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クラニオが必要な赤ちゃんたち

今日も赤ちゃんにクラニオ。

昨日産後ケアで来た
もうすぐ3ヶ月になる赤ちゃん。

無痛分娩で
麻酔が効きすぎて
いきめず
鉗子分娩だったとのこと。

ママは斜頸が気になっていました。

整形外科も受診したけど
もう少し様子みてといわれて
終わったそうです。

斜頸はいろいろ原因があるけど

お産の状況を考えると
先天性筋性斜頸だと思う。



先天性筋性斜頸は

後頭部と鎖骨・胸骨をつなぐ
胸鎖乳突筋が

出産で産道を通る時に
過剰に伸展してしまって

筋線維がダメージを受けて

筋肉が硬く縮まった状態になることが
原因だと考えられています。




赤ちゃんは
首が右側しか向けない状態で

左の胸鎖乳突筋が
触れてわかるほど硬い。



昨日の段階で短時間だけど
クラニオをして

ママにできる
セルフケアの方法を
伝えました。



家に帰って解剖図をみて
どこにアプローチしたら
よいかを考えました。



そして今日も赤ちゃんを
お預かりの時間があったので

仕事の合間をぬってクラニオ。



右しか向いていなかったのに
途中から真っ直ぐ上を向くようになりました。


まだまだ胸鎖乳突筋は硬いけど

昨日よりは
緩んだ手応えがありました。



その後ママのところに行くと

「今まで右しか向いたことがなかったのに
昨日上を初めて向いたんです!」

と驚いていました。

もうめっちゃ嬉しい!
そりゃ可愛い我が子の変化に気づくよね。

授乳の悩みもきっと解決すると思うよ。


今、私は生まれて数日しか
みてあげられないけど

こうやってたまに産後ケアに来る
生後数ヶ月の赤ちゃんをみると

まだお産のダメージを
ひきずってることがわかります。


昨今、医療介入が多いお産ばかり。

クラニオが必要な赤ちゃんは
ますます増えてると思います。

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