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【0カラ】第4回WSレポート前編|なみ

鈴木ユキオ ワークショップショーイング
「0からはじめるカラダ」
第4回(2月11日)レポート

わかち座のなみです!
前回に引き続き、レポート係を仰せつかりました!
今回も体験を元に、がんばって書かせていただきます!

2月11日。
前日に降った雪の残るブルーベリーガーデン黒岩で「0からはじめるカラダ」今年度最後のショーイングとあわせたワークショップがはじまりました。

午前中は参加者のみが集まり、いつものワークショップ、午後はお客さんを入れたショーイングになります。

まずはワークショップから。最初はストレッチ。

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前回までと同様に、体のさまざまなところを伸ばし、ジャンプ。そして、体の中の砂の動きを意識して重心の移動を行います。

上に上につられるようなストレッチ。胸、腰、膝をそれぞれ8の字を描くように動かしていくストレッチ。
何度かやっていますが、膝を裏から引っ張られる感覚っていまだに難しいなぁと感じます。

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片足で立ち、周りの空気をかき回す。右や左、上や下。
わたしはかき回すというより、ふらふらしてしまう…

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空気を小さく小さく圧縮して、膨らませていく感覚。
速さを変えてみる。
後ろを意識してみる。
肩甲骨を開いて、閉じて。
手の指の空気も感じて。

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早くも温まってきました!
だんだん薄着になっていくのが恒例となっています。
菜緒さんが音楽をかけてくれるおかげで、雰囲気が出てさらに集中できます!

立ち方への意識。
足が外、中、外を向くように。
体全体を連動させて。

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空気を圧縮しながら、カラダの表面を何かが這っていく感覚を意識します。ボールが転がっているような、小さな虫が動いているような。
眺めて。止まって。何もしない時間を楽しんで。
這っているものは何でもいいですが、その感覚を自分の中で意識し続ける。
やっぱりたまに消えっちゃうことがありますが、その時は改めて集中しなおします。

前回も行った、ボールが体を巡回していくイメージ。
ボールに向けた意識だけではなく、ボールが通過した体の部分の意識も忘れずに。
背中も意識して。

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前回からの、下半身の意識のお話。
手は動かしやすいけど、下半身と上半身は7:3とか6:4くらいを意識していきます。
下半身の動きに手がついてくるイメージで。

人にパンツのラインをくっきりと見せるように!なんて働きかけもありました!(腰を立てるということです!)

下半身を意識するという運動をしていないわたしにはなかなか難しく、
どこに下半身があるか、これが自分の下半身なのかだんだん分からなくなってきます(笑)

でも、ワークショップを通じて、日常でもだんだん足が地面を踏んでいる感覚が分かるようになってきました!
少しずつでもカラダへの意識が変わっていく感覚がおもしろいです。

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さらに前回に引き続き、体のつくりにもお話が広がります。

人間が四足歩行だったということは、現在の肩も今の腰と同じ役割を果たしていたと考えることができます。
肩をほぐすことで連動して腰の使い方も変わってくるというお話でした。
なるほど…。確かにですね…。

普段使っていない腰だけをほぐそうとするとなかなか意識できませんが、体の連動として考えると、少しずつ全体に意識が広がっていく感じがしますね。

そして、今回も尻文字!
前回のワークの中でも印象的だったものの1つです。

前回も「誰かの具体は、誰かの抽象である」というお話がちらっと出ていました。

尻文字ワークの中で自分の名前を体の部分で書いていたとしても、それがみているすべての人に「名前を書いている」と伝わるわけではない。
でも、気持ちよく動いているだけではなく、やっている人は明確な意識をもってやっている。
それをどう抽象化するかというのは、やっている人の世界の切り取り方である。

自分が明確にイメージを持って動くことが重要であるといったお話でした。

抽象って分かりにくいって思われがちな気もしますが、
観る方も、その人がどういう風に世界を切り取るのか、という風に観てみるのも、おもしろいかもしれませんね!
とても興味深いお話でした!

皆さんそれぞれの意識をもって「具体的に」動いていきます。

目線を意識して、
人の動きを意識して、
音楽に反応して、
全体の空間を意識して。
お客さんからの見え方も意識してみます。
ライトが当たるように少しだけ顔を上げて。

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そして、言葉にカラダを反応させていくワーク。

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「何かを振り払え」「床が熱い」「左手でバイバイする」など、脈絡なく次々に言葉が連なっていく中、参加者がその言葉を受けて、その通りに動いていきます。

「棒人間」「ツルの求愛ダンス」「両手の指先が地上3㎝でダンス」なんていう言葉もありました!

言葉を受けてみんながシンクロする動きもあれば、同じ空間にいて、同じものを聴いているはずなのに全然違う状態になることもあります。

隣の人は立っているのに、自分は座ってることもあります。

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そして、前回も行った、空間に1人ずつ入って、形を作っていくワーク。

鈴木ユキオさんからは
「この空間をもう一つ良くするつもりで入っていく」
「出る時も空間を良くしようと思って」
というお話がありました。

今回のワークの中だけではなく、それぞれが行っている表現活動なんかでも大切な感覚に感じました。

そして、午前のワークショップが終了!
休憩になります!

休憩中はなんと黒岩家特製の具だくさんの豚汁やおにぎりがふるまわれました!
寒い中でしたが、温かい汁ものがあるととてもホッとしますね…。
参加者の皆様もおかわりをしていて、とてもおいしくいただきました!

休憩中もなごやかに進んでいきます。

さて!午後からはいよいよショーイングです!
楽しみましょうー!

写真:成田明加(劇団野らぼう)
筆者:なみ(わかち座)

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