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Acoustic Revive レビュー No.6

(2019年5月にFacebookに書いた記事の転載です)

少し時間があいてしまいましたがAcoustic Revive レビューです。
今回はVocalレコーディング。
主な使用機材は
・マイクプリ Grace Design Model 801
・コンプレッサー Tube-Tech CL1B
・EQ AMS Neve 1073LBEQ

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そしてアコースティックリバイブさんの機材は
・電源ケーブル POWER REFERENCE TripleC
・電源BOX RTP-4 absolute
・電源コンディショナー RPC-1
・グラウンディング・コンディショナー RGC-24 TripleC-FM
・超低周波発生装置 RR-888
・天然クオーツインシュレーター RIQ-5010W

もちろんXLRケーブルやRTP-6 absoluteは普段も使用しているのですが、
今回はとにかく電源回りが強力です。

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まず前に作って頂いたGrace Design Model 801の外部電源を繋ぐための特注7ピンケーブル。
これのお陰でGrace Designの音のキャラクターを最大限に引き出す事ができます。
他のマイクプリでは絶対に出せないキラキラな音のキャラクターです。
そして贅沢にもアウトボードの機材を全てPOWER REFERENCE TripleCケーブル。
さらに電源コンディショナー RPC-1とグラウンディング・コンディショナー RGC-24 TripleC-FM。
もう完璧な電源周りですね^^

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電源コンディショナーのRPC-1
https://acousticrevive.jp/portfolio-item/power-conditioner/
とても興味深い構造です。

一般的なノイズフィルターはエネルギー感や躍動感の減衰など弊害があるのですが、それが無いのです。基本的にプロ用のパワーディストリビューターやクリーン電源はノイズフィルターを使用しているので、敬遠していたのですが、RPC-1はそんな副作用が無いので安心して使用できます。

全ての機材の電源を入れマイクの前で歌ってもらい聴いた音は音は…

本当にびっくりするくらい曇りの無い澄み切った音でした。
電源の重要性は重々承知ですが、やはりここまでやると雲泥の差でした。

ちなみにマイクはNEUMANN U87AiとLewitte LCT640と悩みましたが、
ヴォーカリストの声質からLCT640を選択。

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そして天然クオーツインシュレーター RIQ-5010W。

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これはアコリバさんでもロングセラーの定番商品ですが、改めて凄さを実感。
プロ用機材は基本ラックマウントするのでそもそもインシュレーターがありません。
今回は機材を裸のまま持ってきたので、それぞれのアウトボードの下に3点のインシュレーターとして使用。
もちろんインシュレーターとしての役割はもちろんですが、
発熱がすごいので、放熱という意味でも多大な効果がありました。
今まで色々なインシュレーターを試してきましたが、やはりこの水晶インシュレーターが一番良いですね^^

そしてマイクスタンドの3本の脚の下にも配置。
これも物凄い効果があります。音のスッキリ感と抜けが全然違います。
表現が難しいですがモニタースピーカーで聴くと音が真っすぐ出ている感じがします。

ヴォーカリストの声を最大限に引き出し本当に良い音で録る事ができました!

超低周波発生装置 RR-888 (海外モデル、国内向けは「RR-777」)

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7.83Hzという超低周波( シューマン共鳴波 )を発生させる装置です。

この製品はレコーディングスタジオやマスタリングスタジオで良く見かけます。

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