初心者のラケット選び 其の3ジュニア編
ジュニアラケットってありますよね、一般のラケットより少し短いラケット。カタログ表示だと26インチだの25インチだのとインチで記載されています。
今回は、これらのラケットを購入する際、どの様な基準でラケットを選ぶのかをお伝えしますね。
テニスコートに立つ時、バドミントンコートに立つ時、指導者・スクールのコーチ等からあれやこれや言われて困惑してまい、どれを選んで良いのか分からないと僕のショップにも多数ご相談の連絡が入ります。
基準はラケットを持って地面から◯センチの所にラケットヘッドがあり、地面に接触しないとか言われています。
この様な指示・アドバイスは一切無視して下さい。
100%間違いです。
ラケットが地面に接触してても全く構いません。
そして◯gのラケットを使えなどと言う指示も一切無視して下さいね。
テニスのジュニア選手の場合はカテゴリー別でボールが異なりますが小学生の高学年になれば一般球で試合を行います。成長なんて言うものは個人差があるのは当然の事で、それなのに身長が低いからと短いラケットを使用してプレーしたところで何の利点もありません。
下学年・中学年の場合でも、力のない子もいればパワーみなぎってる子もいます。
どのタイミングで身長が伸びたり、体重が増えたりするのかをまるで予測をしていない状態でのラケット選びほど無駄な事はありません。
目の前の現状にスポットを当て過ぎています。これはコーチ・指導者から販促(反則)行為ですのでご注意ください。
以前こんな質問を受けました。
「来年度から小学5年生ですが、身長が低い為、コーチから長さ26インチのラケット購入を勧められましたが鷹史氏はどう思われますか?」と。
もちろんNOですよね。
この相談を受けたのが年度末に近い2月です。
これらの販促行為は自分自身の利益目的でしかなく、使う側の気持ちが一切考慮されていません。小学5年生ともなれば一般球での試合なので
仮にこの時に26インチのラケットを購入していたら…。
恐らくそのコーチはゴルデンウィーク明けには新しいラケット勧めてくるでしょうね。
そうなれば2月に購入したラケットはたった数ヶ月しか使えません。
典型的な銭失いのパターンです。
ジュニア選手の場合のラケット購入は、コーチの助言よりも本人と保護者が話し合いをして、今後どの様な選手になりたいのかを念頭においてラケットを選んで下さい。
これから力がついてくる子に対して軽いラケットは必要ありません。
考えても見てください。長さ形は違えど、
水の入った500mlのペットボトルよりもラケットって軽いんですよ。
これからスポーツを取り組もうと考えている方で中身の入った500mlのペットボトルを持つことが出来ない人っていますか?
今の時代、ちょっと経験しただけで直ちに試合に出ろだとか試合にエントリーしろとか言ってるスクールばかりなのに、500mlのペットボトルを振り回す事が出来ないのであれば試合なんか出来っこないじゃないですか。
僕はペットボトルを持つことの出来ない方でテニス・バトミントンをされてる方を生まれて一度も見たことがありません。
ジュニアの方の場合、少々重いラケットを持たせて筋量を上げていく方を優先すべきです。
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