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円安の状況下でフランス旅行を安くする方法

最近TVを捨てたいと思うようになった。すでにSNSの大部分は捨てている。
なぜなら、同じ内容のニュースや人の前頭葉を刺激しやすいものばかりを繰り返しているから。それで人の怒りや嫉妬を生み出すことでお金を稼いでる放送。また、SNSでは身元を隠せるからといって名誉毀損たる不法行為を繰り返す多数人。
脳は基本的にネガティブな思考をするという。そのほうが、人間は生きる上で安全だからだ。だからそういう人間の機能を悪用して、お金を稼いでいる人がたくさんいると思う。
それにのっかることはあまり有益には思えない。頭が過敏な症状になることばかりで、大麻より多分やばいと個人的には思う。

ここ何年か、円安のことが何度もニュースになり、日本人が「海外旅行になんていけない」みたいな内容のことが重ねて取り上げられるようになった。
正直、このようなニュースも上記のようなビジネスに乗せられているのではないかと思う。なぜなら、私自身が海外旅行に行くと言った時の人の反応が以前とは全然違ったから。
「円安だから、いけない」
そういうことを本当によく聞いた。でも本当に円安だからいけないのか?頭にブレーキがかけられているだけなのではないか?
そもそもユーロ圏は昔から円安だ。基本的に高い。1€=130円の時代にヨーロッパを楽しんでいた人たちが1€=160円で途端に「行けない」となるのはちょっと不思議なのだ。
報道を信じて本当に海外旅行を行くことを断念している人が結構いるんじゃないかと思う。ある意味、プロパガンダなのかもとぞっとすることがあった。

私は旅行はするべきだと思う。
たかが旅行といえるか?言えないと思う。私は海外で働いたこともあるけど、働いた時に得られるものと旅行で得られるものは全く違う。
海外で働くのは日本とあんまり変わらないこともある。キャリアとか競争とか成功体験や日本で得られない技術の上昇を通してドーパミンを出して幸福になる。
旅行の方は、ドーパミンではない幸福感を感じると思う。単純に健康になれる、健全になれる、心が開く、そういう喜びがある。そう信じている。

とはいえ円安は事実なので、その最中でどう安く旅行できるか、個人的な案を出したい。特に1€=160円のフランスについてさくっと。

エアチケットはちゃんとお手頃か確認

そもそも航空券が高くなっている。10年前と比べてもどんなに頑張っても一人2〜3万円は高くなっている。
個人的にはSkyscannerがやはり一番安い。渡航二ヶ月前くらいには確認するとよい。あまりにも先&直前は高い。2ヶ月〜2.5ヶ月前の購入がいいと思う。
次に、利用する空港によって高い航空券しかないところがある。
まず近辺の飛行場など全体をみて一番安いものを選んだほうがいい。
フランス国内と周辺国ではLCCが発達している。バス、鉄道、飛行機、Car pooling(車に有料で乗せてもらう)などいろんな手段がある。そのため目的地にいきたいがために目的地までのチケットを買う必要がないことがある。
特に、南仏に旅行に行きたい人などはそこは考えたほうがいい。
たとえばニース到着のエアチケットは高いことが多い。逆にマルセイユは安いものが多い。そしてパリ到着にしても、LCCをつかって移動してしまえばよいこともある。ただし、移動のためにパリで1泊してしまうととんでもなく高いので、そこはあまりにももったいなく、気をつけたほうがいい。

また、旅程と照らし合わせた上で、往復を買うほうが交通費が合理的か、それとも片道を買って、到着と出発をことなく空港にしたほうが合理的かは考えたほうが良い。

たとえば、周辺国→フランスという組み合わせで行きたい時は、
周辺国に到着、LCCなど安い飛行機でフランスに移動、フランスから帰国
のほうがお得な時がある。フランスに飛ぶ飛行機は安いもので30€くらい。
とんでもなく安いときがあるのだ。

