座右の銘ならぬ❝座右の曲❞が決まった話【『さなのばくたん。-王国からの招待状-』3/7感想】
今年もnoteを書く時期になりました。
お久しぶりです。野良さぶれです。
つい先日『さなのばくたん。 -王国からの招待状- Powered by mouse』を見るために、再びラ・チッタデッラへ行ってきました。
現地は『さなやひハロウィン』から数えて3回目の参加ですが、今回もめちゃくちゃ楽しい時間を過ごさせていただきました!
しかも今年は『Vの宴2024 feat.さなのばくたん。』『名取と行く! 那須どうぶつ王国日帰りバスツアー』にも参加したので、
滞在中、名取を見ない日はなかった
といっても過言じゃありません。
これまで縁のなかったクラブイベントや、川崎から遠く離れた那須高原の動物園に行ったのも全部名取さな関連。推し、存在がデカすぎるな?
これだけ最高の時間を過ごして「楽しかった!」の一言で終わらせるのは勿体ないので、同志のレポを楽しみにしつつ、私もこの日の出来事を残しておきます。
が!
3日間のメモをすべて書き出したらものすごい文章量になってしまったので、この記事では『ばくたん。』当日の出来事を書くことにします。
(そうしないと完成が4月になりそうなので…許してくれ…)
3月7日、『ばくたん。』当日。
今年も遠足前日のガキみたいな状態だったので、移動中しか寝ていませんが、行きの電車を一本乗り過ごした以外は何事もなくラ・チッタデッラに到着しました。(目の前で電車を逃した時はもうダメかと思った)
イベント開催日だけでなく、バスツアーに参加した時も立ち寄ったので、チッタに来るのは今回で4度目。
これだけ何度も来ていたら、さすがにもう迷いません。
天気は晴れ時々くもり。
数日前は雨の予報でしたが、当日は良い感じに晴れてくれました。
今のところイベントの日はいつも晴れてるらしい 晴れ女さんだ…
◆いつもと違う館内BGM
チッタに入って一番最初に驚かされたのは館内BGM。
いつもはチッタの雰囲気に合ったおしゃれな曲が流れていますが、今回は名取の楽曲が常に流れていました。さらに毎時37分には専用のアナウンスも流れる特別仕様。芸が細かい
毎年『さな歩き』や『さなのばくたん。レストラン』など、チッタ全体を使ったコラボが行われ「街全体で名取の誕生日をお祝いしている」という感じでしたが、今年はそれがより強く表れていて移動中も楽しかったです。
ちなみに、私が到着した時に流れていたのは『だじゃれくりえいしょん』でした。お洒落な街に帰ってきたと思ったらだじゃれで迎えられる状況、何?
◆人捌きのプロを見たコラボレストラン
今年のさな歩きスポットを探したり、さなぬい合成で遊んでいるとあっという間に営業時間になったので、早速コラボレストランの1つである『Amici』へ向かいました。しかし、並んで間もなく整理券配布。
それもそのはず、今回はチネチッタ全館を貸し切っての大規模イベントだったため、現地せんせえの数も例年以上。私がいた場所からはAmiciの他に『ヒルバレー』『ELOISE's Cafe』が見えましたが、どこも最初から大行列でした。せんせえってこんなに実在するんだ(n回目)
去年のドンキコラボや、那須どうぶつ王国とのコラボもそうでしたが、コラボ先でたくさんの同志を見る度に、推しの人気を実感させられます。
最初に書いた通り、今年は『なすど』と『後夜祭』にも参加する都合で3泊する予定だったので(今日入れなかったら明日以降に行けばいいかー)
くらいに考えていたのですが、気づけば手元には2枚の整理券とヒルバレーの紙袋が。いつの間に…
⇧はあまりの早さに驚いて当日残したメモの一部。やっぱり早い!
まだメニューを食べてないとはいえ、OPENからおよそ20分で4店舗目に並べるとは思いませんでした。
去年もあまり待った記憶はありませんが、今年はレジがキャッシュと現金の2台体制だったり、イートインかテイクアウトで列が分かれているなど、人が増えた分、お店の対応が効率的でさらに回転が早くなったように感じました。おかげで余裕を持ってまわれました。店舗様、スタッフ様に感謝…
この日は⇧の4店舗に行きました。どのメニューも美味しかった…!
