定期的にVALORANTで話題になる「ブースト」について


今回はこのnoteの趣旨とは若干違う話になってしまうのですが
活動者なら「気を付けなければいけない」部分である事には違いないので触れさせてもらいます。

そもそも「ブースト」とは何かという話ですが
今回に限らず過去にも同じような炎上があった「VALORANT」というゲームでは
表記上のランクの他にも内部レートが存在していて、この内部レートは個人の戦績や勝敗を元に計算されるとされています
同社が開発しているLOLにおいて運営の方がこのような回答をしていた事があります。

MMR ブースティングをしても、誰の害にもならないと思われがちですが、ゲームや他のプレイヤーに多大な悪影響を及ぼす可能性があります。
「同等のスキルレベルを持つプレイヤーを適切なランクに配置するように設計されています。MMR が不自然に上昇したプレイヤーが、新しいランクでランク戦をプレイすると、ほとんどの場合プレイヤー間のスキルレベルに誤差が生じます。自分より高い MMR を持つプレイヤーのレベルに達していなければ、そのゲームに関わるすべてのプレイヤーが不快な思いをすることになります。」
※一部抜粋

要するに他人に上げてもらったランクで戦ったらそのランクに見合った実力がないので他の味方に迷惑がかかるよねという話です。

今回問題になっているのはとある女性配信者がプロ含む自分よりランクが高いプレイヤーと5人パーティーでコンペティティブを回していた。という事ですね。
VALORANTはソロ、デュオ、トリオ、フルパーティー(5人)でランクを回す事が可能でソロ、デュオ、トリオは組めるランク差に制限があります
フルパーティーはランク差があっても組む事が可能で、問題になってるパーティーの一番ランクが高い方を参照とするとフルパだから組めたメンバーという事になります
実際にフルパを組むと増減するランクポイントに制限がかかったり
マッチメイキング自体は5人の平均ランクを参照するとされているので
メンバー間のランクに差があると下の方は自分よりランクの高いプレイヤーと対戦することになり
実際に件の画像でもダイヤの女性配信者が平均レートイモータル(ダイヤより2ティア上)の相手と対戦しているのがわかります。

では果たしてこれがブースティングにあたるのかと言われると一言微妙と言わざるを得ないんですよね
仕組みとしてレート差があるフルパは許容されている状態でもあり、件の画像だけを見る限りはその場にいたプロプレイヤーが意図的にマッチングのレートを下げる為にサブアカウントを用いている様子もありません
しかしプロ複数名と一緒にコンペティティブを回したら誰でも勝てるんじゃない?という意見もごもっともだと思います。
ただダイヤのプレイヤーからしたらイモータルと戦うのは当たり前ですが楽ではありません。女性配信者だったのが炎上が加速してしまった要因なのかなと考えてます。

過去に同社のゲームでブースティングが判明した件は
LOLの公式配信で実況を担当している方、某企業所属のVtuberの方2名も
相手方がサブアカウントを用いており「ランク」を回していたのが問題になりました。
この3名に関してはその後謹慎を挟んで現在活動をされていて、うち2名は同社のゲームから公式に仕事を受けている立場でもあります
なぜ引き続き公式の仕事を受けれているのかというのは一つ疑問になってしまう点ではありますが、件とは関係ないので掘り下げません。


このような炎上はもちろん当事者が明確にやらかしてしまった物もありますが
人間誰しもがするミス程度の話を大きくされるような事も増えてきているのが現実です。
件から学ぶ事といえば受け取り手次第でどう思われるかが明確に分かれてしまうような可能性があったので、活動者として「疑わしい事をしない」に尽きるのではないでしょうか。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?