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【BBG】鈴木ユキオWS&ショーイング代替企画レポート|りきや


会場のブルーベリーガーデン黒岩直売所(長野県小諸市)

 令和4年度信州アーツカウンシル支援事業「わかち座open farm事業ブルーベリーシアタープロジェクト」の締めくくりとして、12月11日ブルーベリーガーデン黒岩(小諸市)を会場に、鈴木ユキオさんのコンテンポラリーダンスショーイングが予定されていましたが関係者体調不良のため中止となりました。しかしワークショップ(以下WS)参加者の中から自発的に集まった皆さんと、ユキオさん、菜緒さん、野村さん(信州アーツカウンシル)のご協力により、ショーイングの代替企画でオンラインWSと意見交換会が開催されました。 

中止となった12月のショーイングに先立ち、11月3日と11月26日にはWSが開催されました。このWSでユキオさんのワークに触れた参加者の皆さんは、自分の体と向きあう事を体験し、ダンスを通じて様々な気づきや発見を楽しみながら共有してきました。国内外で幅広く活動するユキオさんがナビゲートするWSは、ダンス経験の有無に関係なく、体を通じて思考する楽しさを知る事が特徴です。

11月の鈴木ユキオコンテンポラリーダンスWS
WSでは個々の体感や感想も共有する

11月2回のワークショップを経験し、12月のショーイングを目前にしての中止はとても残念でしたが、オンラインWS実現に向けての事前打ち合わせがZoomなどで行われました。

そして迎えた12月11日。
集まった皆さんのご協力により、ブルーベリー直売所がオンラインWS会場へと整って行きました。それぞれが役割を分担してLINEなどで連絡を取り合い、機材の使い方などを確認して行きます。WS参加者の森田さんが持参した照明や音響機材がセッティングされると、直売所がWS会場の雰囲気へと変化していきます。

12月11日のオンラインWS準備 なみさんとGOKUさん 
Zoomを準備する信州アーツカウンシルの野村さん
早紀さんの美味しい焼き菓子も届きました

これまでのユキオさんとのWSを振り返りつつ、皆で体をほぐすストレッチをします。そして、いよいよオンラインWSが始まります。

ストレッチで体をほぐします
WSの感覚を振り返り共有します

オンラインでユキオさん宅と直売所を繋ぎ、先ずは挨拶をします。じゃんけんで順番を決めそれぞれのダンスを披露します。発表の持ち時間は1分です。

Zoomでユキオさん宅と直売所が繋がりました
ユキオさんや菜緒さんと挨拶する参加者
じゃんけんで発表順を決めます

不安や緊張も共有しつつ、ユキオさんのWSで得た感覚を手掛かりにして、それぞれが1分のダンス発表に挑みました。

瑞穂さん
ジュンコさん
梓さん
さっとん
麻弥さん
なみさん
森田さん

発表後、ユキオさんから一人一人のダンスに対してコメントをいただきました。個々の細かい動きの特徴を捉えた的確なコメントに、参加者の皆さんも真剣な表情で聞き入っていたのがとても印象的でした。今回のオンラインWSでの経験が、新たな刺激や発見に繋がったのではないでしょうか。

会場換気と休憩の後、意見交換会が行われました。

これまでを振り返り様々な想いや意見を交換しました
Zoomで繋ぎ今後の展望やアイデアを共有しました

意見交換会では、それぞれの個人が表現活動する緩やかなコミュニティをどう地域に開いていくかについて、個々の想いや、今後の展望を落ち着いて話し合う貴重な時間を共有しました。ユキオさんや菜緒さんからも、具体的な提案や貴重なアドバイスをいただき、今後の活動を模索する為の新たな知見を得る事に繋がりました。1時間の有意義な意見交換の締めくくりに、記念写真を撮影しました。

記念写真を撮影して締めくくりました

予期せぬアクシデントにより、予定していたショーイングは中止となってしまいましたが、信州アーツカウンシルの支援から始まった様々な繋がりと、表現活動に対する想いを共有する貴重な時間となりました。

2022年12月11日は、記憶に残る特別な1日です。
       (レポート担当/黒岩力也)

わかち座 open farm事業
ブルーベリーシアタープロジェクト

企画・制作:わかち座
支援:信州アーツカウンシル
(一般財団法人⻑野県文化振興事業団)
令和 4 年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業


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