もっとも、旅の目的地をパリにしない人は、移動のためにパリで宿泊するのは本当に避けたい。重要なので2回書きたい。これまでの苦労が水の泡と化すくらい宿泊費が高いから。パリでゆっくりしたい人はアパルトマン、ホテルは・・高い古い臭いということもよくあるのでほんとに考えものだ。

そもそもパリに行かないことにする

パリは本当に高い上、ちゃんと土地をしらないと割安なものを見つけづらいと思う。円安の間はフランスの地方でゆっくり過ごすことも大きな節約につながる。
東京と同様、お金があれば楽しいのが首都・・・。
また、オペラも高いし、キャンセル待ちも多く、結局旅程と合わなくなって行けないことも多くなってしまう。
地方で見るオペラも格別。のんびりと街の人々やバカンス中のフランス人、イギリス人等さまざまな人あつまって鑑賞する時間はとても楽しい。

現地でSIM調達

SIMを現地のものにするのは基本中の基本。SIMフリー携帯が日本でも普及するようになったのでこれを使わない手はない。

公共交通機関から近い場所に泊まる

安い交通機関で宿付近に到着する場合、深夜であることも多い。また、安い公共機関で宿を離れる場合も早朝であることが多い。タクシーは高額だし、UberやBoltも普通に高い。したがって、メトロやバスがすぐ近くにある場所を選ぶとそういった高い乗り物がいらなくなる。

ホテルに泊まらない


ホテルに頼ってしまうと何かとお金がかかるし不便。
宿泊検索サイトやAirbnb等でアパルトマンを借りてしまうことを強く薦める。
外食がとにかく高いのだ。ランチでも10€〜が多い。ケバブであればもうちょっと安い。それでも払いたいと思えない。
したがって、アパルトマンで自炊することがおすすめ。
公共交通機関だけでなく、徒歩圏内にスーパーがあればもっとよい。
バター 3€〜
牛乳 1〜3€ 
ハムやパテ、テリーヌなどをモノプリのお惣菜屋さんで切ってもらう 一食1〜2€
シュークルート(ザワークラウト)モノプリの惣菜屋さんで小さく測ってもらう 1食〜2食で80セントくらい
ちょっと良い缶詰食(鴨肉と豆の煮込みなど) 三人分で 5.7€ほど
バゲット 1€くらい
パン屋さんのお惣菜パン(キッシュやピサラディエール、ソーセージロールなど) 2€〜3€
100%フルーツジュース(フランプリとかで買う、ちょっといいやつ) 3.5€
肉などが入っているパスタソース 3€〜
いわし 250g で1€



どうだろう?ぶっちゃけ日本と変わらないと思う。というかものによっては、日本で買うよりずっと安いものもある。スーパーのザワークラウトやテリーヌなどだ。しかも美味しい。ほかはカルディや成城石井より安いくらいだと思う。あと、漁港や野菜市場があればそこでかうと激安だったりもする。イワシは安すぎてびっくり。

ヨーロッパ旅行で一番コスパが悪いのは外食。ここをセーブすればどうにかなると思う。

ちなみにスーパーや街のお店で揃えた食料で豪華な朝食ができる。
アパルトマンにはネスプレッソがついていることも多く、エスプレッソまで淹れた。

・パン
・ブルターニュの有塩バター
・好きなジャム・ペースト・肉類
・フルーツジュース(パッションフルーツとパイナップル)
・ギリシャヨーグルト
・パスチャライズド牛乳
・ハーブティー
・エスプレッソorカフェオレ

と豪華な朝ごはんを毎朝楽しんだ。
乳製品やパン類は日本とは比べ物にならないくらい美味しい(ただし、牛乳については生活クラブのほうが正直美味しかった)

なお肉類については、エシカルな生産にこだわったお肉のみを売っているお肉屋さんもあるので、そういうものに興味がある人はフランス人に聞いてみるか、ググると出る。やっぱり美味しいし、お肉屋さんでお肉を買うのもフランスの楽しみの一つ。ぜひとも。

