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それでも生きている。

漠然と「ごめん」と思いながらもう何年も過ごしている。
誰に対しての謝罪なのだろうか。それはよくわからない。
ふと涙が溢れる日が続く。感受性が豊かすぎると割り切って生きている。
毎日がなんとも早い。とんでもない速度だ。
もうこんな時間か、と毎日思って同じように過ごしている。もはやループしているのではないか。あまりにも何もなさすぎる。
「平気なふりをしている人ほどつらいかもしれない」と想像するたびに、どこにも弱音は吐けなくなった。そりゃそうだ。みんな自分の人生でいっぱいいっぱい。
なのに誰かに聞いてほしくて、届けたくてこんなところにもぞもぞと愚痴を書いている。
いつになったら自己処理できるのだろうか。
「大人なのに」とまたひとつ石を積む。
「暇な奴ほど病む」という言葉を耳にした。
じゃあ私は生まれてこの方ずっと暇なんだ。暇は悪いことか。病むことはいけないのか。もうわからない。わからないふりをして、なるべく早めにどこの誰でもない人になりたいなぁ。
また他力本願で勝手に誰かが終わらせてくれないかなと罰当たりなことを思う。
みんなが何者かになれているように見えるんだ。私だけが何もないように見えるんだ。
どうしてもそこから抜け出せない。
もう大人なのに。

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