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3本の矢

サンフランシスコにオフィスを構えるSplunk, Incの米国本社。ここでエンジニアとして酒井潤さんが働いていらっしゃる。(給与ランキングはなんとアメリカ第4位!!)

彼は同志社大学のサッカー部出身で、在学中は大学日本代表にも選出され、2001年にU21の東アジア競技大会で金メダルを獲得している。このままサッカーの道に進むかと思いきや、怪我の影響で進路を大きく変えるに至った。

その道がソフトウエアエンジニアである。
その経緯は、中屋敷量貴さん記事にまとめているので参照してほしい。
縁あって酒井さんにお会いすることができ、お話を伺った。

最近、私が直面しているのは「私はこれをやってきました」がないことからくる自信のなさ。シリコンバレーで出会った人たちからよく聞かれるのは「君は何者?」「何を学んできたの?(magerは何?)」ということ。
うーん、、、私は何者なんだろう。メジャーが何かと聞かれれば「国文学(Japanese Literature)」ということになるんだが、こちらでイベントに参加すると「国文学を学んでいる君がなぜここにいるのか?」と怪訝な顔をされることもある。
まあ、大学では国文学の教室に座っていただけで、ほとんど何も頭に残っていない。卒業論文は「和漢朗詠集」で数万字書いたはずなのに、こないだ「その作品はいつ書かれたものなの?」と聞かれてとっさに答えられず、自分でもびっくりした。(本当に卒業したんだっけ)

そういう意味で、酒井さんは「これをやってきました」が少なくとも3つある方だ。一つがサッカー。大学日本代表まで選出されている。リフティング3回の私とは違う。(現在、サッカー動画をYoutubeで多数公開していらっしゃる。これを見て練習すればよかった)

二つ目がエンジニア。大学卒業後、文系から北陸先端科学技術大学院大学情報科学専攻(長い)へ。日本で働いたのちにハワイで起業、その後アメリカでエンジニアとして働いていらっしゃる。
「シリコンバレーでエンジニア」なんて、雲の上の存在だと思っていたけれど、大学卒業してからプログラミングを勉強して、バリバリ第一線でエンジニアとして働いていらっしゃる酒井さんを見て、結局は「やるかやらないか」「決めるか決めないか」なのだと思った。

そして三つ目が投資家。自らの知識経験をUdemy(動画学習のプラットフォーム)で配信されていたり、書籍「1億円稼ぐ米国サラリーマンの株式投資戦略」等を出版されていたり。
日本ではお金の話を大きな声ですることが憚られる空気があるように思う。でも、生きて行く上で本当に大切なこと。しっかり学んで、自分のお金に向き合っていくことが必要だと感じた。

でも、酒井さんの素敵なところは上記三つではない。それ以上に、偉ぶらない態度・相手の目線に合わせた語り・親身なアドバイスをしてくださるその姿勢に感動した。
もう少し歳を重ねたときに、誰にでもまっすぐ向き合える人でありたいと思った。

すてっぴぃ@「お金持ちになるにはどんな進路を進むべきか」視聴中

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