その内の1つ『食炒音』店内では、さなちゃんねるの配信や動画が流れていたのですが、『おしりぷり音頭』の振付動画が流れると、恐らくランチ中だったであろう一般のお客さん達が勢いよく画面の方を振り向いていたのがかなり良かったです。そら驚くよな…
◆不安と心配の会場入り
16:30、入場開始。
いつもより1時間も早かったので、少し休んでから会場へ行く予定でしたが、ワケあってすぐ向かうことにしました。
フラスタの連絡が来ていなかったのです。
必要な荷物をまとめてすぐ会場へ。手紙やプレゼントを忘れず渡して、逸る気持ちを抑えながらフロアを見てまわると…
あ り ま し た
フロア奥、大きいフラスタが並ぶ中しっかりと存在を主張していました。
も~~~ビックリさせんなよマジで~~~!!!
探してくださった方も大変助かりました… ありがとうございました!
心配事も解消されたので、開演までフロアを探索。
今年もパロディポスターや消毒シリーズ、そしてBIGLOVEの塊であるフラスタ・楽屋花がたくさん見られました。
特にフラスタ・楽屋花はフロアの端から端まで並ぶほど数が多く、さらにクオリティも高いので、毎年現地へ行く度に感動します。
その中でも特に良い!と思ったのは名取のイラストパネル。
今年の『ばくたん。』は、新衣装が当日までほとんどシークレットだったのですが、現地では探偵姿の名取がちらほら。なんと〈各々がイメージする探偵パネル〉が飾られていたのです。
たまにお披露目配信とかで見る新衣装予想みたいで素敵…!
ひとしきり撮影した後、いよいよスクリーンへ。今年はCINE12にいました。
中に入って最初に聞いたのは、名取の声…ではなくデカい爆発音。何事!?
その正体は、毎年演出がすごく凝っている「お願いと注意事項」。
今年の『ばくたん。』は探偵がテーマということで、謎(注意事項)を解き明かす構成になっていました。内容はいつもとほぼ同じですが、BGMや背景、探偵さんと思われるクールなナレーションがかっこいい
そして今回は浴衣姿の名取も登場。
浴衣名取はKV・グッズのどちらにもいなかったので、主役の探偵さんよりシークレットだったのでは…?夏祭り以外で会えると思わず嬉しかったです。
そして最後に爆発。最初に聞いたのはこのシーンでした。
ちなみにこの注意事項、開演まで定期的に流れて、その度に爆発します。
もう探偵じゃなくてボン◯ーマンだろ
そんな過酷な状況を乗り越え、遂に『ばくたん。』開演です!
『さなのばくたん。』開演
◇声出し練習
最初にステージに現れたのは、普段見ている名取とは別次元の王(本物)こと さなちゃんねる王。宴を始める前にコール&レスポンスの練習をさせてくれました。
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
違ったらしい。でも「はーい」なんてチャット欄でも滅多に見ないし…
この後は『エッビーナースデイ』のコール&レスポンスをしたり、いつもやってきたやり取り(無料パート終了、草のペンライト)で場を和ませてくれました。さすが王
今回「初の声出し解禁」であり、私自身も初めての声出しイベントだったので、この時まで声出しする自分が全く想像できなかったのですが〈練習時間をつくってくれた王〉と〈率先して声を出すせんせえ方〉のおかげで自然に声出しできました。
◇OP
練習が終わると、王の掛け声と共にOPが流れました。
ワクワクする演出でいつも盛り上げてくれるのですが、今年は探偵要素も加わってお洒落&カッコよかった!!
全体的にカクッとしたアニメーションすき
文字もカートゥーン?海外アニメっぽくて良
このシーン、見覚えのあるタイトルが入ってて面白かったです。
特に⇧は一瞬映っただけなのに何が元ネタかすぐ気づけました。
数コマ見せただけで何の作品か伝わるの、元作品の偉大さが分かってすごい
◇01.エッビーナースデイ
最初の曲は、先ほど練習をした『エッビーナースデイ』。
『ばくたん。』では毎年1・2番目に歌われている盛り上げ担当です。
Hi Hi な・と・り!Hi Hi インターネット!
数分前の不安はどこへやら、最初から全力でコールしていました。
外で大声を出すのは数年ぶりでしたが、練習のおかげでオタクの喉は調子を取り戻したらしいです。
そして振付!序盤の(Hi Hi インターネット!)の動き⇧で「もしや?」と思っていましたが、やっぱり厚木那奈美さんの踊ってみた動画がベースになっていました。あのキレッキレな動きを再現する名取すご…
◇02.メチャ・ハッピー・ショー
次は『メチャ・ハッピー・ショー』。
初めて見た『ばくたん。』が2022年の『さなのばくたん。-メチャ・ハッピー・ショー』だったのもありますが、歌詞の内容も前向きな印象があるので セトリにいると安心する個人的お気に入り曲です。
お↑れ↓ この曲すき!!
