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僕の「UberEATS福岡」を総括する。

僕の「UberEATS」
とかって、大上段から振りかざしましたけど、この場合の『の』は『所有』という概念では無いですから。スミマセン。
僕が「1配達員として経験したUberEATS福岡」って事です。スミマセン。英二さん、スミマセン。

福岡では、2018年の12月辺りからサービスが開始され、徐々に配達エリアが拡大され、現在は広大な面積を誇る「東区」以外は、大概サービスエリアに入っています。東区もいずれエリアに含まれるんでしょうけど、それは大変だなぁ!距離的に。。とみんな思っているはずです。

UberEATSって何ぞ?
っていう話ですが、単純に弁当配達員です。

お客さんがアプリを介して注文した商品を加盟店に「Uberですけどぉ」って、取りに行って、お客さんの所まで「Uberですけどぉ」って、届ける。
加盟店が配達員を雇っている訳ではなく、UberEATSが配達員個々人と配達業務の委託契約をして個々人が、配達員として働いている、形です。

実は、僕は東京でも配達員をしていて、UberEATS日本上陸 直後のウハウハ期も経験しています。今も、キャンペーンやクーポンの大盤振る舞いを行なっているUberEATSですが、東京のスタート時には、まだ配達員が少なく、
指定のエリアにその時間居るだけでお金が入ってくる
という“玄関開けたら2分でごはん”的な、お得な不労所得上等の、サトウのごはんシステムが採用されていたのです。
僕は、当時練馬に住んでいたので、サービスエリアの新宿に赴き、サービスエリアのギリギリの地点に待機し、¥1500/hばかし貰って、ひたすら読書かスマホゲームする。という夢のような収入を得たりしてました。

でも、夢は見るものじゃなくて叶えるもの
そうそうそんな時期は長くは続きませんでした。

とはいえ、サポートセンターに行って、ちょい登録して、カバンもらって、ちょい配達員用アプリDLしてしまえば、いつ働いても、いつ休んでも、いつ傷心旅行に旅立ってもイイ! という訳です。

UberEATSって稼げるの?

というのは、よく検索されているトピックだと思いますし、僕もカバンを横に置いて休憩していたりすると、何度か尋ねられたりしました。
アレですよね、本当に稼ごうと思ったら、パチンコだって、株だって、オレオレだって、オラオラだって、それ相応の工夫と努力がいる。って言うじゃないですか?
Uberも一緒ですね。
高需要のエリアや時間帯を把握して適切な場所に待機したり、クエスト(ex.30回配達すると¥5000みたいな課題)をクリアしたり、必死でペダル漕いだりしなきゃいけません。

それでも、土日にガッツリ入れば、万越え/日は楽に見込めましたから、コレ、ホントに思うんですけど
なんか夢追いながら頑張ってる人
には、ありがたい働き方だと思います。
シフトが無い
わずらわしい人間関係が無い
まとめて休んでもイイ

というのは、最高の利点だと思います。
やっぱり
夢は見るものじゃなくて叶えるもの
だもの。そうだもの。

ただ、逆にいうと
空いた時間にサクッと稼ぐ
みたいな凄ワザは、
それ相応の工夫と努力
をした人だけが得られる成果だと思います。

結果、僕は2019年の5月から、福岡での配達を始めて、1000回ばかしの配達を重ね、8月までの三ヶ月間にウン十万は頂けました。

サポートがクソ!だとか、スマホホルダーやカバン内での料理こぼれを防ぐためのブツへの投資が必要だとか、サポートがクソ!だとか、もうお尻とふくらはぎが限界!だとか、サポートがクソ!みたいな呪詛は配達員のTwitterでしょっちゅう見かけますけれど、それでも配達員を続けている、という事は先に挙げたような利点が優っているのだと思います。

さほど遠くない未来には、配達もドローンがドロドロと請け負うようになるのでしょうから、自転車やバイクに乗って配達できる幸せを今は噛みしめるべきかも知れません。

2リットルのペットボトルを8本配達したことも、梱包が甘々のモツ鍋をソロリソロリ配達したことも、チップを¥3000円も貰ったりしたことも、雨宿りしてるJDの集団が待つ橋の下に届けて拍手で迎えられたことも、雨の歩道で滑って自転車ごと一回転したことも、優しい店主さんにホッコリさせられたことも、クソみたいな店主にクソみたいな扱いされたことも、経験としては楽しいものでした。

ただ、ひとつ、
配達中に周りが見えなくなる
という問題があった事は確かで。
コレは、単に僕がテンパりやすいからなんでしょうけど、配達中に焦って、交通ルールを破ったり、人を邪険に押しのけたり、した事は多かったように思います。本当にすみませんでした。
正直、コレを続けていたら
間違いなく事故を起こす。。
と、思っていました。
そういう意味では、僕がUberEATSを時限的に終えたのは賢明な判断だったと思います。誰かを傷付ける恐れを感じながら、長く続ける事は出来なかったのではないか、と今振り返って思います。

所詮は、弁当の配達員。
もちろん、その仕事を卑下も、揶揄も、しませんけれど、デカいカバンを背負って街中をグルグルしている、そういう自分を客観視できるような人が、UberEATSの配達員を続けていって欲しいと思います。


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