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僕の福岡生活を総括する。福岡の無心になれるスポットBEST3

すっかり、涼しくなってきました。福岡がどうだかは、知らないんですけども。
というのも、福岡での会社員生活が終わったからです。という訳で、短かった福岡生活(2年ちょっと)を「総括」してみたいと思います。
「総括」をしないままに、ほっておくから、戦後補償も、学生運動も、次のフェーズに行けないのではないでしょうか? きっと、そう。

総括」とは、
個々のものをひとつにまとめること。
全体をとりまとめて締めくくること。

goo辞書さんによると、こうあります。この続く文章のテーマの意味を提示してから、本論に入るパターンは、ターザン山本が週刊プロレスで頻繁にやっていた手法です。

「やー、今日も沢山のお運びで、まー。ベッピンさんばっかりですなぁ」
「ホンマやね」
「コチラから、ベッピンさんベッピンさん...一人飛ばしてベッピンさん!」
という漫才の導入の手法を始められた方はどなたなのでしょうか? 気になる所です。でも、それくらい汎用性の高い手法という事ですね。そういう意味です。

ベッピンさんと言えば『デラべっぴん』って、懐かしいですね。この間Netflixで『全裸監督』を観て、思い出しました。この「デラ」の部分は、名古屋弁の「でら」=「どえらい」=「でぇりゃー」というニュアンスかと思いきや、「deluxe」=「デラックス」の略みたいです。僕が今から総括しようとしている福岡に準じて変換すると「バリ」という言葉が、「とても・すごく」という意味合いで使われますので、『デラべっぴん』が福岡発の雑誌だった場合は、『バリべっぴん』という名称になっていたのかも知れません。「福岡市博多区からやって参りました」でお馴染みのナンバーガールも『ZEGEN vs UNDERCOVER』で「バリやばーい」って歌ってましたね。けれど、結局、『デラべっぴん』の「デラ」は、「deluxe」の略である事は先に触れた通りですので、仮に『デラべっぴん』が福岡発の雑誌だったとしても『バリべっぴん』にはならない。という事だと思います。

さて、割と、長めに書き連ねましたので、もう大体、僕の福岡生活の「総括」も出来た気がします。
字義に正確にやっておくと、
個々のものをひとつにまとめること。
というのが総括みたいですので、僕の福岡ボーッとしてたプレイスベスト3をご紹介しまして、総括と代えさせていただきたいと存じます。

第3位...
「夜の大濠公園」
福岡市民の水と緑のオアシスである大濠パークです。
中心部にほど近い立地である為、常に程よい喧騒感がある公園ですが、深夜に中央の池をのぞむ形でベンチに腰掛け、ボーッとする。
深夜でも、ランニング勢や、ほろ酔い学生勢が背後を通り過ぎますので、寂しさは無く、乱視矯正のメガネを外して
池の向こうの高層ビル群の、にじむ灯りを眺めていると、「みんな頑張ってんなぁ、もういいかな」と感じ入る事うけあいです。

第2位...
「夜の須崎公園」
福岡市民の水と緑のオアシスである須崎パークです。
中心部にほど近い立地であるのに、常に程よい寂寥感がある公園ですが、家なき子たちの住処になっている側面もあり、時折、怒声が響いたり、金属が割れる音などが響き渡り、寂しさゼロです。粗めの芝生に寝そべるも良し、数多設置されたベンチで佇むも良し。
意外な程広く眺められる夜空に、ちらほら望める星を眺めながら、「いかんいかん!もう家帰ろう」と跳ね起きる事が多かったです。

第1位...
「23時以降の博多港国際ターミナルの最奥部」
福岡と各地各国を海路で繋ぐ埠頭です。
23時以降には、車輌が奥まで入ることが制限されますので、まず誰も居ません。手前のターミナルには、ショーウィンドウを使ってヒップホップダンスの練習をする若人たちがほぼ毎日いますが、その先まで歩いて行けば、「コレ何のための街灯だろう。。」と疑問が浮かぶくらい、ひとっこひとり居ません。朝、4時を回ると散歩のご老人があらわれたりしますので、快活に挨拶してください。
船が停泊している側に回り込むと、時間を問わず作業されている方がおられます、「みんな頑張ってんなぁ、もう朝だもんな」という事に気付いたら、もう帰ってください。

以上、僕の福岡ボーッとしてたプレイスベスト3を持ちまして、僕の福岡生活の「総括」とさせてください。
是非、福岡にお住まいの方・来福をお考えの方は、何も考えたくなくなったら、これらのスポットに出向かれてください。何も考えない時間の果てに、一気に焦燥感が押し寄せてきて、「もう、少し頑張ってみよう」と思えるはずです。

正直、なんの爪痕も残せなかった僕の福岡生活でしたが、この先しばらくは、北陸の地・金沢で、もう少し頑張ってみようと思います。

今も、残っている所には残存していると思うのですが、鏡張りになっていて、昼間は何を扱っているか判別できないが、夜になると内側から明かりが射して「エロ本自販機」だと確認出来るタイプの手品みたいな箱が、僕が中学生の頃には金沢市にも沢山残っていたのですが、この所、街を徘徊してみても見当たりません。コンビニから有害図書が弾き出されますので、これからは「エロ本自販機」復権の時代が到来するのではないか?
と思わなくもないのですが、すでに印刷物としてのエロは、それこそ『デラべっぴん』の時代で終焉を迎えているのでしょう。

「空からエロが降ってくる」
のキャッチフレーズで事業を推し進めた村西監督の姿は、きっと『全裸監督』シーズン2で、つぶさに観られる事になると思いますので、期待して待ちましょう!
先に述べた「エロ本自販機」って、商品が出てくる時に
ガタッ
て、ドでかい音がするんですよね。その音にビビって、商品を取らずに逃げるように自転車を漕いだ中学生の頃の自分を、時を越えて慰めてあげたい街、金沢。この地で、もう少し頑張ってみようと思います。

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