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南武支線・鶴見線の“ゆく列車くる列車”を楽しむプチ鉄旅
皆様、あけましておめでとうございます(今更)!
早速新年の話題にしたかったのですが、今回は昨2023年の僕の“乗り納め”の旅です。新年が始まったばかりだと言うのに納めのお話で恐縮ですが、ぜひご覧くださいませ。
2023年下半期の鉄道に関する話題といえば色々あるでしょうが、首都圏では2つの隣り合う路線でそれぞれ変革が起きましたね。
南武支線では新潟からきた中古車・E127系が、そしてお隣の鶴見線では新しいE131系がデビューし、両線ともそれまで使われていた205系が引退することとなりました。
これにより首都圏、というか関東では205系が一つも走らなくなる状態になったのです(JRのみ)!
こんな日が来るとは思わなかったぞ〜泣!!!
てな訳で年末の最中、南武支線の「新しい列車」と鶴見線の「いなくなる列車」に乗る旅、題して“ゆく列車くる列車の旅”へと出かけました。
※“ゆく列車くる列車”は◯HKの年末番組をオマージュしたものです
※執筆中の元日、新潟をはじめとした北陸地方を大地震が襲いました。被害に遭われた方々には深く御見舞い申し上げます。
正午過ぎ、僕を乗せた南武“本”線普通列車は始発・川崎駅を出発。南武支線との分岐駅である尻手駅での接続は僅か1分。対面乗り換えとはいえ、写真を撮っておきたかったので乗り継げるか少し不安でした。Rさんなら「心配性」と小馬鹿にするでしょう。
結論、余裕でした。僕は心配性ですね(棒読み)。
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新潟からやってきた、都心にはまずいないタイプの列車ですので違和感100%。これが新しい南武支線の顔です!
今どき首都圏ではもう見ない3ドア車。運転台はワンマン運転仕様の名残りがあったりと異国感満載です。
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途中駅たった3駅の短距離線なので、流石にトイレは使えません。だったら外して座席にすればいいのに。
昼間ということもあり、乗客は少なめ。頑張れば全員座席に座れる程度でした。3ドアなのでベンチ一つあたりの座席の数が多いのが特徴。ガラガラ、そして路線は単線。ますますローカル線色が強くなった感じがします。
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気がつけば終着・浜川崎駅に到着していました。周りに遅れてホームに降ります。
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こんな異国の地で走るとは思ってもみなかったことでしょう。首都圏とはいえ、隅の辺鄙なところにいながらも頑張っています。
新潟の方はもちろん、長野や東北の方々も、都会の生活でのストレスでしんどいなと思った時はぜひこのE127系を思い出して下さい。
「私たちにはE127系がいる!」
きっと元気をもらえるはずです(知らんけど)!
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さあ、お次は鶴見線の205系に乗車します!
しれっと改札外に出ていますが、南武支線の浜川崎駅と鶴見線の浜川崎駅は道路一本隔てて離れています。ですので乗り継ぎ客は改札をせずに外に出ることが許されているのです。
鶴見線ホームに着くとすぐに列車到着の表示が。ナイスタイミングです。
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関東を走る205系はこれが最後。小さい頃から横浜線や武蔵野線の205系を見て育ってきたので、一際寂しく感じます。
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E127系の座席について言及するのを忘れていましたが、E127系の座席はやや硬めでした。対して205系の座席は昔ながらのバネでとても柔らかい極楽仕様。思わず何度も「ドスン」と尻もちをしてしまいます(笑)。
数分停車したのち発車。鶴見の工業地帯を走り抜けます。
鶴見線の駅には変わった名前のものがいくつかあります。「国道」「安善」「浅野」などなど。
面白い名前ですが、その由来はとっても単純。
「国道」→国道15号線沿い
「安善」→安田財閥・安田善次郎の「安」と「善」
「浅野」→浅野財閥の創始者で鶴見臨港鉄道の設立者・浅野総一郎から
そんな単純で面白い駅に停まっていき、終着の鶴見駅を目指します。
途中、鶴見線と南武支線の車両を収容する車両センター沿いを走行。引退する両線の205系、そしてデビューしたてのE131系の姿も見られました。
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こうして列車は鶴見駅に到着。名残惜しいですが、ここで205系ともお別れです。お別れついでに、柔らかいシートに一つ「ドスン」と尻もち。
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後になって知ったのですが、この車両は昔山手線の中間車として使われていて、それを改造して走らせていたのです。車両に歴史あり。
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折り返し浜川崎行きとなるこの列車を見送ります。グワングワンとモーターを唸らせながら、205系は鶴見駅をあとにしました。
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これにて今回の旅はおしまい。新しい南武支線と鶴見線に期待しましょう!!
それではまた。
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