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ペット先進国ドイツの動物保護事情

私の履歴書part11

私は以前ペットショップで計3匹ワンちゃんと出会い一緒に暮らしました。
動物が大好きでしたが、
ドイツで暮らして私の意識が大きく変わった一つに、動物と人間の関わり方があります。

ドイツにはペットショップがない。
ドイツではブリーダーが飼い主を審査して、引き渡します。
Tierheim(ティアハイム)という動物保護施設が全国500か所にもあり、
たくさんのボランティアの方たちも従業員のお手伝いをしています。
Tierheimでは9割を超える譲渡率で、
譲渡希望者は、
”8時間以上仕事で家を留守にしない”
”家族に動物嫌いがいないか??"
"家族構成、住居環境、勤務時間"そのような質問がきっちりとされて、安易に譲渡されることを防いでいます。

ドイツで仲良くしていた私の友人はミニシュナのワンちゃんを2匹飼っていました。
近くには散歩をする大きな森があり、旅行をする時は自然の中にあるペットホテルに預けて、動物にとってストレスのない環境を用意できて、動物を飼う。
当たり前の事ですよね。
たくさんの友人がペットと幸せに暮らしていました。
ミツバチのために、お庭に蔦をはっていた友人もいました。
都会のお家の中庭に。

そして、友人の2匹のワンちゃんは天国にいきました。 
友人に安楽死を進めた獣医さん。
ペットの死はペットが決めるとアドバイスした獣医さん。
後者を選んだ友人はどちらも間違ってはないと話していました。

そして友人は最近、Tierhaimから1匹のワンちゃんを引き取りました。
ワンちゃんの名前はレノンちゃん。
8歳。スペインから引き取られた保護犬でした。
子どもを産むときだけ、ゲージから出されて、それ以外はずっとゲージの中。
劣悪過ぎる環境で保護されたレノンちゃん。
散歩をさせてもらってなかったから、少しぽっちゃりさんだと...
レノンちゃんの日々の生活の写真を見ると、本当に優しい目です。
友人夫婦の愛に反応している姿。
甘えてる姿。
レノンちゃん、これからの生活は安心して暮らせていけるね。
たくさん散歩してね。

もう一人鳥ちゃんが大好きな友人。
数日前の出来事。
友人は車に接触して、道路の真ん中で動けなくなった、カラスの赤ちゃんを保護しました。とりあえず抱きかかえて家まで連れて帰り、動物愛護団体に連絡しました。
団体の指示は、「近くの動物愛護団体の病院に車で連れて行ってください」と。
友人は車がないと伝えると、
「では112に電話して、Krankenwargen(日本の救急車に近い)を呼んでください。
後はこちらで対応します。」と。
数時間後にKrankenwargenが友人宅に来て、無事カラスの赤ちゃんを保護して病院に」送り届けてくれました。

友人にその話を聞き本当にびっくりしました。
日本でここまでの事はすぐには難しいかもしれません。
私の浅い知識でこうするべきだ!!

と言う事も違うと思います。
でもやっぱりそろそろ真剣に考えていかなきゃいけない。
ペットショップってどうなんかな??
殺処分て何なの??

ずっと私はこういうニュースや記事に目を背けていました。
記事を読んだり、動画を見たりするの苦しすぎるから。
少しずつでも目を背けずに、できる事を考えたい。
レノンちゃん、カラスの赤ちゃんの
出来事でそう感じました。

Krankenwargenが来るまでカラスの赤ちゃんは少し回復し、友人の肩にとまったり、部屋をぴょんぴょん飛び跳ねていた時の写真❤️❤️❤️

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