ドキドキDDR部! 反省会


謝辞

 まずはじめに、今大会が盛況に終わったことについて、改めてお礼申し上げます。
 3年半ぶりとなった大会主催。2時間睡眠で臨みながらも、大きなトラブルが起こらず、必要なことはだいたい出来たと自負しています。
 ひとえに、皆様のご協力があってこそだったと考えています。参加者に退場をお願いする事態にならなかったのはおろか、鼻マスクや観戦間隔の近さを指摘する機会もほとんどありませんでした。遅刻者の誘導や、ルールやエキシビ投票の解説などを手伝っていただけたのも、大変ありがたかったです。
 溝の口MEGARAGE、タイステのスタッフの方々にも、感謝してもしきれません。大会を通じてパネルメンテナンスの不満や、ステージユニットのズレに悩むことが一切ありませんでした。
 大きな液晶画面2枚へのライン出力は、打ち合わせでお願いしていたものではありませんでしたが、来場者にとって大いに満足いただけるものでした。(会場の角に設置されたスピーカーの使用については、音の聴こえ方が著しく変化したため謝絶いたしました。せっかくご準備いただいたのに、申し訳ありません)

僕のスタンスについて

 これ以降の内容にも関わってくるので、先に明記しておきます。
 僕が主眼を置くのは、「みずから戦うDDRerの経験や成長の最大化」です。観戦だけの人や、ツイートの拡散をしてくれる人については、ありがたいと思っていますが、彼らにとってのエンタメの確保は二の次、三の次で良いと考えています。
 KAC, BPLを始めとしたDDRの興行化については、DDRが今後5年10年と栄えようとするなかで、試すべきアプローチのひとつと考えていて、注目はしています。ですが僕の一番は、あくまでみずから戦う人にとってのエンタメから視線を逸らさず、これらを最大化しようとすることです。
 戦いのエンタメ性を理解している人が、あちこちにいることを前提として成立する興行でしょうし、僕の考えと、これらの興行の親和性はある程度高いと考えていますが、完全に一致しているわけではないというのに申し訳なさを感じることもあります。僕の活動は、彼らの動線を塞ぐことがあるかもしれないと。
 たとえば昨今のDDRの更新の充実。KONAMI公式がBPLのルール(難易度設定、譜面傾向)をどうするか悩んでいるのは伝わってきます。ここ最近のハイペースな更新については、新曲や新譜面、もしくは与えられた課題に対して、トッププレイヤー層~コアプレイヤー層がどの程度のスコアをとっさに出せるかという、第2次介入試験と予想しています。(第1次が10thKAC予選)
 そのような中で、既存の足11-14 激鬼の精度を問う大会を開くことは、KONAMIのデータ収集の妨げになってしまうのではないか、という後ろめたさもありました。もちろん、僕のこの予想が全くの見当違いの可能性もありますが・・・
 コロナ観については、「今後まだ年単位でコロナから解放されることはなく、流行状況に応じたワクチンの追加接種や基本的な感染対策などを続けていくことで、社会全体の被害を抑えていく必要がある」という考えです(もちろん、この予想が外れることが一番いいと思っています)。その一方で、今後のDDR界のためにできる範囲で、気をつけながら手を動かしていきたいと考えています。「今回大会が出来たんだから、この勢いでどんどんオフラインのイベントをやっていくべきだ」という安易な考えには、むしろ危機感を抱きます。

