足底。

師匠を見ていると足裏のつき方が自然だなと思う。
地面からの反発を漏らすことなく受け止められているイメージ。
足底にセンサーがたくさんついていることはよく知られているが、
手技の世界において施術者にもこの足底の感覚値の高さというのは、
強く求められるとのこと。

これを実は薦めてきたのは、
僕の同じ職場の兄弟子。

まずはゴルフボールで足裏をゴリゴリやって、
センサーをガッツリ入れた状態で、真っ直ぐ立っている。
そうすると、自分が足のどこで立っているかの感覚がなんとなくわかってくる。
僕の場合の癖は、右の足底の外側に圧が寄ってしまうこと。
そう、ここでまた概念がひとつ壊れる。
「自分が真っ直ぐに立っている」と思っているのは、
意外と全然真っ直ぐたてていないのだなと。

これは日によってもなんなら、
10分単位でも毎回足をつくタイミングでも異なるイメージ。
なぜなら、足をつくところは毎回微妙に異なるから。
それに足裏を柔軟に合わせにいく感覚。

なお、足裏の感覚は別の記事で書く「脱力」ができていないと、
うまくいかない感覚。
地面を蹴り出すというよりは、
脱力をして地面に身を任せて、
その力をお借りして、前に進める感覚。

真っ直ぐ立つこと、歩くこと、
が何よりも大事な修練であるというのは、
武道の世界の本や情報ではよく目にするが、
その意味を改めて思い知っている。


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