[ OW2 ] 宇宙開発の最先端企業「ルーチェン・インターステラー」とは
１．宇宙への進出
オムニッククライシスが起こる前、束の間の平和な時代。
人類は「宇宙進出」を次の領域として見据えていた。
それらの宇宙開発の最先端にいたのが、中国の大企業「ルーチェン・インターステラー」だった。
宇宙に関する様々な分野を研究しており、
「太空旅行（＝宇宙旅行）」
「推进系统（＝エンジンシステム）」
「生命维持系统（＝生命維持システム）」
「『地平线』月球基地（＝ホライゾン・ルナ・コロニー）」
「指揮中心（＝指令本部）」
の4つの部門に分かれている。
コントロールマップ「LIJIANG TOWER」では、この企業の管制センターの玄関やエントランス、内部を見ることができる。
２．ホライゾン・ルナ・コロニー
彼らは長期間の宇宙滞在が人体に与える影響を研究するために月面に施設「ホライゾン・ルナ・コロニー」を建築した。
そして、敏腕の研究者達で構成された組織「ルナ・オプス」と遺伝子改良が施された動物たちが移住した。
その中のほとんどは霊長類（ゴリラなど）であったが、その他の動物（ハムスターなど）も含まれていた。
３．ゴリラの暴走
被検体の知能レベルの向上は著しく、中には人間に匹敵する個体もいた。
実験は成功だった。
しかし、日々の遺伝療法やコロニーでの生活で積りに積もった不満がある日爆発した。
人が管理できる領域を超え、成長した個体は暴れだしたら止める術が無かった。
暴走するゴリラに科学者たちは虐殺され、その日以降 通信が途絶えた。
４．ルーチェン社による新情報の開示
チャットのログから、研究者たちが被検体の手に余る脅威を危惧していた様子が分かる。
通信が途絶えてから数年、沈黙を続けていたホライズン・ルナ・コロニーだが、本日そのプログラムに関する新たな情報が公開された。
本日の記者会見で、Lucheng Interstellar社はコロニーのデータベース及び管理システムが現在も稼働しているという驚きの事実を発表した。直接コンタクトはできていないものの、同社は地球との通信が途絶える直前に行われたスタッフ同士の連絡ログを取得している。
５．被検体の”変化”とルーチェンの監視
※小説「浅はかな神々」の中で現在のコロニーの情報の一部が明らかにされた。
被検体により制圧されたはずコロニーだったが、監視カメラや装置の一部はルーチェンの制御下にあった。
そこに映し出された被検体たちは更なる進化を遂げており、人間から奪った装置や部品から武器や防具を作り、戦闘訓練を行っていた。
実は、ルーチェン・インターステラーは3回にわたりコロニーの奪還に踏み切っていた。
しかし、被検体たちはそれを予め予想しており、毎度失敗に終わっていたのだ。
被検体たちは新しい”なにか”を建築しており、企んでいる様子が伺えた。
ハモンドは、コロニーの一部がルーチェンの管理下にあり、被検体たちを監視している事実を彼らに伝えた。
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