感染対策について

 本大会は、予選と本戦でのプレイはVERSUSを主体として、プレイ時のマスク着用は自由とし、非招待制・非紹介制としていました。
 その一方で、神奈川県のガイドラインに従った感染対策(不織布マスクの着用、アルコールや次亜塩素酸水による消毒、観客席の間隔の確保など)に追加して、ワクチン接種、5日前からの行動制限、当日会場での迅速抗原検査 をお願いしていました。打ち合わせの時点では、正直やりすぎではないかと考えていましたが、当日の流行状況からは、絶対にやったほうが良いラインに移ってしまった印象があります。
 「みずから戦うDDRerの経験や成長の最大化」のためにはVERSUSは外せないと考えていました。あなたと全く違う人生を歩んできながら、隣の人間を打ち倒したいという、あなたと全く同じ目的でそこにいる存在。2台を用いての非同期では、どうしても存在感が希薄になってしまうと思います。今後さほど遠くない未来に、BPLへの布石としてアリーナモード(複数台の筐体での完全同期)が実装され、公式大会や準公式大会(※ROUND1頂上決戦のような、KONAMI公式にバックアップされた、企業運営の大会)で使用されることになると予想していますが、それでも僕はVERSUSでの大会の実現のために苦心するだろうと思います。1台で交互にプレイするなどは、僕にとっては論外です。対戦相手のプレイ中に譜面動画や攻略メモを眺めるのが最善手になりがちで、矜持や道義といったふわふわしたものでプレイヤーの行動を縛ろうとするのも現実的でないと考えています。目の前の人間との戦いをおざなりにさせるような選択肢を、僕は選ばないと思います。
 ほか、マスクの着用は、「感染ガチャ」の当たりを減らす期待がありますが、最大限のパフォーマンスを出すために強制できないと考えていました。招待制もしくは紹介制にもしたくないなと考えています。どこかに誰かの初陣となれる大会が存在しないといけませんし、誰かに紹介してもらえる人ばかりとも限りませんし・・・
 前置きが長くなりました。ワクチン接種について。DDRerは①3回接種まで滞りなく終わった人、②2回接種が終わって、お願いすれば(大会に出るためなら)3回接種をすぐやってくれそうな人、③ワクチンを接種する気がない人  の3種類に分かれるとみていました。ですが、2回接種から間もない人(5ヶ月以内の人)が、複数人いたというのが、予想が甘かった点でした。幸い、すでに参加申請をいただいていた全員の許可が得られたので、途中から参加条件を「ワクチン3回接種」から「ワクチン2回接種から5ヶ月以内」に変更していました。最初から想像すべきところでした。
 3回接種が間に合わなくて、参加を断念した方もいたそう。かなり前から「僕の大会に出たい人はワクチンを接種してほしい」と言い続けてはいましたが、お伝えできた範囲が限られていたのもありそうです。このあたり、僕の知名度を上げる努力を今さらながらするべきか、悩ましいところです。それとノババックス(mRNAワクチンに比べて副反応がかなり少ない)についての情報発信は、もう少し頑張っても良かったかもしれません。オミクロンBA.5の流行に伴い、既存のワクチンによる感染予防効果がさらに低下していますが、それでも一定の効果があることから、お願いできる人にはお願いして良かったと考えています。今後、2022年末~2023年初頭くらいから、オミクロン対応ワクチンが国内でも利用可能になると予想されていて、若年層にもいずれ追加接種が推奨されることになると思います。こちらについても、エビデンスに基づき、適宜必要性を訴えていければと思っています。
 5日前からの行動制限(会食・VERSUSの自粛)について。もともとアルファが広まる前の、無症候スプレッダーが今よりずっと問題になっていた時代から、「濃厚接触の機会を10日間ずつ空ければ、流行がすぐ収束するのではないか」のようなことは言われていましたが、一人一人の行動を細かく制限するのが現実的ではなかったせいか、主流にはなりませんでした。オミクロンになって世代周期が短くなり、この感染対策がやりやすくなったと考えています。弊大会は中規模で、参加者の顔が見える距離の大会、見えなきゃいけない距離の大会のため、採用できると考えました。5日というのはオミクロンが沖縄に上陸した頃の観察に基づいていて、完璧に感染を予防するものではありません。ですが、著しく確率を下げつつも、大会直前の日曜に合同練習ができ、その後の調整はソロとなるラインとしては悪くないかなと思いました。BA.5になってからさらに世代周期が短くなったと聞きますし、ひょっとするともっと短くしても良いかもしれません。