もちろん、この曲にもコール&レスポンスがあるので全力でやりました。
Pa! Pa! Pa-Ya-Pa! Pa-Ya! Pa-Ya!
同時視聴で見た ガキみたいなコール&レスポンス、数年後に自分がやってるなんて思いもしなかったな
◇03.PINK,ALL,PINK!
開幕おうたラッシュのラストは『PINK,ALL,PINK!』。
今回 "声出し解禁" と聞いて真っ先に思い浮かんだのはこの曲でした。
制作インタビューを見てからは、曲を聴く度にコール&レスポンスする未来を考えていたので、その場に立ち会えたことが本当に嬉しかったです。
最後「PINK!」皆におまかせします!
終盤はこちらだけ歌うおまかせパートも。これも声出しライブならでは!
まだ始まったばかりなのに、テンションはもうすっかりMAXまで上がっていました。推し、盛り上げがうますぎる
◆パーティー開始
次にステージに現れたのは、さなちゃんねる王に招待された別世界線の名取たち。去年はドッペルゲンガー的なアレで顔を合わせないようにしていましたが、今回は "王国の謎の力で集まることができた" とか。すごいな王国
国土錬成陣つくる技術力持ってそう
主催者である王が到着するまで、最初の3曲の振り返りやコラボレストランの話をしました。これまではペンライトで反応を示していましたが、今年は声で返事が出来ます。
以下、会話の一部。
はーい!!(高音) 食べたわよー!!(高音)
このようにお嬢様ボイスも対応可能に。どうしてこうなった
これが名取のツボだったのか、この後もお嬢様部を何度か振られたので、出したこともないような高音ボイスで答えました。我ながら頑張った…
しばらく雑談をしていると、上からド派手なゴンドラが。
さなちゃんねる王登場、演説のお時間です。
『メチャ・ハッピー・ショー』でも王(厳密には意思を持った王の服)がゴンドラに乗っていましたが、今回はさらにデカい!!
しかもその位置、階段あったよね!?ギリギリで止めたのか…?
(この演出を見せるためにあれこれ頑張ってたのかな)
なんて思いながら、微笑ましく王の演説を聞いていました。
ただハウリング音はマジでうるさい
配信アーカイブで見ると控えめになっていますが、チッタには良い音響が備わっているので、名取が「う゛る゛さ い゛!」って言ってる時ちゃんとうるさかったです。(アーカイブのハウリングが100なら現地は400くらい?)
そして、王が国の歴史を語ろうとしたその時!
城内がビカビカと激しく光り、暗転してしまいます。落雷?何の光!?
しばらくして明かりが点くと、そこには…
荒らされたパーティー会場でひとり倒れる学生名取がいました。
何度声をかけても起きないし、息もしていません。…… 息してない?
これ…死んでる!?
なんと誕生日に事件が発生してしまいました。
あらすじで示唆されていたとはいえ、まさか犠牲者が出てしまうとは…
気付いた名取も最初は取り乱しますが、この事件を解決するため腹を決める?…括る?…動き出すのでした。
◇04.ナゾトキ処方箋
新衣装である探偵事務所の所長服を着て歌うのは『ナゾトキ処方箋』。
てにをは氏が制作した楽曲シリーズ『女学生探偵シリーズ』のアルバム、『女学生探偵物語』に収録される曲です。
聴いたのは今回が初めてだったのですが、イントロから既に「あ、この曲好きだ…!」と魅了されました。曲調も歌詞の言い回しもかっこええ…!!
⇧のフレーズなどを歌う時にこぶしを効かせていたのも印象的でした。
名取のこぶし、力強さと聴きやすさのバランスが良くてなんかすき
言葉で説明するより実際に聴いてもらうのが一番良いんだけど、参考で出せるのがこぶしも強けりゃ歌詞も強い『おしりぷり音頭』だけなんだよな…
『ナゾトキ処方箋』は、今回の『ばくたん。』で唯一のカバー曲ですが、数ある探偵テーマ曲から選出されるのも納得なくらい、歌詞に散りばめられたワードが名取っぽくて驚きました。
去年歌われた『happy bite』『全部ホントで全部ウソ』もそうでしたが、『ばくたん。』のイメージに合う曲を見つけるのが本当に上手い。
とのこと。はえー…
◆推理開始~謎解き
その後、新衣装のお披露目をしつつ推理開始。
まずは監視カメラに映像が残っていないか調べることになりました。
閲覧には暗証番号が必要でしたが、数字4桁で忘れた場合のヒント付き。
これまですごい技術を見せてくれた王国とは思えないザル設計…
どこかの王を見習って16桁にしないか?
