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よかった作品 ~結の12月編~

去年の1月から始めたnoteをギリギリながらも1年やり切ったということでめちゃくちゃ偉いすとろぼです。

本当は一年を通して良かったものとかを紹介したかったけれど1ヶ月前の良かった作品すら満足に紹介しきれる自信がないので潔く諦め、12月にみた良かった作品と1年間を通して買って良かったものを紹介します。よかった作品とはになりつつある。


1:村上隆「芸術起業論」

床に置いて写真撮ったらシュールになった

日本を代表するアーティストとして世界で活躍している村上隆がいかにして世界から評価される日本人アーティストになったかを、欧米の芸術構造や海外のアートの仕組み、自分のブランディングの仕方などなど熱い思考と冷静な分析力で綴っている本。
「芸術起業論」と銘打っているのでアーティストとして自分をどう見せていくかみたいな部分がコアにはありつつ、どう見せるかという主観的な視点だけでなく世界では芸術はこういうふうに見られているという客観的な見解が同じくらいに記されていて、クリエイティブを仕事としてお金をもらって生業にしていく以上は人と人とのコミュニケーション無くしてやっていくことはできず、自分の最大の魅力をどうすればロスなく他人に伝えられるのかを多角的に検証するのは大事だなと改めて感じさせられました。

デザイナーや映像作家、イラストレーター、ディレクターなどクリエイティブな環境に指一本でも触れている人間ならみんな読んでみたら面白いんじゃないかなと思います。

今年入ってから色々と大きな仕事やたくさんの仕事をやらせてもらう中で自分の実力不足を痛感することだったり、同期や周囲のクリエイターがいい作品を生み出しているのを見て自分は才能がないなと、悪い意味や諦めではなくむしろ自分の現在地点を再確認する良い意味で感じていたけれど村上隆も自身のことを才能がないだか天才ではないと書いているくらいなのでそりゃ自分もやっぱり才能はないから頑張るしかないかガハハみたいな感じで一周回って励まされた。

夜に机の上に剥き身で置くとなんか視線感じるからブックカバーするか裏にしたほうがいい。

2:topologies

topologiesというとスマホを肩からかけられるスマホストラップの印象が強いと思うけどtopologiesのトートバッグ、めっちゃ良い。
うっすい布のトートバッグとリュックしか持っていなかったので、仕事の時も遊ぶ時も使えそうなちょうどいいトートバッグが欲しいなと思って行き着いたゴール。

トートバッグ、村上隆を添えて

トートバッグを探すときに最低限欲しかったのが

  • Macbookと周辺ガジェットを入れられるサイズ感

  • 雨の日も使える素材

  • 内側に細かいものを入れられる小さめのポケット

だったけれどその三点はもちろんのこと、さらに

  • ボディとストラップの色を選べるカスタマイズ性

  • 肩掛けと手持ちに変えられるストラップ構造

  • 口部分にマグネットとチャックがついていて、口を閉めることもできる

の三点もあってマジで最高トートバッグです。

3:FlexiSpot 昇降デスク

最近はかなりメジャーになってきて一周回って流行も落ち着いた気がする昇降デスク。起きている間の90%はパソコンをカタカタしてるのでマジで買って良かった。

立って作業できるのが魅力とは言いつつ実際1日に30分くらいしか立って作業しないのであんまり便利じゃないのでは?と思われるかもだけど、「座って作業しかできないデスク」と「立って作業もできるデスク」だと全然話が違ってくるので少しでも腰の痛みを感じたことのある人は予防のために導入を検討して欲しい。

立って作業できる以外にも椅子のサイズやモニターのサイズに合わせてデスクを昇降させることができるのでそれらアイテムの購入後にアームチェアが入らないだったりモニターが低すぎるのような事故が起きづらく自分に適したポジションをチューニングできるというのと、配線作業だったり部屋の中で大きなものを開封するときのようなちょっとだけ邪魔…をなくすことができるのでそういった部分もかなりおすすめです。
自分は買いたい家具の高さにデスクの高さを揃えてサイズ感考えたりもする。

