夢と現実

夢を見ていると
現実と空想の世界の区別がつかない
時々 人はそんな錯覚を起こすだろう

苦しい時や つらく 悲しい時
人は 楽しい夢を見ては
「覚めないで」と 心の中で叫ぶだろう

でも どんなに叫んでも
現実の世界はこたえてくれない

時に 現実の世界は
冷たく 残酷なものに変わり
夢を消し去ってしまう

だから人は
自分の夢を現実のものにするため
今日もまた 夢を背負って生きて行く…


※1987年9月22日、北海タイムス『うら表紙』掲載
(当時、『Felar-Ruw』のペンネームで投稿)

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