ペルセウス座アルゴル探索物語① ★惑わされる★

惑わされる 2016/11/16


水の中にいるような
もぁ〜んとした空間

すべてのものが
ゆっくり ゆっくり動いている

夢の中なのか
催眠をかけられたのか

動けない
手足が痺れている
体が熱い
左側を撫でられている

恍惚感

右からまばゆい光が差し
左の先にうにゃうにゃとした
形を定めようとしないもの

うごめく小さな光の粒集合体
どんどん生まれ湧いてくる

そして言葉が生まれた

「自分に自信を与える必要はない」
「これ以上のことはないからだ。理解せよ」


*英雄ペルセウスは、メドューサの頭を持ち、海獣を退治し、アンドロメダ姫を救出しました。アルゴルはそのメドューサの頭の部分を表すと言われています。

この探索では、最後にそれまでの雰囲気と異なり、言葉か出てきたのが印象的でした。カプルスの剣で切られたことで、アルゴルの定まらないものが形を持ち、強さとなるのでしょうか。


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