 会食やVERSUSが無くても、電車内や外食先のちょっとした接触で感染が起こりうる流行状況でしたが、明らかにリスキーな行為を控えるのにはそれなりの効果があると考えていました。そもそもVERSUS(※1クレにつき10分程度、1m程度の距離で、ほとんど同じ方向を見ながらトレッドミルやロードバイクより激しい運動をする)がどの程度危ういか、VERSUSによりどの程度感染が拡大しうるか、僕は確信を持って主張することができません。格闘技の対戦よりは安全な気がしますが、スポーツジムでの感染拡大例などを聞いている限り、なんとなく危うそうな印象があります。
 当日の迅速抗原検査について。厚労省承認の抗原検査・簡易キットを人数ぶん仕入れて、会場スペースの一角で来場者全員(参戦者、観戦者全員)に使用いただき、陰性を確認してから会場で行動してもらうようにしていました。厚労省承認の検査キットは、調剤薬局(≒処方箋に対応できる薬局)で購入できることと、ネットで簡単に注文できるものは、(どれだけ役に立ちそうなことを謳っていようが)精度が保証されたものではないというのを、大会準備を通じて初めてちゃんと知りました。6月末頃に近場の調剤薬局をいくつかめぐり、厚労省承認の検査キットの在庫があったのが体感で2分の1程度、事情をお話ししたうえで(※「ホームパーティ?ピアノの発表会的?なイベントの感染リスクを下げるために全員に抗原検査をしたい。医療関係者も会場にいるので、使い方は伝えられます」的なことを正直に話しました)、卸と相談してくれて、人数分の検査キットの発注を受けてくれたのが5分の1程度でした。価格は1回あたり1320-2700円、中央値は1000円代後半くらいの印象でした。まとめ買いにあたって適切なマージン【※社会性フィルター】を取られたかもしれません。本来はいくつかの店舗に見積もりをお願いして、安く早く入荷できるところを選ぶべきだったのでしょうが、ちょうど検査キットの在庫不足が懸念されていたタイミングであり、門前払いを受けてもおかしくなかった自覚もあったため、価格を抑える努力は断念しました。卸に直接問い合わせる方法(厚労省)については、大会直前まで知らなかったうえ、自分に資格があるのか軽く調べただけでは良くわかりませんでした。
 参加者それぞれに検査キットを仕入れてもらい(※薬剤師さんから使い方の説明を受けてもらう)、自宅でやってから来場してもらうのも検討したのですが、①厚労省の承認の無いキットを購入する可能性があるのと(一応、買ったものの写真を確認することで防げるが、確認の手間があるのと1000円くらい無駄にさせてしまう)、②2022年7月時点で厚労省承認の検査キットのうち、唾液検体を使うものは1種類のみで、ほぼ鼻腔検体1択になってしまうのと、③おそらく100人に5人くらいの頻度で、「寝坊して受付締め切りに間に合うか不安だが、検査を優先させるべきか」のようなケースや、焦って検査を失敗するケースが起こりうるため、僕のほうですべて用意しました。
 二次会の自粛については、訴えても限度があるだろうということと、大規模なものは無さそうだったのと、二次会をやってSNSに報告した人>>>二次会をやってSNSに報告しなかった人(隠し通した人)の順に非難されるのに理不尽さを感じたのとで、お願いすることは見送りました。
 まとめるとワクチン接種、直前の行動制限、当日会場での抗原検査は、それぞれ「感染ガチャ」の確率を下げるために一定の役割を果たしたと思っていますし、僕の大会では何かしらやり続けると思っていますが、より大規模、長期間にやり続けるなら、それなりの定量的なエビデンスがあってしかるべきだと思っています。ちなみに都道府県のイベントガイドラインは、ご覧いただけると分かると思いますが、僕が提案した感染対策に比べ、大幅に緩いです。

