LINEを「リネ」と読んで、呼んでしまう罠
「DENON」
という音響機器ブランドがあります。
現在は「DENON=デノン」という読み方で定着していますが、かつては「DENON=デンオン」という読み方をさせていました。創業した「日本電氣音響株式會社」の通称として用いられていた「電音」。を、アルファベットに置き換えたのです。
確かに、うっすらとした記憶では「デンオン」とカタカナで表記されることもあったように思います。デンオンのカセットテープとか使っていたような気がします。他よりちょっと安かった気がします。
シティボーイズのコントで、街で見かけた「DENON」の看板を「デノン」と呼んでしまって、バカにされるというヤツ、があったように記憶します。
ところが、一歩日本を飛び出すと、「DENON」は「デノン」と読むのが至極当たり前なのです。
ここにグローバルスタンダードの罠があった!のかー。
というお話です。
松下電器が「National=ナショナル」を海外戦略で捨てたように、
任天堂が「ポケットモンスター=Pocket Monster」を「Pokemon」に改めたように、(これの“Pocket Monster=チンチンのスラングだから説”は確かではないようで、単純に“同様商標名と長い名前を避けた説”が有力だそうです)
海外に出て勝負することを考えて最初っから、ネーミングせねばならないんですね。そんなの杞憂に終わる会社や商品が大半でしょうけれど、一応、世界目指しましょうよ!社長!!
そこで、ようやく今回のSNSアプリ「LINE」の読み方を「リネ」って言っちゃうことあるよね?ね?ね?
っていう話ですけれど、ちょっと考えたら、そんな間違いしないような気がしてきました。
アルファベットの『I』って、単語の頭にある場合以外は「イ」って読みませんもんね。「アイ」が普通で、前の文字を受けて発音が変化していく感じですもんね。はないちもんめ。
僕が一番好きな企業名の読み違えは、木村祐一が大喜利で出していた
「SONY=ソニー」を「そにいち」と読むヤツです。
というわけで、『LINEを「リネ」と読んで、呼んでしまう罠』なんかこの世には一切無い。
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