Charterhouse Records(クラブミュージックレーベル)に聞いてみた。/インタビュー028
--Charterhouse Recordsとはどのようなレーベルなのか、伺えますでしょうか?
クラブミュージックをカセットテープでリリースする、というコンセプトでレーベルを立ち上げました。レーベルをスタートさせて5年が経ちましたが、カセットテープだけでなく、レコード、CD、デジタルと様々なフォーマットで作品をリリースしています。
--なぜカセットテープだったんでしょうか?
カセットテープの温かみのある音質がクラブミュージックにマッチすると思い、カセットテープを選びました。
--どのような方が所属してますか?
UenoとMotoki Hadaの2人が所属しており、2人ともトラックメイキングやDJ、パーティーオーガナイズなどクラブフィールドで活動していたバックボーンがあります。それぞれが作曲をしたり、パーティーや動画撮影のアイデアを出してレーベルを運営しています。Uenoは最近DAW系の講師としても活動しています。
--他のレーベルや作曲家、作詞家同士でコラボはございますか?
DJやミュージシャンの方にリミックスを依頼したり、ミュージシャンの方に楽曲に参加していただいたことがあります。また、レーベル立ち上げ時からCOLDFEETのWatusiさんにCo-Produceを依頼しています。
--Charterhouse Recordsのお気に入りの曲は?
「Fall Towards The Light」です。パッドとメロ、アシッドシンセとリズム、UenoとMotoki Hadaの個性がうまく融合した1曲だと思っています。この曲は上ものに存在感があり、リズムがなくても曲として成立するなと思ったので、ビートレスヴァージョンもEPに収録しています。
--どのように製作なさったのでしょうか?
Uenoのデモを元にMotoki Hadaがアレンジをする形で進めました。最初はガラージぽくしようとボイスネタもあってBPMも130ぐらいにしてましたが、ある程度出来上がったアレンジにUenoがパッドとメロを入れたらアンビエントテクノの様な、現在の曲調に近い物になったので、その方向性で進めました。
--最新リリースした作品について伺いたいです。
Motoki Hadaの「Bold Action EP」です。3名のミュージシャン(キーボーディスト、ギタリスト、トランペッター)に参加いただきライブ感を重視した作品になってます。
--こちらはどのように製作なさったのか?
ミュージシャンとコラボしたトラックは、ベーシックとなるトラックに合わせて、好きなように演奏をしてもらい、その素材を使って編集して制作しました。素材を含むトラックの編集、制作時には、ライブ感を出すためにシンセやエフェクターなどのハード機材のパラメータをリアルタイムに動かしながら、ダブレコーティングをしています。
「Bold Action」「Infinity Cove」「Looms Over」の3曲は最終的にWatusiさんにミックスをお願いしました。
http://charterhouserecords.com/news/boldactionep/
--今後の活動予定は?
今まであまりやっていないデジタル配信のみのリリースを増やしていく予定です。
--今回はインタビューにお答えいただき、誠にありがとうございました。
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