4:虫触らないで捕まえるやつ

Amazonで「虫キャッチャー」で出たやつを買ったけど似たようなのなら何でもいい気はする

虫がめちゃくちゃ苦手というわけではないけれど触りたくはない、かと言って部屋で共同生活するのも嫌だし、けど殺すのも忍びないという優しいあなたにおすすめしたい。

先端のカゴみたいな部分の底が開閉することで触らずに虫を捕獲できるアイテムがマジで優秀で地味だけどめちゃくちゃ買って良かったアイテム。
ティッシュだとうまく掴めなかったり、かと言って薄手のティッシュや素手だと虫の感触がダイレクトに伝わったり、叩いて殺すと汁が壁や床に染みたりと部屋に出た虫の対処法はなかなか難しいけれどこれなら先端で虫を捕まえてから底の部分を閉め、屋外に出て虫を解放すればいいので虫が苦手な人は本当の本当におすすめです。
小さい蜘蛛とか蟻ならこれで全部解決する。
一人暮らしに是非。

これで捕まえられない黒い光ってるやつは諦めて倒すしかない。

5:Divoom Ditoo-Pro

先日のピクセルストリートというイベントに行った際にシブチャさんに教えてもらったデバイス。
Amazonで1万円を切っていたときに買った。

機能的には液晶に自分の作ったドット絵を表示させることができたり時間を表示できたりスピーカーとマイクになったり、LINEやDiscordの通知を飛ばせたりと、正直ドット絵を流せる可愛いデバイスくらいの認識で買ったので想像以上の多機能さで大満足のアイテムでした。

光って可愛い

6:ミドグラ展示「 MIDNIGHT MISSION」

壁に貼ってあるものから床に置いてあるものまで何から何まで可愛かった

12月に池袋のPARCOでやっていたMidnight Grand Orchestra Exhibitionの展示
「 MIDNIGHT MISSION」
今は広島PARCOでやっているらしい。

アルバムの楽曲それぞれに合わせて作られた世界観を楽しみながら進んでいく展示で、楽曲によって変わる多種多様な世界観が楽曲と展示のお互いを引き立てる2nd Albumリリース記念展覧会としてピッタリすぎる目と耳が楽しい素敵な展示。
楽曲やアーティスト等々への愛とこだわりを随所に感じる展示で音楽に関わるデザインをしている身として、ここまで楽曲を愛せているか、最大限の表現を突き詰められているかを問いただされるような背筋の伸びる機会で見にいくことができて本当によかったです。

グッズも可愛すぎて色々買った。
ジップタイと靴紐はスニーカーにつけるために2つずつ買ってあいそうなスニーカーを探し中。

7:NIGHT HIKE

12/10に開催されたネットカルチャーから生まれた音楽・イラスト・映像が一堂に会すミュージックアートフェス『NIGHT HIKE』の第2回。
前回は招待をもらったりたおさんの金魚のフンとして参加したけど今回は光栄なことに自分も招待をもらえたのでデカい顔して参加してきました。

1階がイラストレーターのライブドローイングやクリエイターの座談会のようなイベント、2階と3階がDJブースになっていて自由に出入りできる仕組みでフラフラと好きな階を行ったり来たりできるのがすごい楽しい。
所謂「ネットカルチャー」という言葉を近年さまざまな場面で聞くようになり自分もさまざまな場面でその言葉を発している一人ではあるけれど、インターネット上に乱雑に広がっているコンテンツ全てを総称してはいるものの、具体的には何?と聞かれるとうまいこと答えられないようなファジーさがあったネットカルチャーという言葉に対して真摯に向き合い要素を因数分解した上で表面上ではない「ネットカルチャーを盛り上げるぞ!」という意志の感じられる、楽しいだけじゃなくやる気ももらえるような楽しいイベントです。
第3回も4月にあるらしい。行きたい。