「セキュリティーコードを忘れた?」を押すと、出てきたのは1つのクイズ。これ結構難しくて、現地でかなり頭を悩ませました。
番号と一緒にクイズも定期的に変えたりするのかな それはそれで楽しそう
アヘエビこと『ばくたん。』公式アカウントからヒントを貰ったり、⇧の表を読みやすく平仮名に変えてもらい、遂に答えに辿り着くことが出来ました。国のセキュリティ解こうとしてるのにサポートが手厚すぎる
手に入れた映像には、学生名取に手を上げるデビル名取の姿が。
パーティー開始の時に左側バタバタしてるなと思ったらそんなやり取りが…
◆デビルの証明(アンケート)
名取が宣言した後、場面は変わりデビル名取が登場。
3Dで現れたのは『さなやひハロウィン』以来ですが、デビルだけがステージにいるのは珍しい…というか初めてでは
指でケーキに落書きする、ブーブークッションを仕込む、名取をゾンビに変える など、様々な実績を残しているデビルですが、今回の件は無罪を主張します。結構やってんなこの人
でも無罪主張の場でゾンビの件をちゃんと取り上げるのはすき
そんな訳で都合よく事前に募集したアンケートがあるらしいので、それを見て【有罪/無罪】を判断する『デビルの証明』が始まりました。ジュンビイイナー
アンケート内容は⇧のような感じでした。
これまでは「気になっている旅行先」や「この世で一番大切だと思うもの」みたいな前向き(?)なテーマだったのに対して今回は罪の告白みたいなものだったので、どう回答するか悩みましたね。
今回読み上げられたイタズラたち。「デビル名取と比較するため」というのもあって、おそろしいのが集められています。
個人的にお気に入りなのは「② 知人に3回見たら死ぬ画像を3枚見せた」で、
画像を見たことのあるせんせえの多さに怯えるデビルがギャップ萌えでした。ゾンビにした経験はあるのにそこは耐性ないんだ
あと「④ キリ番踏み逃げ」で本当にキリ番を知らなそうな方がいて、今度は私が怯えました。そうだよな…名取を見てるからって、かつてのインターネット文化を知ってるとは限らないよな…
魑魅魍魎に見守られ、アンケート画面のラグに弄ばれながらも、なんとかすべてのイタズラを読み上げたデビル。最終的にどうなったかというと…
有罪 50.12% 無罪 49.88%
0.12%差で「有罪」でした。すっごい僅差
去年10月に行われた『名取さなのもぐもぐごほうびパーティ2』でいろりがアンケートを取った時は近くてもおよそ1%差だったので、さらに50 : 50に近い結果となりました。
さなちゃんねるキャラクターズ、アンケート上手人が多い
◇05.デビルの証明
「こんなのはおかしい!納得できない!!」という叫びの後に流れたのは、コーナー名と同じ『デビルの証明』。アニメやゲームなど、さまざまな楽曲を手がける Arte Refact によるデビル名取オリジナル曲です。
ついにデビル名取にも曲が!
しかも作編曲は『さなやひハロウィン』でカバーされた『アメイジング・キャッスル』を手がける方々というのも、縁を感じられて嬉しかったです。
⇧ 実際に歌われた様子(配信アーカイブ版) ⇧
すごくデビルらしくて良くないですか!?
いやデビル名取が歌ってるからそれはそうなんですが…
わるーい感じを出しつつも明るくクセになる曲調や「エビデンス(証拠)」「インビテーション(招待状)」みたいな用語を使ってはみたものの、あまり分かってないのが伝わる歌詞とダンスの動きなど…
(デビル名取だなぁ)と感じさせられる要素が詰まっていて、すぐこの曲の虜になりました。無罪を主張する曲なんですけどねこれ
◆謎解き2
などとメタなことも言いつつデビルは退場。事件は振り出しに戻ってしまいます。「たははー」じゃあないんだよ
先ほどデビル名取が『色眼鏡』と言っていたのを思い出した探偵さん。
もう一度クイズの表を見てみると…
ありました "色眼鏡"
さらに、各単語に色がついていることにも気づきます。
ということで、試しにペンライトを赤にしてみることに。
だから今年のペンライトは虫眼鏡だったんだ!確かにこのペンライトは"色眼鏡"だ… これを思いついた方、天才では
そして、現れたのは真っ赤な背景と黒い文字。こわっ!
