見出し画像

魂に目的や使命があるというのも幻想

4月になりました。ご進学や新社会人の皆さま、おめでとうございます。
常夏の国からこれを書いています
今日は、よくこの世界で言われる「魂の目的・使命」について私の思うところを書いてみます


「魂の目的や使命をみつけて自分らしく生きる」って本当?


私はこの、魂に目的や使命があると仮定するのもエゴの仕業だとおもっています。
動物や植物を見て、彼らに生まれた目的や使命があると思いますか?
ただ命を謳歌して生ききる、そのための命の輝きという感じがします。
なぜ人間だけに魂があり、さらにそれに目的や使命があるのでしょうか。

これらは宗教的につくられた概念であり、それを理由に人々を労働や奉仕に駆り立てる口実になっているかと思います。労働や奉仕が悪という意味ではなく、生きるのに目的や使命があると仮定することで人を焦らせたり追い立てたりするようなエネルギーも働いていて、それが個人にプレッシャーを与える場面もあるのではないかということです。自分は何も成し遂げていない、何者かになりたい、と思った結果、資格ビジネスにすがってしまったりというのも一例です。

星読みの中でのそれらの扱い

私も星読みの中では伝わりやすくするために「生まれてきた目的、魂の意図」などの表現を使っています。
それは、現代を生きる人々があまりに三次元的な社会に没頭しすぎて、その命という視点すら忘れてしまうことが多いので、まず第一段階としてそこにフォーカスしてみようという感じです。
とはいえヘリオセントリックとサビアンシンボルを使うと、結果としては、ただこの世界を五感で楽しむとか、人とのご縁のなかで自分を知る、とか、そういう漠然としたものがでてきます。まさに身体をもって地球に生まれたら体験してみたかったこと、といった感じです。もちろん、「天職は教師です、作家です」といったようにはっきりでている方も中にはいらっしゃいますが、全員ではありません。全員にとって仕事が目的ではないということです。
お金や仕事を目的に生まれてきたわけではないと知ることで、高次の視点を持つ助けとなり、もうすでにそれらは日常で経験できているのだと安心する材料にもなります。

ここではないどこかへいこうとしなくてもいい

これからは本当の自分らしく生きていく時代、などよく聞かれますが、これまでも本当の自分だったはずです。いらないものを手放して、ここではないどこかに本当の魂の使命があるはずと探し続けるのをやめて、これまでの自分の棚卸をしてみるとすでに魂の意図を生きてきていると感じられると思います。冥王星水瓶座入りから、新しい時代を歌う声が強くなっていますが、それに踊らされすぎずに焦らず日々を過ごしていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?