分の中でも自信がついた。
2014年に退職し、入社してから相場としては向かい風の環境だったが、金融知識や社会人としてのマナーを会社から学び、今も貴重な財産になっている。
今はもっぱら個人投資家として投資も楽しんでいる。



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