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< 20数年ぶりのサーキット走行と感想 >

Instagram @strain_racing の裏話

サーキット走行が20年以上も開けば当然緊張もする。
テスト走行に向かった先は“オートランド作手”地元のミニサーキットだ。

オートランド作手 ALT

オープン当初に2、3回走行したことはあるが一度閉鎖されてしまった為、それ以来走行はしていない。
久しぶりのサーキットは、最終セクションのレイアウトに変更が加えられていた。

今回の目的は、以前製作したパーツのテスト
ストリート、ワインディングの効果は絶大で、残るは高負荷での走行テストのみ。

(加工前のトルクロッド)
(純正エンジンリアトルクロッドと社外の強化品)


しかし、同じ走行時間枠にGR86 3台とGRヤリスがいた。
その4台はタイムアタック組、速度差があまりにもありすぎて下手なタイミングでコースインできない。
初心者の私は、ブレーキングポイント、ギア選択、ライン、当然なにも分からない。
タイムアタック組の邪魔はできないから、後方ばかり気になって全然集中できない。

20数年振りのサーキット走行をしてみて、あの時レースとサーキットを降りた理由がハッキリと分かった。

あ〜ここには“自由”がない、“自分の居場所”でもない、”ルールや周りの状況に合わせないといけない“   

“ 苦痛 “

そう感じてしまった。

もし、STRAIN Racingアルトで今後タイムアタックをするようなことが有るのなら、ドライバーとしてではなく、サーキットタイムアタックに喜びを感じ、確実にタイムが出せる方にお任せして、私はメカニックに徹する方がいいと、そう思ってしまった。

”自由“を本気で愛する私には、サーキットは何処か”学校“”企業“などのルールに縛られた閉鎖的で息苦しい空間に思えた。

(走行後の駐車場にて)


そんな苦痛のサーキット走行だったが、得るものもあった。

エスケープゾーンの無いワインディングでは、リスキー過ぎて100%では走れない。限界を超えてしまったら即クラッシュ‼ ︎(でもこのヒリヒリするようなリスキーさが一番好き)
サーキット走行ではエスケープゾーンがあるから、クルマの限界を意図的に超えることもできる。そんな場所だからこそ、今まで経験したことのない挙動をクルマは私に教えてくれた。

限界はまだこんな先にあるんだよと.....

そして限界を超えた時のクルマの挙動には破綻感(裏切らない)がなく、安心でとてもマイルドなレベルに仕上がっていた。
非常にレベルの高いパーツ選びとセッティングができていると自分を心から褒めた。

再び苦い経験もしたが、クルマの限界を知った今なら、いつものステージで、もう一段上の走りができるだろう。

サーキットはパーツ開発には絶対に欠かせない場所、いつまでも逃げ続けるわけにはいかない

素直にそう思った...

STRAIN Racing

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