B'z - 自分との関係性
曲について語りたいところだが、関係性を振り返りがてらまとめてみる(詳細は所々伏せる)。
・デビュー 〜 きっかけ
B'zのデビューは1988年9月21日。
ギリギリ平成生まれの自分には縁がないかと思いきや、母親がファン(どちらかというと稲葉さんのファン)だった。
親の車に乗る度に聴かされた結果、年長になる頃には歌詞を覚えてしまう位には好きになっていた。もはや必然だったのかもしれない。。。
最初に覚えたのはLOOSE収録の「ねがい(”BUZZ!!” STYLE)」多分ライブ映像でマラカス振って出てくるのが衝撃的だったんだと思う。
・LIVE-GYM参加 〜 同年代とのギャップ
中学生になる頃にはLIVE-GYMに行き、グッズを買い漁り、同年代と話題が合わなかろうがお構いなしに聴きまくっていた。この頃には既に人生のイチブである。
ただ、お構いなしとはいえ同年代と話題が合わないのはやはり寂しかった。周りはポルノグラフィティ、SMAP、モー娘。等など。数曲は知っていても深くは話せなかった。
一方でLIVE-GYMに行くと同じようなバックグラウンドの子供〜同年代がザラにいた。同級生の妹が前の席に、なんて事もあった。そんな事も相まってLIVE-GYMは生で聴ける場であると同時に「自分だけじゃないんだ」と再確認/安心できる場でもあった。
・厄介オタクの完成
当初は歌詞の意味がわからず、「何言ってるか分からないけどカッコいい」と感じていたものが多かった。BAD COMMUNICATIONの何がBADかも知らずに聴いてたりした訳である。
とりあえず「カッコいい」と思う曲をMD(古い)にぶち込み、同じようなMDを10枚以上作って聴き浸っていた。
成長するにつれて歌詞の意味が分かるようになると、生意気にも「これ深いな」とか思うようになる。
そして、これまで「静かな曲はノレないな」とか思ってた奴が「これも良いな」なんてバラードとかにも手を伸ばすようになりさらにハマる事になる。
ズブズブのめり込んだ結果、高校生の頃には厄介なB'zファン、というより厄介オタクになっていたのである。
B'z = 稲葉さんの声 + 松本さんのギター
これが完成形であって、それ以外は一切認めないという思考(今でもそう)。自他共にカラオケで歌うなんて以ての外、芸人がモノマネしようものなら即チャンネル変更である。
いつもは話題にしない同級生が、ドラマの主題歌等でタイアップされた曲を「良いよね」なんて言おうものなら「ニワカが💢」と思ってた時期もあった(今は流石に違う)
一方で「弾いてみた」とかは許容できるあたり、我ながら実に面倒くさいタイプである。
・挫折とB'z
挫折は数あれど、ターニングポイントになったのは1回くらい。
それが今までの価値観をぶち壊すレベルだった。煩かった奴が寡黙になり、周囲の目を異常に気にするようになり、ストレスで胃腸が痛み、全身を掻きむしりたい程の痒みが襲うようになった。いじめの発端によって女性不信/恐怖症にもなっていた。時期的には厄介オタクになる前。
こんな状況下でもB'zは変わらず聴き続けていた。
変わる前の自分に戻れる気がしていたのかもしれない。
・復活という名の開き直り
挫折による傷は時間経過や環境変化で多少の改善は見られたものの、劇的な改善はないまま成人になっていた。しかしながら漠然と「このままじゃダメだ」という意識はあった。
そして就活直前、ふと「このまま就職しようものなら死ぬ」と思った。異性を避け、他人とも極力関わらず、周囲の目を気にしすぎながら生きるなんて無理だと思った。
じゃあどうするか。。。
「周りの目なんて知った事か、自分は自分だ」
という開き直りである。そこに後押しをかけたのがB'zの曲である。
この開き直りをもって今に至る。結果、就活も成功、いつの間にか結婚し、もうすぐ産まれる第二子を待っている状態。人生何があるかは分からんもの、一寸先はX。
端折った部分はあるものの、B'zの音楽が自分の根幹になっている人間なので、語らせるとうるさいぜという話。