赤字だけ消えるとかじゃなくて赤シートで見た感じになるんだ
よくお世話になったアイテムなのに、現場で使うとホラーだな…
浮かび上がった文字を順番に読むと
色 り トサ な の 炭 情 ビタ 背
⇩
いろり と さな の 誕生日 足せ
になりました。4桁の足し算ですね!
わかんなーい!!! がんばれー!!!
なぁんでだよ!!!!!
このやり取りほんとすき。これが見たくて「わかんなーい!」って言ったまであります。私がいたCINE12は基本ずっとこれでした。私含めガキ多めな ネタバレ配慮ができる良いスクリーンでしたね。
なお1桁目をちゃんと答えても間違ってました。
せんせえの計算力はおしまい!
なんとか正解に辿り着くと、ファンファーレの後に「ガチャ」という音が。
セキュリティ解かれてるのになんでお祝いしてんだこの国…
近づいてくる足音を聞いて、探偵さんは一旦退場します。
入れ替わるように姿を現したのは、学生名取……
ではなく『学生服を着せられたさなちゃんねる王』でした。
え?どういうこと!?
どうやら先ほどの「ガチャ」は王が閉じ込められてた場所のカギが開く音だったようです。自国のセキュリティを利用され閉じ込められる王、あまりにも可哀想すぎる
解放されて無事だった王。犯人についても見当が付いているようです。
◆事件の真相
王の叫びの後ついに姿を現したのは、この事件の犯人である『さなちゃんねる王になりすました学生名取』でした。文字に起こしてもややこしいなこれ
聞きたいですかー? 聞きたーい!
追い詰められた犯人と探偵の助手たちがする会話とは思えませんが、学生名取は自分から事件の計画を語ってくれました。
計画をまとめると、
という感じ。
ちょっと待てぃ!!
開幕からぶっ飛んどる… どうしたら『仮死状態になる薬』がその辺に置いてある状況に出くわすんだ…
しかも「1分」って書いてあるけど発見時はそれ以上経ってたような… もしかして数回分飲ませた???
とりあえず王国はセキュリティを見直してくれ~!
気になるところは多々ありますが、そんなヤバい計画を「わかんなーい」とか言いながらも阻止したらしいです。探偵事務所なんかやっちゃいました?
犯行はバレ、計画も話してしまいましたがそれでも止まらない学生名取。
その動機は去年の『ハロー・マイ・バースデイ』から、あるいはもっと前からずっと抱えていたコンプレックスによるものでした。
序盤にも書いた通り、去年はドッペルゲンガー的なアレで顔を合わせていないので、もしかしたら今回が "名取さな" 初の顔合わせだったんじゃないでしょうか?
去年、勉強できる周りと比べて漢字も読めない自分に凹んでいましたが、アンケートを通して「比べることが全てじゃない」と気付いた学生名取。
その後について書かれたメモリアルブックでも少し前向きになっていたはずでした。
しかし一年経った今、パーティー会場で別世界線の名取たちに出会ってしまった。去年の「勉強できる周り」とは違う、見た目そっくりで、でもそれぞれ違う個性を持つ "名取さな" を見て、学生名取は何を思ったのでしょうか。
王が全員落としたと嘆いていた『王国滞在許可証』で、他の名取が「座右の銘(迷った時・決断の時に自身が頼りにする信念の言葉)」をしっかり書いている中、学生名取だけ空欄だったのも、あれからずっと悩み続けているサインだったのかな…と今は思います。
そんな言葉を最後に、学生名取はお縄となってしまいました。
◆事件解決
色々ありましたが遂に事件解決。配信では事務所の看板を上げ下げしていましたが、今回ばかりは探偵さんお手柄です。推理力鍛えといてよかったね!
解決したことに一旦喜びはしたものの、去年の様子を知っているのもあって、今後の学生名取を心配する探偵さん。
すると、まさかの学生名取本人から電話が。
収監されて頭が冷えたようで、電話越しに反省する様子が伝わってきました。最後明らかに伸びしてましたが…
⇧は動機を聞いて、探偵さんが学生名取へ言った台詞。
去年は顔合わせが出来なかったので私達に打ち明けるだけでしたが、今回は直接伝えることが出来ました。
その後も、早着替えの凄さや王になることの大変さを語る探偵さん。
実際、一瞬で早着替えして王をあの位置に運ぶって神技だよな…
学生名取、手品とか上手くなりそう
自分でなんとなく意識するのと、同じ "名取さな" から教わるのとでは全然違ってくると思うので、これからも「いいとこ探し」続けていってほしいな
これにて一件落着!
