音楽との出会い

私がギターを始めるきっかけとなった音楽は中一の頃にレコードで聴いたベンチャーズである。ベンチャーズはアメリカで1960年代に活躍したギターインストバンド(ボーカルが無い)で本国アメリカよりもむしろ日本での人気が高かった。来日公演を聴いた多くの少年達がエレキギターの虜になり大人達からは『エレキは不良』とのレッテルを貼られてしまう。私が名曲として挙げるとすれば『キャラバン』と『十番街の殺人』の2曲である。前者はジャズのスタンダードナンバーで抜群のタイム感と当時としては超絶技巧的な演奏が脱帽ものである。一方後者はオリジナル曲でリードギターのノーキー•エドワーズによるドライブ感溢れる演奏が素晴らしい。因みにベンチャーズの使用楽器は初期はフェンダームスタングやストラトキャスターだったが後にモズライトに変えてからその太い音色で人気を博した。日本にエレキギターの魅力を紹介した先駆者としてその功績は大きい。


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