告知タイミング、日程について

 大会日程については、大失敗した点だと考えていますが、どうすれば失敗せずに済んだかについては、かなり難しい話だと考えています。
 社会人のスケジュール調整の関係から、2ヶ月以上前には開催日をポロリしたいという考えがもともとありました。大会会場については、十分な広さがあったのと、店舗内で半隔離できるスペースであったことから、MEGARAGEを第一希望としていました。店舗との繋がりが何もなく、開催日の2ヶ月半くらい前に動くのが妥当だろうと考えていました。
 振り返ってみれば、第6波のボトムは6月中旬~下旬でした。4月上旬などの時点で、どれだけ予想ができたか考えると、不可能に近かったのではないかと思います。6月中旬~下旬の時点で感染が下り坂であることはまだ予想できたかもしれません(3回目接種が少しずつ進んでいた、注目すべきオミクロンの亜系統がまだ国内で広まっていなかったなど)。しかし、新入生や新社会人に対する緩和もまだまだ許されなかった4月上旬の時点で、6月下旬に大会が開ける(さまざまな緩和が許されるレベルで、社会や医療に与える影響が抑えられている)のを予想するのは困難だったように思えます。
 大会の正式告知をした6月16日の時点で、7月30日に感染が拡大している想定はあったのですが、その後週1.5-2倍のペースで新規感染者が増え続けたことについては、予想しきれませんでした。当然、大会の延期も検討に挙がりました。大会の断行により感染が増える可能性(もともと厳しすぎるくらいに設定していた感染対策が、無効になりうるか)、大会の延期により感染が減る可能性があるか(公式の更新が充実しているなかで、参加予定だった人たちがどれくらいステイホームしてくれるか)をそれぞれ考え、大会はむしろ断行すべきと結論づけていました。しかし、参加を検討されていた人たちの中でもコロナの感染者が出たり、家庭内での濃厚接触や、職場での感染者の発生による代勤なども相次いだと聞いていました。直前に思うように練習できなかった人もいたと思います。医療現場(とくに発熱外来)の逼迫も分かっていたので、正直なところ日々揺らぎ、消耗していました。
 この記事を書いている時点で、参加者の体調不良や受診についての報告はなく、大会をきっかけとした感染を出さずに済んだであろうというのにほっとしていますが、この規模の流行状況下での大会主催は、もうやりたくないなと考えています。割り切るのも手ですが、ここを割り切れる人が、界隈のために~とか隣人に対する素朴な承認と敬愛のために~みたいなことを言うのも違和感が、あるいはサイコパスみがあります。
 2ヶ月後の流行状況や社会情勢を予測することが困難なら、より直前に告知するしかないように思えます。1ヶ月前や、2-3週前であれば、大会開催時の流行を見誤るリスクが減るでしょう。社会人のスケジュール調整問題については諦めてもらうか、あるいは希望者に日程が思いついた時点で一報するか。
 直前に準備をする場合、ハコが空いているかの問題も無視できません。今後第一希望にしたい会場は日曜日のほうが予約しやすいという話も聞くので、僕の大会は日曜日がメイン、土曜日はハコが直前まで空いていたらくらいにするような気がします。日曜開催の場合は、直前の行動制限、特に金曜日の会食や土曜日のVERSUSを自粛いただくのが心苦しくなりそうです。

大会内容について

 課題曲は恋や愛に関連した(関連していると言い張れそうな)曲の中から、難しすぎず、なおかつ足運び、判定、空踏みなどの研究でスコアを伸ばしやすい譜面を、譜面傾向の被りがあまり無いように意識しながら選びました。感染拡大により直前に思いっきり練習できなかった人のことを考えると、カロリーが高めだったかもしれませんが、本戦で恋閃、KISS×3、MAX LOVE、コンフェいずれででも素晴らしい戦いがみられたことを考えると悩ましいところです。誰かの戦いの物語にピリオドを打ちうる本戦課題曲には、一定の「格」ややりがいがあってしかるべきかもしれません。
 本戦参加予定者は16名で、本戦試合数を30試合前後にするためには、ダブルエリミネーションが妥当と考えていました。ちなみに参加予定者が17-24名だった場合は、補欠で参加人数を3の倍数に調整しながら、3名でのリーグ×6-8つ→上位8名(予選結果によるワイルドカードを適宜導入)でのトーナメントみたいなことを考えていました。
 ウィナーズトーナメントのシードの仕様については、2019年9月の宇都宮の大会(主催:白玉先生、後援:Team TAKASKE- JAPAN)のものに近くしました。1回戦が予選9-16位、2回戦が予選5-8位vs1回戦の勝者、3回戦が予選1-4位vs2回戦の勝者で、ほぼ予選の順位どおりに本戦の勝敗が決まっていたのが印象的でした。参加人数がそれなりに多かったこと、予選課題曲のセレクトが適切だったのが大きそうです。DIGITAL LUVは良曲良譜面ですが、参加者を完全に本戦での地力通りに並べる方法としては、あまり良くなかったかもしれません。シードの仕様で、ルーザーズトーナメントがさらに煩雑になり、ご苦労をおかけしました。むしろルーザーズがあったことを考えると、ウィナーズのほうは完全ランダムも手だったかもしれません。
 ランダムと言えば、以前はトーナメントのくじにトランプを使っていたのですが、時間がかかるのと、参加者間の接触機会になるのとで今回は見送りました。Excelで事前に用意しておいた乱数をプレイ順に割り振って、予選順位が近い人(1-4位、5-8位、9-16位)のなかで、昇順にしてトーナメント表を完成させました。不正はありませんでした。ええ、不正はありませんでした。。。