◇06.いっかい書いてさようなら
パーティーの最後を飾るのは『いっかい書いてさようなら』。
作詞:只野菜摘さん、作編曲:広川恵一さんという、これまた凄い方々が手掛ける『ばくたん。』2つ目の新曲です。
只野菜摘さんは『アマカミサマ』の作詞を、広川恵一さんは昨年の「インターネット女クリスマス」で歌われた『ウラノミト』の作曲を担当された方なので、名取を見ているうちに出会ってたせんせえも多いのでは
「まさにエンディング」という感じの爽やかなメロディと、誰かに語りかけるような歌い方で、初めて聞くのに安心感?心地よさ?がある素敵な曲でした。このイベントで何曲好きになるんだって話ですが、この曲も一回で好きになりました。
振付を担当されたのは厚木那奈美さん。
実は どくラジでゲストに来ていただいた際に『エッビーナースデイ』の振付をお借りすることと、こちらの振付を依頼していた とか。縁が深い…
振付の中には手話が取り入れられていたり、さりげなくガニ股やおしりぷりの動きを差し込んでいたりと、表現力の幅と遊び心があって凄かったです。
⇩で『いっかい書いてさようなら』の振付についてしっかり解説されているので、こちらも是非。
特に好きだったのは終盤の演出。
床に穴が…?
出てきたー!!壁も開いてるー!?
各世界線の名取が全員集合!大団円って感じでめちゃくちゃ良い!!
これまでのイベントでもたくさんの名取が出演したり、時には一緒に歌うこともありましたが、歌の最中にこんなに集まったのは初めてでは!?
飛び出した後も手を振ったり、ぴょんぴょん跳ねたりしながらステージを盛り上げてくれました。
画像だと伝わりにくいですが、動きもそれぞれ個性があってかなり良い。
例えばデビル名取の場合「バカだから人に合わせるということはしない」
らしいです。かわいいでしょうが!
◆アンコール
大きな拍手に包まれながらパーティーは終了。
(今回も楽しかったな…ホテルに戻ったらすぐレポまとめよう)
とか考えながらアナウンスを待っていたのですが、しばらく待っても場内が明るくなりません。それどころか画面にはずっと『さなのばくたん。』のロゴが出たまま。
(そういえば告知なかったから、それ関連で何かあるのか?)
なんて考えながら待っていると、場内のどこかで "ある声" が上がりました。
アンコール!アンコール!
あ、アンコール!?この待ちはそういうことだったの!?
でもアンコールなんてこれまでやった試しが……いや、ある。
今まで声出しじゃなかっただけで、これまでも拍手やペンライトで名取を呼んでたじゃないか!そっか、今年は「アンコール」って言っていいんだ!
そこからはもう声・拍手・ペンライト全部使ってアンコールし続けました。
すると…
アンコール、ありがとうございまーす!
もう一度ステージが映り、いつもの名取が現れました。
うおおおおおお合ってた!
そこからは歌った曲の振り返りや、恒例のイベント告知をしてくれました。
"恒例" って書いたけど、毎回イベントの最中にこれからの話をしてくれるのってめちゃくちゃありがたい話だよな…
その中でも嬉しかったのはやっぱり『名取と行く!那須動物王国』コラボの延長決定!なすどにはこれまで2回(その内1回は3/9に)行きましたが、どちらも本当に楽しく過ごさせていただいたので、発表を見た時は会場でめちゃくちゃ喜んじゃいました。
何より推しに対して「コラボを続けたい」と思ってくださったことが1ファンとして嬉しい。本当にありがとうございます…!
延長後もバスツアーやプレミアムチケット、カフェ&ラリーがあるそうなので、今後のお知らせが楽しみです。
告知も終わり、今度こそ本当に最後の曲。
ええ~~~!!
今来たばっかー!!!
これまで青のペンライトなど違う手段で察してもらっていたやり取りも、声出し解禁で直接声が届けられるようになったと考えると感慨深いですね。
◇07.さなのおうた。
アンコールはもちろん『さなのおうた。』
今回は前半に声出しが出来るオリ曲が集まっていましたが、この『さなのおうた。』にもコール&レスポンス出来るパートがしっかりあります!
