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書く× 読むシアター|白身

オムニバス短編集「なかがわよしのは、ここにいます」
2021年12月18日(土)14:00開演
於:ネオンホール

前日は長野全域で雪が降り、市街地にも雪が積もりました。小屋入り前の朝のうちに、珠美さんと西ちゃんが雪かきを済ませてくれていました。

集まった順にゆるゆると掃除や客席づくり、これは稽古のときからの流れだそうです。

全員集合してスケジュールなど共有した後は、キャストが自主練してきたダンスの披露や小返しをしました。

誰が仕切るでもなく、かといって脱線もせず、本番に向けて的が絞られていく様子から、穏やかななかに高まる集中が伝わりました。

コロナ禍や運営体制の変更で、ネオンホールでの劇作はひさしぶりとのこと。寒さ厳しく足元の悪いなか心配していた客入りも、おかげさまで盛会となりました。

まずは黒岩さんによる挨拶、前夜に作成した当日パンフレットを自宅に忘れたため、書き込めたメッセージを観客に直接伝えるカタチになりました。おかげで場が和んだので、結果的によかったのかしら。

つづいて生涯作家なかがわよしのさんと、何でも屋さん西ちゃんによるオープニングトーク、なかがわよしのについて、創作について、西ちゃんの問いになかがわさんが答えます。

いよいよリーディングが始まります、珠美さんの声かけで集まったキャストは、それぞれでばらばら。なのに波長が合っているのは、珠美ファインダーの目にとまった者同士だからなのかもしれません。

公演後のアフタートークは、珠美さんが進行しました。開場から公演中にかけて、キャストは客席内に用意された椅子を居場所としていたのですが、珠美さんがキャストの席へ赴き、ひとりひとりと対話するスタンスは新鮮でした。

質問をしながら各々のバックグラウンドに触れていく流れは、企画の意図が感じられてよかったです。「書く× 読むシアター」は今後も活動していきますので、どうぞよろしくお願いします。

(文・写真:司白身)

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「書く× 読むシアター」はネオンホール&わかち座の連携企画です。長野県在住の劇作家の戯曲、または長野県在住の作家や長野県にゆかりのある作家の小説や詩などを戯曲化し、同じ上演台本をそれぞれの会場で出演者を替えて、リーディング上演する企画です。

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