8:コミケ103

年末に開催されたコミケ、2日間とも参加して人がえげつないくらいいて大変だったけどたくさん本が買えて楽しかった。
仕事や依頼じゃないからこそそれぞれのやりたいことや好きなものをダイレクトに感じることができ、作品というか愛を買っている気がする。
自分も参加して〜
買ったもの👇

神椿のブースも行ったけれど大文字と小文字を間違えたせいでかなりギリギリになってしまい、もう帰っちゃっている人もいたのが悔やまれる。
りたおさんサイン書いてて面白かった。

罠にかかったとき

沢山の方が神椿の本やグッズを出してくれていて、自分が携わっているコンテンツは沢山の人に愛されているんだなとコミケを通して直接肌で感じることができて行ってめっちゃよかったです。
X Twitter上で感じられることはあるけれどやっぱりライブとかコミケみたいな直接見るのも大事だよねという

9:最近のお仕事

V.W.Pの新曲「感情」のタイトル、リリックデザイン。

監督にA4Aの玲架さん、リリックモーションはflapper3のNyuさんと日頃からお世話になっているお二人と一緒できた案件。
ライブ以外で一緒のクレジットに載れたのは初めてな気がするから嬉しい案件でした。この二人だとリリックデザインをににぎにやらせたかった気持ちもある。

ラップパートはリリックメインでの構成にしたいということでアーティストごとに書体や雰囲気を変えてそれぞれが順に殴ってくるような構成で作ったけれど、普段ライブ演出などリリックデザインを多くやっていたおかげで面白い演出ができたかなと思うのでお気に入りです。
あとモーションをつけてくれたNyuさんが上手すぎてひっくり返った。最後に一緒に仕事したのは1年前の花譜武道館だったので、そこの時点からさらにこんなにも明確に上手くなるのかと驚いてひっくり返った。flapper3の人達は過度な主張はしないのに洗練された仕事をするイメージなのでいつもかっこいいなと思う。

監督が普段から仲良くしてくれている玲架さんということもあって、指示には従いつつも遠慮せずに自分がいいと思えることをできたかなと思うMVになりました。
是非。

10:今年のお仕事

2023に制作した歌ってみたのロゴ

せっかく年内最後の12月編だったので振り返り的なことをしようと思って2023年に作った存流明透二人の歌ってみたロゴを集めた。数が多くてイラストが見づらくなって申し訳ないです。
仕事というよりはある種ルーチンワークのようなものになっていたので全然苦ではなかったけれど振り返るとめちゃくちゃ作ってるなとびっくりしました。

歌声とイラストのビジュアルだけで曲の解釈、イメージはかなり強固なものになっているのでそこに自分の解釈を盛り込むというよりは両者の解釈の隙間を埋めるチューニングのような感じで毎回制作しており、歌ってみたとは言いつつも原曲の構図を丸々踏襲したイラストはなく全てイラストレーターさんが自分で楽曲の解釈をして生み出してくれているイラストなので自分も原曲のロゴに合わせるのはやめようと気を使いつつ、かと言ってオリジナル曲ではないのでやりすぎない絶妙なラインを毎回狙う制作でした。

「会いたいわ」の胸元や「色彩」のヘソのようなややセンシティブな箇所を文字で隠したりトリミングで見えづらくしている時は保護者の気持ちになっていた。

たくさん素敵な歌を歌ってくれる二人や原曲を作ってくれている方々、最高イラストを描いてくださるイラストレーターさんなどなど沢山の人のお陰でできている仕事で改めて2023年ありがとうございました。


1年間続ける前は毎月書き続けていたら1年後には文章力が上がっているかなと思ったけれど全然そんなことなかったです。
今後も続けるのかはわからないけれど何か機会があったらやりたし

自己満足でやっていたので何人見てくれているかはわからないけど意外とちらほらと見てくれている人がおり、そう言った人のおかげで1年間続けることができました。
感謝!!!!🦭🦭🦭🦭

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