見出し画像

「愛、ときどき夢」 #mg大田希乃香

Stierdorの一員となったあの日から、1年と4か月が経過しました。
この月日の間に自身にどんな変化があったのか。
「1年間での変化・成長」をテーマに#マネージャー大田希乃香が想いを綴りました。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

北九州市立大学文学部・人間関係学科2年
Stierdorマネージャーの大田希乃香です!!!
最後まで読んでいただけたら嬉しいです🙇‍♀️

2023-2024


私は北九大フットサル部に入部するまでの18年間、フットサルどころかサッカーすら関わりの無い人生を送ってきた。
そんな私がなぜフットサル部のマネージャーをしているのか、そしてこの1年間の私の気持ちを拙い文章ではあるが綴っていこうと思う。

私は高校を卒業する前から大学生になったらやりたいことリストを作って、その1番上に「マネージャーになる」と大きく書いていた。昔からマネージャーに憧れがあって、いつかやりたい!と思っていたけれど高校でも自身の競技を続けたため出来なかった。だから大学でこそマネージャーになると決めて北九大に入学した。


入学式の直後からいろいろな運動部の活動をまわってみた。そこで出会ったのがフットサル部である。サッカーのルールがギリギリ分かるくらいの私にとって、初めて見る競技でルールなんて何も分からなかった。

けれど楽しそうにフットサルをしているみんながキラキラ見えて、マネージャーの先輩たちが部活の話をしている姿が幸せそうで、直感で私もここに居たいと思った。

他の部活も見てみたけれどやっぱりフットサル部の魅力に勝るものがなくて、「入部したい」と言うために体育館に戻った。休みが少ないこと・お金がかかることを忠告されてもなお、私はこの部活のマネージャーをしたいと思った。この部で頑張るみんなの力になれたら幸せだろうなと思った。ここで入部を決めても後悔しないと直感が言っていた。

だから私は、フットサルに惹かれた心と自分の直感を信じて大学生活4年間をフットサル部に懸けることを決めた。


入部してすぐ大学選手権の県大会があった。ペーペーの私にはこの大会がどれだけ重要で、先輩たちがどれだけの想いで戦っているのか分からなかった。それでもみんなが真剣なのは伝わっていたし、何より練習中・試合中のみんなが本当にかっこよかった。
スタンドから応援していてとても楽しくて誇らしい気持ちになったのを覚えている。どんどん勝ち進んで、たまにハラハラしながらも見事優勝。九州大会への出場が決まったが、この時はその凄さもまだあまり分かっていない。


それから2ヶ月弱、優勝するためだけに全員で突っ走った。怪我や体調不良も多くまさに満身創痍な先輩たちを見て泣きそうだった。なのに気がついたら九州大会も優勝。
嬉しさは勿論のこと、「この人たち何でこんなに凄いんだろう」という気持ちでいっぱいだった。

でもその裏には優勝するために自分の時間を犠牲にしてまでフットサルのことを考えて、練習して、努力を惜しまない姿があることを知っていたからとてもとても誇らしかった。


全員で満を持して出発した岸和田での全国大会。点が入る度、惜しいシーンがある度に、絶対に勝てると思った。でもそう簡単にはいかなくて、全国との壁を嫌になるほど感じた。チームとしても個人としてももっと成長しなくてはならないことを実感させられた。

今の私ではチームのために何も出来ていないどころか迷惑もかけている。ただついていくのではなくて、先輩たちに追いつかなきゃと思った。フットサルと関わってからはじめての夏は何も出来なかった。

2024-2025



その後は学生リーグ最終節と今年の大学選手権の県大会、九州大会。チームで3回も悔しさを味わっている。大事な試合で負けるたびに感じるのは無力感。当たり前だが私には点を取ることも、ゴールを守ることも出来ない。どれだけプレイヤーと同じだけ勝ちたいと思っていても試合が始まってしまえば叫んでチームを鼓舞することしか出来ない。それが歯痒い。

そしてこの部には今マネージャーが6人いてそのうち同期は3人。私より出来ることが多くて、素早く気づいて行動できる人たちばかり。足でまといになっているんじゃないかと思った。自分の力不足を実感した。夏から何も成長してないじゃないかと思わずにはいられなかった。


選手権で負けたあとの「いつも支えてくれてくれてありがとう。他を見てもこんな凄いマネージャー陣はいない。」というキャプテンの言葉。

それを聞いて、出来ないことばかり探している自分が馬鹿馬鹿しくなった。こんな私だけれどチームの力になれているんだと気づかせてくれた。


だから、マネージャーの私にしか出来ないこと・任せてもらった仕事は全力でやろうと改めて決意した。もし出来ないことがあっても隣にいる同期たちが助けてくれるし逆に困っていたら手を差し伸べる。そうやって心強い仲間と協力して高めあってこの部活をもっとサポートしたい。



この一年ちょっとで私はフットサルが好きから”大好き”になった。それはStierdorのみんなが全力でフットサルと向き合って魅力を目の前で伝えてくれるから。
「なんで大学に入ってまで部活して、しかもマネージャーをしているのか」
今まで何回も聞かれてきた。その度に何でかなと考える。

でもやっぱりその答えは、
『Stierdorが大好きだから。Stierdorの存在がモチベーションだから。』


体育館でみんなが汗を流しながらトレーニングを頑張っている姿。同期が試合に出て活躍したりゴールを決めたりしている場面。出来なかったことが形になっていく光景。壁にぶつかるたびにどんどんいいチームになるのを目の前で実感すること。

それら全てが私が”頑張れる理由”だ。

大袈裟だと思われるかもしれないけれど、私にとって部活は、生きるモチベーションになっている。

そう思わせてくれるみんなにとても感謝している。頼りないかもしれないけれどこれからも1番近くで応援とサポートをさせて欲しい。



”この1年間の変化”

それは、『一目惚れから始まった部活が私のモチベーションに変わったこと』



最後まで読んでいただきありがとうございます!🧸

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?