画像2
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 非常にランダム感が乏しいトーナメントになってしまいました。国分寺時代のようなくじ引きは無理だとしても、受付でカードを引いてもらうとか、参加申請の時点で好きな数字や生年月日の数字の合計を言ってもらうとか、何かしら乱数生成に参与している感があると、公平感が維持できそうです。
 本戦内容については、Crazy Shuffleが制限曲から漏れていたのが(メモやExcelには③と書いてあったのが、パンフやnote記事から漏れていた)最大の失敗でした。これだけで、100点満点で10点くらい減点されてもおかしくない失態です。幸い、動揺して大崩れからの、本戦課題曲まで落として敗退、みたいな事態にならなかったのはマシだったかもしれません。
 会場ではPCと小さな液晶画面2つを簡単に繋げるようにしてもらっていて、予選結果や本戦トーナメントの掲示に多いに役に立ったのですが、もっと使いどころがあったかもしれません。エキシビションのメンツやルールを告知するのに3-4回同じような内容を話していましたが、あれはとっさにスライドを作って掲示したほうが良かったと反省しています。
 抗原検査が落ち着いたあと、飲食用スペースとして使ってもらおうとしていた机が溜まり場のようになっていたこと、検査キットのゴミをまとめる用の袋に家庭ゴミを捨てられてしまったことについては、次回以降ちゃんと告知すれば良いかなくらいです。
 締めの挨拶はもうちょっと考えておくべきでした。必須ではないとはいえ、すみません。

今後のDDR大会について

 僕の大会は、基本的に今回のような形で運営すると思います。ワクチンの接種、自粛期間、抗原検査キットの種類などは多少調整する可能性があります。告知のタイミングについては、全体への告知は直前近くになるかもしれませんが、希望者には日程を思いついた時点や、仮予約が成立した時点でポロリするかもしれません。
 コロナ前のように、数ヶ月に1回ペースで個人主催大会が開かれるようになるかは、なかなか難しい話と思います。先述のとおり、都道府県のイベントガイドラインはあまり厳しくありません。開催されるなら店舗(企業)、ガイドライン、主催の中で、一番感染対策を厳しくしたいところに合わせることになるのでしょうか。店舗(企業)によっては温度差がありそうです。感染対策が厳しいなら来る層、緩いなら来る層はいずれも存在しうると考えています。誰に楽しんでほしいか、どんなお客さんの顔が見えているか、なども影響しそうです。
 僕にはちょっとやりにくいことですが、ハードルを越えるのではなく、くぐり抜けるアプローチ、つまりオフ会や交流会という体裁で、「自然ローカル発生的な交流の発展なので、ゲーセンのハウスルールとしての感染対策を行なえば十分であり、イベントとしての感染対策は不要だ」と言い張るのもひとつのやり方かもしれません。流行状況が落ち着いていて社会活動が緩和されているタイミングであれば、文句を言う人も出にくいと思います。ただし、「感染対策をちゃんとするなら来る層」は見捨てることになりえます。
 また、BPL開催に際して、準公式大会(KONAMI公式にバックアップされた、企業運営の大会)がいくつか開かれることが期待されます。BPLに密接に関わることは必須になりそうですが、これらの運営やルール作りに関与する余地が、ひょっとしたらあるかもしれません。自分の哲学や個性をねじ込むまで狙うのは、かなり難しいかもしれませんが。。。