好きだよ名取ー! オレもー!!!
これまで何度も聴いた曲、練習しなくても身体がコールを覚えていました。
特に「オレもー!!!」は声出しで言いたいコールNo1だったので、夢が叶って良かったです。
今この記事を書きながら気づきましたが、名取に対して声で感謝したのも今回が初めてですね!
5年前(5年前⁉️)『おしゃべりフェス』という1対1で直接話せるイベントに名取が参加するという、今考えると凄すぎる話がありますが、その時はまだせんせえではなかったので、そういう意味でも声で感謝が伝えられて良かったなーって思います。
終盤の「わたしここまでこれたよ 本当にありがとう」という歌詞。
これまでは "名取さな 活動の歩み" として受け取っていましたが、今回はその歩みを見守ってきたせんせえにも当てはまるのかな?とふと思ったり。
特に初期からずっと応援しているせんせえとか……
うおおおお これからも応援してるぞー!
誕生日おめでとー!!!
そんなことを最後に伝えて、今度こそ終演……
ではなく!!
名取さな ❝1stLive❞ 開催決定!!!!!
またこの人イベント中にデカ・イベント告知やってる!!ありがとう!!!
最後の最後に無意識うおりが出てしまうほど嬉しかった… 現地に行けるよう、また人生がんばっていくぞ!
終わりに
やっとここまで書ききった…!
レポ自体は3/10から書き始めていたのですが、書いては消し、書いては(あの話も書いたほうがいいかな?)と思って戻るを繰り返し続け、気づけば3月末になっていました。筆が遅くてすまない…
今回はデカ文字を使いたくて目次も切ったのでだいぶ読みづらかったと思います。もし、ここまで見てくださった方がいたら感謝…
そんな4月前ギリギリの状態ですが、1つの謝罪と2つの考えまで書いてこの記事を〆ようと思います。そんなに長く書きません。たぶん…
■ 疑ってごめん!の話
まず1つ目。
今回のイベントを振り返って「ちゃんと謝らないといけないな」と思ったので、ここに書いておきます。
浴衣名取さん、ずーっと犯人だと思っててすみませんでした!
話は入場時に戻るのですが、
と書いた通り、今回のイベントで浴衣さんは「KV・グッズのどちらにもいなかった」登場人物でした。『さなちゃんねる夏祭り』以降で初登場だったので(どんなことするのかな…?)と、私はその動向に注目していました。
王が眠らされ、探偵が事件解決のため登場。デビルが冤罪をかけられたけど、本当の犯人は悩みを抱える学生さんだった…
からの浴衣さん登場!!
とか考えてたんです。射的の銃を抱えながら…
今思うと動機もないのに何言ってんだって話なんですが。
たぶん『さなちゃんねる夏祭り』当日や同時視聴で銃を持つ場面をよく見ていたので、その印象が強かったんだと思います。
こちらへ向けて撃ったりミラーマッチしていたので…
逆にキョンシーさんは『ハロー・マイ・バースデイ』や『もごご』の印象で(巻き込まれたんやろなぁ)と思い、全然疑ってませんでした。
別世界線のキョンシーさんが暴れるの、ちょっと想像つかないかも
ともあれ、今回デビル名取も言っていた通り「人を普段の素行で判断しちゃいけない」ということで、浴衣名取さん本当にすみませんでした。
そもそも "夏祭りで射的した名取" と "パーティーに来た浴衣名取" は別人。
今後、別世界線の浴衣さんがどんな人なのか知る機会があったらいいな…
■ 今回の『ばくたん。』全体を見て
さて、これまでは現地で書いたメモをメインに補足を入れつつ書いてきたのですが、ここからは『さなのばくたん。 -王国からの招待状- Powered by mouse』を先日の同時視聴も含めて全部見た状態の私が書いていきます。
今回の『ばくたん。』ですが、私も全体的にメッセージ性があるように感じました。直接言われたのではなく、イベントのあちこちに「そうかも?」と感じた部分があっただけなので、すみませんが最初から想像です。
▢ デビルの証明
まずはアンケートの『デビルの証明』。どんなコーナーか改めて書くと、
というシンプルなものでした。
【 3️⃣ デビル名取が悪なのか判断する 】ための 1️⃣ 2️⃣ だったはずです。
1️⃣ 2️⃣ を繰り返して罪のレベル(?)を認識させましたが、結局 3️⃣ 『デビル名取は本当に人殺しをしていると思う?』では 0.12%差で「有罪」となってしまう…そんな流れでした。改めて見ても超僅差です。
ですが、私はアンケート前からなんとなく結果は割れる気がしました。
(ここまで僅差になるとは思いませんでしたが…)
1️⃣ 2️⃣ をどれだけ繰り返しても 3️⃣ の証明には繋がらないと思ったからです。
※※※※※
本来、この時点ではまだ【有罪/無罪】の判断は出来ませんが、既に『ばくたん。』を見終えた(デビル名取は無罪)という前提で話を進めます。
※※※※※
例えばこちらのアンケート、結果は有罪となりデビル名取も
と力強く言っていましたが、この件が有罪だったとしても、デビル名取の【有罪】を決める材料にはなりませんよね。イタズラが軽く(重く)見えることはあっても、決してどちらかに振り切れることはありません。
アンケートでデビル名取の【有罪】は証明できない
次に、アンケートの内容も情報不足だと思いました。
1️⃣ の通り、こちらは「30字以内」という制限があり、それに合わせるためにはかなり簡略化しなければ収まりません。そんなアンケートにどれだけ状況が記載されているでしょうか?
