見出し画像

「キケンナアソビ」#14 岩永翔斗

2024「これまでとこれから」

4月に新体制となり動き始めたStierdor。
この一年で多くのことを経験してきました。
これまで、そしてこれからからの想いを3年プレーヤーの#14岩永翔斗が綴りました。


こんにちは。3年の#14岩永翔斗 です。今回は北九州市立大学フットサル部Stierdorとしての「これまでとこれから」について書かせて頂きます。

今回は3年生となり新体制で挑んだ2023/24シーズンについて振り返ります。

(1.2年時の時の振り返りはAmebloで書いたと思うのでそちらを読んでいただければ幸いです。)リンク先
https://ameblo.jp/stierdor-mg/entry-12813670710.html


「九州王者奪還」

今シーズン我々の目標は「九州王者奪還」。新体制となり間もなく、全日本大学フットサル選手権が始まった。そして、福岡県大会、九州大会を制し、九州王者奪還を成し遂げた。そこに至るまでの個人としての取り組み、チームとしての取り組みには、大いに満足できるものだと感じていた。部員全員がこの大会のために素晴らしい態度と意欲を示し、タイトルを獲得した。優勝できたことは、偶然ではなく、必然で、これまでの取り組みが結果に確実に繋がったと思える、そして、優勝するに相応しいチームであったと自信を持って言える。


しかし、その結果をもたらすまでには、沢山の苦しみと、犠牲を伴うことばかりであった。私は指導者がいないこのチームをまとめ、先導する役目である以上、覚悟と責任をもってこの1年間戦ってきた。だが、それは想像を絶するものであった。本当に壊れそうだった。フットサルを中心とした学生生活に限界を感じることもあった。逃げる選択肢を何度も選びかけた。そして、選手としても未熟である自分がプレーしながら、チーム全体としての戦術理解の向上やプレーモデルを構築することは非常に難しく感じた。自分自身もフットサルは大学に入学してから始め、まだ3年目であり、フットサルの10%も知らないのでは無いかと思うくらい無知であり、様々な情報を参考にし、日々学習しながら知識量を増やしているところである。そんな中でチームのマネジメントとトレーニングを組み、また自らのプレーでも示していくということは最も苦労した部分である。悩むことや上手くいかないことがほとんどだったが、その中でも試行錯誤し、なんとかチームを強くしようと努力し続けた。

困難はこれまでに述べたフットサルという競技に対する向き合い方だけでは無かった。

勝つチームに相応しくない態度や意欲は、先輩であっても、同期であっても、自分はブレずに指摘してきた。それは監督がいないチームにとって誰かが務めなければいけない事であった。誰もやらなかった。遅刻や練習や取り組みに対する悪い態度は決して許さなかった。当時のチームは各々、他人(チームメイト)への厳しさが全くなかった。メリハリが無い、仲良しこよしのチームだけにはなりたくなかった。「自分に厳しく、他人に甘く」そんなものはサークルでやってればいい。他人への厳しさがない人間は自分への厳しさも無くなると思っていた。部活において、他人への甘さは要らない。自分がやらなくてもいい環境を他人に甘くすることで作ろうとするな。もっと互いに厳しい目を向けないと、個人としてもチームとしても衰退していくばかりだと感じていた。フットサルの前に、人として成長するべきだと考えていた。チームメイトである前に、友達であるみんなと人として共に強くなりたかった。そして、徐々に周りを見れるようになったチームメイトや自ら行動を起こそうとするチームメイト、一人一人が自分なりの変化を示していくようになった。さらには、自分には見えなかった部分に気付かされることも多々あった。考え方も柔軟になり、成長できた。現在のチームの意欲と態度は勝つチームに相応しいものだと自信を持って言えるだろう。この意欲と態度をいかに継続し、現状維持ではなく、向上し続けるか。簡単なことではないが、チームとして取り組んでいこうと思う。


そして、今シーズン残すは九州学生リーグ。これまで、予選リーグ9試合8勝1分0負で1位で上位リーグの3試合を迎える。この3試合で順位が確定し、全国大会出場が決まる。驕りや慢心などは決してない。1試合1試合を勝ち抜くことに集中している。最後の最後まで食らいつく。迷いもない、チームはひとつの方向を向いている。

Stierdorは必ず優勝する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?