SFC魂の継承

 こんにちは!慶應環境情報学部1年生の者です!今回SFCスピリッツの授業を受講して、学んだこと(講師がどのような活動をされているかは検索したら分かるので、話の中にあったパワーワードを中心に)をまとめたいと思います。

 私がSFCの先輩方から学んだスピリッツを、この記事を通して少しでも未来のSFC生に受け継ぐことが出来たら幸いです!

1、今村久美さん(認定NPO法人カタリバ代表理事)

 今村さんは、カタリバという会社で、全国の学生の教育支援や居場所の提供をされています。カタリバオンラインを使うことで、どこにいても繋がれるし、今回のコロナ問題で学校に行けない子供たちへの支援も行なわれています。

「環境の分断は教育で変えられる」                     普段何気なく通っていた学校ですが、今回のコロナ問題でそれが当たり前でないことを実感させられました。それでも、オンラインを通して新たな授業スタイルが出来つつあります。その先頭に立って活動されている今村さんだからこそ、教育で分断を回避できると思われたのだろうな、と感じました。


2、閑歳孝子さん(Zaim代表取締役)

 閑歳さんは、家計簿アプリを作成したりするなど、お金に関わる仕事をされています。人の人生を動かせるサービスを作りたい、という信念を持って活動されているそうです。

「お金の使い方によって人生の選択肢は変わる」               お金持ち=幸せ、ということではない、という風に解釈しました。確かにお金があれば、様々な活動を行うことが出来ます。しかし、最も幸福を感じるのに大切なのは、活動を行おうとする時にそれが主体的な選択なのかどうか、ということです。


3、渡邉康太郎さん(Takramコンテクストデザイナー)

 渡邉さんは、ブランドのロゴの作成など、デザイナーとして活躍されています。弱い意志×偶然によって今の自分があるのだ、と話されていました。

「新たな価値は常に弱いものから始まる」                  新たな価値や発見というのは、大多数の人が普通と思っていないこと、すなわち弱いとみなしていることです。弱いものをまず発見し、批判を受けてもそれを強いものに変えていける人が一流の人なのだろうな、と思いました。


4、柳澤大輔さん(面白法人カヤック代表取締役)

 柳澤さんは、ネット上の様々なコンテンツの提供や、スマホアプリの作成を行われています。

「仕事とは評価そのもの」                         学生時代は成績という形で私たちは評価されていました。しかし、社会人になるとそのような絶対評価は無くなります。それでも、仕事=評価と言われるところに、自分の仕事に対する誇りを感じました。


5、 千葉功太郎さん(Drone Fund代表)

 千葉さんは、自然災害や社会問題などを、ロボットを使って解決していこうとする仕事をされています。

「逆算思考」                               自分に嘘をつけないような明確な数値や期日を決め、それに向かって頑張ること。この思考は私たち人間常に持っておくべき思考だと思います。人間はよっぽど強い人でない限り、どうしても楽な選択肢のほうに逃げがちです。明確な目標を持っておく、というのは、常に心がけておくべきです。


6、 松尾卓哉さん(株式会社17創業者)

 松尾さんは、広告会社を経営されており、多くの有名なCMを制作されています。

「自信がない人の言葉は誰も聞いてくれない」                文面そのままの意味で捉えると少し傲慢な感じがしてしまいますが、松尾さんが言われていたのはそういう感じではありません。自信がある=自分を信じることなので、自分を信じて行動しなさい、ということです。この言葉を聞いて、多くの人に耳を傾けてもらうには、まずは自分が努力をして自信をつけることだと思いました。


7、門松貴さん(内閣官房長官秘書官)

 門松さんは、内閣官房長官の秘書官として、国の危機管理対応を行なったり、音声自動翻訳などもされています。

「つくるためにこわす」「創造のために改革をする」             この言葉は、始めはどのような意味か理解できませんでした。なぜ創るために壊すのか。しかし、門松さんの話と立場を考えると理解ができました。新たなものを生み出すためには、今あるものを改善しないといけないということです。そのこわす勇気を持てるかが大切なのだなと思いました。


8、 平尾丈さん(株式会社じげん代表取締役)

 平尾さんは、生活機会の最大化を目標に、様々な事業を展開されています。

「とにかく1歩を踏み出そう」                       起業家の方ならではの言葉だな、と思いました。何か行動している時の1歩なんて簡単に出せます。しかし、新たなことにチャレンジする時には、その最初の1歩が怖くてなかなか踏み出せません。その1歩が自分の人生を変えると信じて歩みたいと思います。


9、江渡浩一郎さん(産業技術総合研究所主任研究員・メデイアアーティスト)

 江渡さんは、インターネットを用いた共同創作環境の構築を目指されているそうです。また、SFCのWebサイトも作られたと言われていました。

「多くの人が同意しない未来をつくる」                   今現在、誰もが普通と思っていないことは多くあります。それを未来に普通にすることはとても難しく、かなりの信念を持っていないと実行できません。ネット産業が盛んでなかった頃からネットに注目していた江渡さんだからこそ出せる言葉だなと思いました。


10、小林正忠さん(株式会社楽天創業者)

 小林さんは、誰もが知る楽天の創業者です。常に楽しそうに話しておられたのが印象的でした。

「不可能はない。チャンスは平等にある」                  チャンスは平等にある。これはチャンスを掴んだ人だからこそ言える発言なんだろうな、と思いました。成功できていない人は、自分には運がなかった、チャンスなんて存在しなかったんだ、と考えがちです。しかし、それは自分の周りにあるチャンスに手を伸ばそうとしていないだけなのです。私も暗闇に迷いかけた時には、この言葉に助けてもらえそうな気がします。


11、 駒崎弘樹さん(認定NPO法人フローレンス代表)

 駒崎さんは、日本の保育の問題に取り組まれています。

「皆も社会を変えられる。はじめてのことを生み出して新しい当たり前を」   この言葉は偶然なのか必然なのかは分かりませんが、江渡さんの発言と似ているなと思いました。新たな問題に取り組まれている人は、やはり最初は少数側の意見に属しています。そこを多数側に持っていくことの難しさと楽しさを知っているから、私たちにも頑張ってほしいというメッセージだと捉えました。



まとめ


 11人の先輩のお話を聞いて最も印象に残ったのは、どの方も自分のやっていることに自信と誇りと楽しさを持たれているな、ということです。これは簡単なことではなく、そこに到るまでかなりの努力をされているはずです。この方々と同じ道を歩むことはなく、道は人それぞれですが、信念は共有できることが多いと思います。この記事を読んで頂いた方々の未来に少しでもいい影響をもたらせたら嬉しいです。

 最後に、このような貴重な機会を設けて頂いた田中浩也先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。






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