同じく⇧のアンケート、内容は自分のことだけで 相手の情報は全くありません。相手は「分けてあげる」と言われたケーキを食べたかったのか?そもそも食べられるコンディションだったのか? 考えられることはたくさんあります。実際にアンケートを見て【有罪】を正しく判断するのは、私には無理でした。(「キリ番踏み逃げ」もそういう用語や文化を知らないと分かりませんし…)
情報が限られたアンケートの【有罪】も証明できない
最後に、そんなアンケートに対するデビル名取も印象的でした。
自身と比較するためとはいえ、情報が不十分なアンケートを見て「良くないと思う」「でもケーキに落書きするのは仕方ない」と個人の解釈で判断する様子は、先ほど映像のみの監視カメラで疑われたデビル名取の流れをそのままなぞっているように見えました。
まとめるとこんな感じ。『デビルの証明』では、新しい情報ひとつで覆ってしまうような曖昧で正解がない問題を【有罪/無罪】のどちらかに決めなければいけませんでした。まぁ無理ゲーですよね。
ですが、これと似たような場面を目撃することって意外とあると思います。
リアルでも、インターネットでも…
『デビルの証明』は「そんな場面に遭遇したら」「そんな場面にいる人を見たら」というのを体験して、考えさせてくれるコーナーに見えました。
❝丁寧なインターネット生活❞
名取を知ってから何度も聞いた言葉ですが、改めて意識していきたいなと思います。
▢ いっかい書いてさようなら
❝丁寧なインターネット生活❞ といえば、今回新曲として発表された『いっかい書いてさようなら』も、それがテーマになっていました。
⇧で解説された通り、
昨今の荒れたインターネットとデカい承認欲求にどう向き合うか
という内容で、まさに今回のイベント全体を表す曲だと思いました。
・昨今の荒れたインターネット
これは1つ前でも触れましたが、デビル名取と『デビルの証明』が当てはまると思います。誰かを疑ったり疑われたりしたデビル名取と、それら全部に【有罪/無罪】を決める『デビルの証明』は、まさにインターネットの荒んだ一面といっていいでしょう。
・デカい承認欲求
これは今回の犯人である学生名取の抱える悩みですね。
『仮死状態になる薬』を使ったのも、王を犠牲に『誰と比べる必要もないすごい人』になろうとしたのも「何も持っていない自分を変えたい」という承認欲求が引き起こしたものでした。
…さて、ここまで分かった上でこの2つとどう向き合うか という話ですが、お恥ずかしながら、「これだ!」という答えは未だに見つかっていません。
インターネットも承認欲求も、身近にありながらデカい(デカくなる)存在なので、常に『見』にまわりながら、楽しい推し活を模索中です。
そんな私にとって、この『いっかい書いてさようなら』は、今回の『ばくたん。』と ❝丁寧なインターネット生活❞ を思い出させてくれる大切な一曲になりました。
今回のイベントで、まさにそんな存在を指す言葉がありましたね。『座右の銘』です。厳密には 四字熟語やことわざ、偉人の名言などに用いるもので、曲自体を指すことはあまりないみたいですが…『座右の曲』があっても良いですよね?
『さなコレ vol.4』ライナーノーツで、名取が使っていた言葉ですが、私も1せんせえとして、1オタクとしてそうありたいなと思っています。