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2023年1月9日 ”Ohelen”、韓国のシンガーソングライターの底なしの才能。

年末から補助金の精算と報告業務に追われている。直前になってあれが足りない、これも足りないというのはまるで年中行事だ。この作業にかまけて、先に進めないといけない作業が滞ってしまうが、それも明日までの我慢だ。

12日からは、マニラ、ジャカルタ行き。パンデミック前はパスポートさえ持っていればほぼ問題なかったのだが、今は事前に検疫の情報をチェックしてアプリを入れて登録してという作業がついてまわる。
とりあえず、フィリピン入国のための”eTravel”は登録した。インドネシアは”PeduliLindungi”というアプリへの登録が必要らしい。今後はこれがデフォルトになってしまうのかと思うと、かなり憂鬱だ。

昨年夏の”Seoul Music Week”で、Ohelenという韓国の女性シンガーソングライターにもらった、カードブックが、クリアファイルの間から出てきた。
パラパラ漫画風になっていて、花瓶の中にいる赤いワンピースに白いパンツの女性がそこから出ていく様が描かれている。彼女は私が別のアーティストのショーを見ているときに、2つ隣の席にやってきて、このカードブックを渡してくれた。最後のカードには「自分のショーケースを見にきて欲しい」というメッセージが控えめに添えられていた。
その時のショーは丸ごとYouTubeにアップされているのだが、会場で見るとまさに衝撃だった。本能と直感に導かれるようなパフォーマンスは、その存在感と重なって、圧倒的な才能を感じさせてくれた。インプロ的で、ジャズ的で、実験的なのにギリギリのところでPOPというか、POPの枠をはみ出てしまっている。

イベントの打ち上げの席で、ディレクターの一人のSungChunは、「今回の最大の隠し玉なんだ」と自慢げに話してくれた。
こういうアーティストをもっと紹介していきたいと強く思う。

夜、ローリング・ピアノマン・リクオさんから電話。4月に沖縄に行きたいとのこと。速攻で、那覇のSound M'sにブッキング。4月14日(金)です。リクオさんのピアノ、毎回、ロイ・ビタンが舞い降りる瞬間がある。慢性的なE-street Band不足を補う貴重な時間だ。今回も楽しみ。

リクオ(左)と大塚まさじ。2022年5月22日@コザ・Ocean

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