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誰かから評価されるために働くのか?

 先日、新入社員向けのちょっとしたミーティングがあって出席した。皆軽くスピーチをしなくてはならず、私ももちろん話した。少し意外だったのは男性陣に比べて、女性陣のスピーチがとってもあいまいでまごついた印象なものだったこと。外資系ではあいまいな表現を使わず、はっきりと大胆にポジティブな意見を表明することが正解(と思っている)。どんな小さなミーティングでもその点はしっかりチェックされているはず、と私は思っていた。だからあいまいな、そして自信なさげなスピーチをする女性陣は失敗だと思った。明らかに司会者の顔つきが悪くなったし。。。一方、男性陣はキャリアアップの話などポジティブで積極的なスピーチをした。私も無難に話、「よくまとめられてました。」と言われた。(褒めてないかも?)

女性陣は、実は実直で評価を気にしていなかった。

 私はスピーチをうまくやり、司会者の評価もまずまずだったと思った。それに比べて女性陣は失敗だった、なんで司会者のあの曇った表情を読まなかったんだろう?と不思議にさえ思っていた。でもそれは間違いだったとすぐに気付かされた。

初歩的なミスをして、周りの評価を気にした自分。

終業間近、初歩的なミスを犯した。この時、私はとっても虚脱した。あまりにも初歩的ミスだった。こんな簡単なミスをした私は、以前にも同じミスを繰り返していたと思われてしまう。入社してから、若い人に負けまいと頑張って取り繕って上手くやっていたのに!!評価が落ちるだろう・・・。

「誰だってミスするよ。私なんかいっぱいしてるし(笑)」

 隣に座っていた若い女性に言われた。ミーティングであいまいで自信がないと正直に話していた子だった。その時思った。彼女は他人の評価をきにしていない、だからミーティングでも今この場でも自分の弱さをさらけだせるんだ。一方の自分は評価ばかり気にして仕事をしていた。それが重荷になって簡単な業務まで神経質になり、正確性、効率性ともに落とす結果になっていた。。。

自分のなかで頑張る。

 来週からは気持ちを入れ替えたい。評価とか昇進とか若い同期との比較とか、そういう気持ちを捨てて自分の中の価値と向き合おう。大事なことを気付かされた一連の出来事だった。


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