また洗濯ができないこともホテルでのストレスの一つ。
ホテルであれば、コインランドリーへ。
アパルトマンであれば、自宅でのんびり洗濯もできる。

ちなみに若かりし頃は、コインランドリーで友達を作ったりもした。
コインランドリーにはそういう楽しみはあったかも。でも、アパルトマンのほうがずっと楽。


昼ごはんは手作りのサンドイッチで十分

フランスの子供が遠足に来ている様子や、フランス人の観光客がハイキングに来る様子をみていると、素朴な人は大抵サンドイッチを調達する。
パン屋で安いサンドイッチを買うのもいいし、もっと安いの自分で作ること。
ライ麦パンなどを買っておいて、ソシソン(サラミより赤みの多い乾燥保存食。美味しい。 1本8€〜30€までバラエティがある)、バター、タプナード、サラダ菜を挟めば立派なソーセージの完成。
仕事する必要もないせっかくの旅行。アパルトマンでの朝食と同時に作ってしまおう。

せっかくのディナーは最後の夜に

とはいえ、極貧バックパック旅行でない人としては、せっかくフランスにきたのだから星一つくらいついたレストランにも行きたいと思う。
その場合は、最後の日に一度だけ美味しいところにいけば十分だと思う。
それまでは、google mapやtrip advisorの情報、または散策などで情報収集して、どこでたべようか考え続けるのもとても楽しい。
私はせっかくなので、足を運んで予約に行った。いい席を確保してもらって、最後の夜は一人50ユーロ〜70ユーロで食べた。
それなりに高級料理だったので、そのくらいしただけ。普通のディナーはもっと安いし、普通のレストランなら20€代でも普通に楽しめる。

どうしても外食するときはgoogle mapを駆使する

最近は絞り込みができて予算が出ているところも多い。なんとなく歩いて決めるより、街であるなら調べながら辿り着いた方が良い。
その意味でSIM調達は必須かも。


オペラ、クラシック音楽は激安席もある

バレエで激安席は、バレエをやっている人としては眼が悪ければ本当に辛い。
しかし、オペラやクラシック音楽であれば、舞台を凝視せずとも聴覚で楽しめることがたくさんある。
後ろの方の席は14€程度で購入できるので、前列で見たいなどのこだわりがない場合はそういう席でよい。フランス人も頻繁にオペラに通ってそうな人は後ろで見て楽しんでいる。あとフリースタイル感がすごいので、とても気楽。

トイレットパーパーやティッシュ類は日本から持っていく

かつては少しでも荷物を軽くするために、現地で調達できるものは現地で!という考えが強かったが、今は逆。
日本のほうが安く手に入るものは積極的に持っていくべき。
たとえば上記の紙類。
あと、ワセリンなども地味に高いので、ドンキで激安なのは世界で一番安いくらいに考えて買っておくのがおすすめ。
ちなみに物価が格段に安いモロッコでも、このような製品は日本より高く、かつ品質はとても悪かった。

美術館には・・・?

完全に趣味の問題だが、やることがなくて美術館に行く人がいるが意外に多い上に、美術展については日本ではまじでいくらでも素晴らしいイベントがある。
絵画のほうからやってきてくれるからだ。
オペラやバレエもそうだが、これらはフランスのほうが確実に安い。しかし美術館はどうなんだろうか・・・
そのため、なんでもかんでも入場料のかかる美術館等にやることがないから無闇に行ってしまうとちょっともったいない。
もちろん美術館にこだわりのある人は行くべきだとおもう。
面白い絵画とかは日曜のマーケットでもたくさん発見できるので、掘り出し物探しの旅に出るほうが面白いかも。


という案がいくつか考えられた。
ちょっとの工夫でヨーロッパ旅行はやすくなると思う。
ツアーにしてしまうと悲劇的に高いと思うから、それなりの試行錯誤、コミュニケーション力、語学能力を駆使すれば絶対に安い上にものすごいまなびになるとおもった。

語学能力とコミュニケーション力は同じではないと思う。語学ができてもコミュニケーション力がなければいろんな発見ができないし、語学ができなくてもコミュニケーション力があれば素晴らしい経験になると思う。

以上備忘録も兼ねて。



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