2021年度夏企画公演「思い出は狩の角笛」

この度はSTEPS Musical Company2021年度夏企画公演「思い出は狩の角笛」を最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
当公演では新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、お客様をお迎えして公演を行うことは厳しいと判断し、無観客で撮影した映像を後日配信するという公演形態を取りました。今この文章を読んでいただけているということは、公演を無事行うことができ、そして皆様にお届けすることができたということだと思います。
「思い出は狩の角笛」、お楽しみいただけたでしょうか。

弊団体では新型コロナウイルスの影響を受け、アルテリオ小劇場での公演を予定しておりました2019年度春公演「KAKKA」、2020年度夏公演「板憑き」、春公演「VERNON」は中止またはオンライン作品での上演となり、また予定しておりましたその他公演も劇場でお客様にお届けすることは叶いませんでした。

「対面での公演は中止とします。」
2019年度春公演以降、全ての公演でこの言葉を目にしてきました。この言葉を言わなければならなかった人はやりきれず、悔しい思いをし、またこの言葉を聞いて多くの仲間が涙してきたことと思います。
そんな中で昨年度は劇場での公演は叶わなくともなんとか形に残そうとオンライン上で様々な形態の公演を行うなど、この状況でできることはないかと模索した1年間となりました。しかし一方で対面でしか活動が難しいセクションにとっては1年間ほとんど活動できない状態が続き、もどかしい気持ちでオンライン上での活動を見ていた部員がいたのもまた事実でした。

この夏休みから弊団体が所属する慶應義塾大学では人数や時間の制限はありますが、対面での課外活動をできるようになり、当公演もオンラインでの活動も交えつつ、対面での活動をメインに準備を進めることができました。

無観客という公演形態を取るなど、以前の姿に完全に戻ったわけではありません。4年間しかないサークル活動の中で1年以上対面での公演ができなかった影響は非常に大きく、現部員だけではスキル不足や経験不足を感じることも何度もありました。また、部員や卒業生の中には劇場での上演が叶わなかった公演を思い、複雑な思いで当公演を見ている人もいるのだと思います。

それでも、全セクションで活動を再開し、そして久しぶりに劇場での公演を経験できたことは弊団体にとって、確かな一歩となるのではないかと思います。

「これから先もSTEPSが劇場での公演を行えるよう、何としてもアルテリオ小劇場に舞台を乗せたい」
その一心で動き始めた当公演をこうして無事に行うことができましたのは、このような状況でも活動を止めることなくこの団体を守り続けてくれた部員、公演経験の少ない現部員に卒業後もご指導してくださる先輩方、そして何より、劇場公演ができない間も弊団体に変わらず暖かいご声援をくださいましたお客様など、多くの皆様のお力添えのおかげと、心より感謝しております。

先行き不透明なご時世ではございますが、また劇場でお客様を迎えての公演ができる日が来ることを願っております。

拙い文章ではございましたが、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。当公演では、皆様からのカンパを募集しております。ご厚志いただけます場合、下の「気に入ったらサポート」ボタン、もしくは「続きを読む」より記事をご購入ください。皆様の温かいお気持ちをいただけますと幸いです。


ここから先は

117字

¥ 300

最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。 頂いたサポートは当公演や今後の公演の運営資金とさせていただきます。 弊団体に温かいご声援をいただけますと幸いです。