ヴィンテージにおける5c人間……人間? について

こんばんわ、ステロイドです。
鉄は熱いうちに、ということでまた駄文を書かせていただきました。

5c人間、という名前のデッキを使っています。
するとこのようなコメントを頂くことが多々あります。
「人間……?」

古事記を確認しましても、やはり人間以外のクリーチャーが入っています。
今回は、なぜ人間以外のクリーチャーを入れているのか。
また私が実際に試した人間以外のクリーチャーを紹介いたします。

なぜ人間以外のクリーチャーを入れているのか

人間オンリーにした時のメリデメを挙げると以下のようになります。

1. 人間オンリーにした時のメリット
 1-1. 《魂の洞窟》さえ握れれば全生物カウンター不可にできる
 1-2. 《手付かずの領土》が4枚採用できる
 1-3. 《アヴァブルックの町長》や《頑強な決意》で強化ができる
2. 人間オンリーにした時のデメリット
 2-1. 人間以外の優秀なクリーチャーが採用できない
 2-2. 《手付かずの領土》を採用した場合、スペルを採用することが難しい
 2-3. 《疫病を仕組むもの》などの部族対策が刺さる

島や山で事足りるマーフォークやゴブリンに比べると、メリットが薄いといいますか、プラスマイナスゼロに近いのが5c人間です。
《魂の洞窟》《手付かずの領土》《古代の聖塔》の12枚体制にすれば、色事故はあまり起きないようにも思えますが、実際はMoxenの色が合わず1ターン目に《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》が出せないことがあります。
《カマキリの乗り手》や《先頭に立つもの、アナフェンザ》、《イシュトヴァーンおじ》などのように有色マナシンボルが3つ以上ある人間を採用するなら、人間オンリーにする必要はあるのかもしれません……

一方、人間以外の優秀なクリーチャーが採用できないというのは強烈なデメリットです。《ファイレクシアの破棄者》のような無色のクリーチャーはともかく、《溜め込み屋のアウフ》や《拘留代理人》のような置物と同様の能力を持つ強力なクリーチャーが採用できないのはメインボード・サイドボード共に選択肢が大幅に狭まってしまいます。

実際に試した人間以外のクリーチャー

1. 《ファイレクシアの破棄者》
 →定番。バリスタやPW、Moxenを指定します
2. 《溜め込み屋のアウフ》
 →定番。ただし5c人間はMoxenに頼っているので、自分の盤面と要相談
3. 《拘留代理人》
 →《死儀礼のシャーマン》を追放するマン。たまにSnTから出てくる
4. 《朽ちゆくレギサウルス》
 →今イチオシのパンチャー。7/6 が着地したら相手は投了する
5. 《エイスリオスの番犬、クノロス》
 →墓地対策、威迫も絆魂も心強い。稲妻耐性があれば定番になれたかも
6. 《運命の神、クローティス》
 →残り数点を削ってくれるフィニッシャー。除去耐性が高いのもポイント
7. 《疫病を仕組むもの》
 →サイドボード用。5c人間はトークン戦略に弱いのです
8. 《ラムナプの採掘者》
 →不毛ハメをするならコレ。3マナサリアとの相性ばつ牛ン
9. 《三角エイの捕食者》
 →定番。置物対策になるだけでなく、飛行なのでそのまま殴り勝つことも
10. 《クァーサルの群れ魔道士》
 →意外とスムーズに唱えられない。ということは先置きができなくて……11. 《変位エルドラージ》
 →《封じ込める僧侶》とのコンボ。問題は無色マナが出せるかどうか
12. 《イクスリッドの看守》
 →墓地利用が多いなら。メタ次第ではサイドボードに
13. 《エイヴンの思考検閲者》
 →サバイバルが多いようなら採用できる。シングルシンボルなのも評価
14. 《呪文捕らえ》
 →5c人間にカウンターはない、という奇襲。飛行も偉い
15. 《戦争の報い、禍汰奇》
 →タフネス1が弱い。バリスタでピチューン or カラカスでバイバーイ
16. 《死儀礼のシャーマン》
 →フェッチ+デュアラン構成にする必要がある。スペルも使いたいなら
17. 《荘厳な大天使》
 →いつか試してみたい1枚。フィニッシャー枠

最後に

記憶を頼りに羅列してみましたが、漏れがあるかもしれません。
基本的に人間にはないヘイトベアー系と打点をカバーする目的で選出しています。特に、打点は5c人間にとっては大きな課題のひとつで、MUDや白ヘイトベアー、サバイバルにはサイズ差で負けてしまうため相性が悪いです。
《朽ちゆくレギサウルス》は、《虚ろな者》や《タルモゴイフ》に勝てるサイズということで採用し、実際対戦された方には強い印象を受ける1枚だったようです。
ヘイトベアー系は、その時のメタによって柔軟に選べるよう、日ごろから使用感を確かめておくのが大切かなと思うので、上記に挙げた以外のカードも、特定のデッキに強いカードがあるなら積極的に使ってみようと思います。

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

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