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弦交換後のチューニングを安定させるコツ

今回はチューニングについてです
弦交換した後ってチューニングが安定しないなと思ったことってありますか?
これはしっかり段階を踏むことで概ね解決するので、ぜひやってみてください!
今日のnoteで使っているギターはFender系の6連ペグですが、Gibson系の3:3ヘッドやアコギも共通の内容です
ロックペグはちょっと違うのでまた別の機会に書きます!

それでは弦交換をしていきます!
僕はFender系ならペグ2個分余分に弦を取ります。そうすると3〜4周くらい弦を巻くことができます。巻かなすぎても巻きすぎてもチューニングが安定しなかったり見た目も悪いので3〜4周くらいがちょうどいいかなと思っています。

これはペグポストの直径が訳5mmなので円周の公式に当てはめると、
5+3.14で15.7となります。15.7mmを3周させるには47.1mm必要になります。

ペグにスケールをあてて見てみました。47.1mmの場所はだいたいペグ2個分取ったところにあると思います。
Gibson系ヘッド(3:3ヘッド)はペグ1個分〜1.5個分くらい巻いています。

そうゆう感じでできたら弦を折り曲げます(ピント合ってなくてすみません)
ポイントは先に折ってから弦を切ることです。エレキギターやベース、アコギなど巻き弦は巻きが解れてしまうことがあります。
巻きが解れるとチューニングが安定しなくなったり切れやすくなります。
なので先に折っておくと巻きが解れてきたとしても折った部分で解れがストップするので結構重要です!

折れたらペグポストに弦を入れて巻いていきます。
ここからもポイントがあります。それはしっかり弦にテンションを入れて巻くことです。


これをやるかやらないかで結構変わってきます。テンションをかけることによってペグに弦が隙間なく巻かれます。

半分くらい巻けたら弦の捩れを取っていきます。捩れを取らないと不安定な弦振動になってしまいPUから出る音が変化したりチューニングにも影響します。

こうゆう感じで持って弦を上下させてください。ベースだと結構分かりやすく捩れが取れてくれます!
ある程度捩れが取れたなと思ったら最後まで弦を巻きます。しっかりテンションをかけましょう!

こうゆう感じで残りの弦も巻けたらチューニングです
一回普通に全弦チューニングしてみてください。恐らく1弦をチューニングし終わる頃には先に合わせた弦のチューニングは低くずれていると思います。

こうゆう感じで弦はナットからペグ側に移動すると音程が高くなり、逆側に移動すると低くなります。

弦を張ってすぐの状態はペグに巻かれている弦に隙間や緩みがあるため、弦交換をしてすぐはチューニングがずれやすくなります。これの対策として弦を張る段階で隙間や巻きが甘くならないようにしっかりテンションをかけて巻きます。
ただ、しっかりテンションをかけて巻いてもチューニングはズレるので、このように弦を結構強めでいいので引っ張って伸ばしてください。

チューニング→弦を引っ張る→チューニングという流れをチューニングが安定するまでやります。
早くて5分くらいでチューニングが安定し始めるので、張りたての弦ですぐにライブをすることも可能です!

あと、ペグを巻く時の注意点ですが、音程を上げる方向(大体は左巻き)で目的の音程になるように巻いてください。
ペグは強い力のかかった弦を支えています。左回し(音程を上げる方向)はしっかり止まりますが、右回し(音程を下げる方向)にはあまりストップがかかりません。音程を上げる時より下げる時の方がスピード的にも力的にも楽ですよね。つまり右回し方向でチューニングを終えてしまうと音程が狂いやすくなります。
ちょっとしたことですが気をつけると楽しくできますよ

弦交換をする機会があったら騙されたと思ってやってみてください!
ベースはまた後日やろうと思います!

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