寝起きの重さが消えた話

朝起きるとき、胸が重苦しかったり頭がぐるぐるモヤついたり、理由のない不快感をおぼえることが多々ある。

聖霊助けて 
という叫びはあんまり即効性がないらしく、

最近はもっぱら
聖霊に負けます
私は全部間違っています
私が誰か教えて下さい
というのを布団の中で祈っている。

これはけっこう聞き届けられやすいようで、高確率で心身がゆるむ

でも今日は気持ち悪さが抜けず
あ、そうか
気持ち悪さを排除するために「負けます」と言うのは、負けたフリであってほんとには負けてないのか
と感じた

ほんとに負けるってことは、〈排除したい気持ち悪さ〉のなかにダイブするって決めることか

安心して、暗闇と恋に落ちてください
というライラの詩が思い出された。

不快にダイブすると決めたら、拒否するために使われていた抵抗のエネルギーがフッと消えるのがわかって、即座に何かがゆるんだ

私はこれを、愛します
と気持ち悪さを抱きしめて心のなかで言ったら、もっとふにゃふにゃにゆるんだ

気持ち悪さも神だったのか
勝とうとしていた
負けないようにしたかったのか
裁くのをやめるって、これもか

抵抗感が邪魔をしなければ、現れていた不快は用事を果たしたらしばらくすれば消えるみたい

暗闇に飛び込むって
聖霊に負けるってことなのか

全部に負けよう

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