ライブ用耳栓はいいぞ

 最近、『ライブ用耳栓』の記事をよく目にします。僕もここ数年使用しています。
 Twitterでも、難聴になった(なりそう)なので、ライブ用耳栓を使うようになりました、といったツイートはよく回ってきます。この記事は、そうではなくて、「ライブ用耳栓を使うと、音楽ライフのクオリティが上がるよ」という視点で書きます。

1.ライブ用耳栓とは

 音楽用イヤープロテクターというやつですね。僕が使用しているのはこちら。

CRESCENDO Music 耳栓 イヤープロテクター

 タワレコで売ってたよ。その他に、こちらも持っています。

Bananaz 音楽用イヤープロテクター

 後者の方が、若干、「付けてる感」を強めに感じましたが、誤差かもしれません。どちらも、総じていい感じです。

2.使うようになったきっかけ

 10年以上前から耳鳴りが鳴りやみません。それはまあいいんですが、あるときから、ライブ後に、右耳だけ「プール後に耳に水が入ったような感じ」になるようになってしました。30分もすれば収まるんですが、ライブ後、ほぼ毎回です。

3.ライブ用耳栓はいいぞ

 ここからが本題です。このような経緯で使い始めました。
 使い始めたらこれが良い! ので紹介していきます。

①フロアの立ち位置に左右されずに、左右の音量差を調整できる

 ライブで経験ありませんか? 「あれ、思ったより下手寄りで、上手ギターが小さいな」とか、「右側のスピーカー前に来ちゃって、右からばっかり音飛んでくる」とか。
 こういうときでも、片方の耳栓は緩めに、もう片方はちゃんと装着するとある程度はバランス整えられます。まあ、「ある程度は」なんですが。

②ドラムのシャリシャリをやや抑えられる

 これは完全に好みです。
 そもそも、ライブってドラム(パーカッション全般)の音デカすぎじゃないですか? それがいいなと思う日もありますが、大抵は、ちょっと抑えてほしいなと思うことが多いです。
 ライブ用耳栓の場合、周波数帯はフラットに抑えてくれますが、それでも若干、高音をより削ってくれる印象です。なので、僕の場合は、曲全体のイコライザーが、耳栓してちょうどいいくらいになります。
 仮に、もうちょっとハイが欲しいなと思ったら、耳栓を緩めればいいので、こちらも調整可能です。

 ちなみに、「鎖骨あたりに響くベースのあの感じ」は、耳栓していようがいまいが変わらないので、いわゆる「ライブ感」は耳栓によって損なわれることはあまりないように思います。

③没入感を高められる

 これは、曲のはじまりや終わりの静かなときに、より実感します。周りの雑音も、若干、カットしてくれるので、現実に引き戻されにくいという効果があるように思います。
 ライブに限らず、映画館で使用すると、この効果を実感しやすいかなと思います。隣の人がポップコーン食べてても、あまり気にならない。

④いざというときリミッターを外せる

 「ああもう耳悪くなってもいっか」みたいなくらいテンション上がったときに、耳栓外す=リミッターを外せるんですよね。

▲ THE NOVEMBERS「黒い虹」 live (short ver.) from Tour -TODAY- 2018.6.21 Ebisu LIQUIDROOM▲

 ノベンバの黒い虹のアウトロとか、一度外したことがありました。最高でしたね。

 このように、いいことばっかりのライブ用耳栓は、僕にとって欠かせないものになりました。
 皆さまも、ライブに行く際は、ぜひ付けてみてくださいな。

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