ペルセウス座カルプス探索物語 ★支える★

「支える」 2016/11/14

左からやってきたぐにゃぐにゃ動くもの
次第に輪っかのようになっていく

口を開けて待っていて

開いたり 閉じたり
閉じたり 開いたり

年輪が切り出されていく

すっかり閉じた輪っかは
みるみる固くなり
昔からそこにあったような風格だ

固くしっかりと塗り込められ
何があっても揺るぎそうにない

封印されたものが
その真ん中に座した


*ペルセウス座にある、カルプスという星は、英雄ペルセウスの持つ剣の部分にあたります。
詩人ウィリアム・ブレイクの火星は、このカルプスと関係があります。ウィリアム・ブレイクは、子どもの頃から天使を見たりなどの幻視がありましたが、それを生かして素晴らしい詩をたくさん書いています。そこには揺るぎがありませんでした。

幻視を切り取って、確固とした形にしていくのが、このカルプスという剣なのです。


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