【BBG】BBGセッション7月レポート｜白身

2023年7月17日(月祝)猛暑

BBG(Blue Berry Garden)黒岩にて
振付家・ダンサーの鈴木ユキオさんによる
コンテンポラリーダンスワークショップを
開催しました。

梅雨が明け暑さが増し、夏の陽気に包まれる季節。

農業用ビニールシートで覆われた会場「破戒劇場」は、降り注いだ日射しにより空間内の温度を上昇させています。

換気、打ち水、天井シャワー、扇風機、ウォータージャグ、塩飴、保冷剤、注意喚起などするも、逃れられない暑さとなりました。

【ウォーミングアップと復習】

・胸骨を開く、閉じる。
・腰のジョイント、胸のジョイント。
・身体を意識しながら、空間をあまさず掻き混ぜる。
・骨盤を立たせる。（パンツラインを見せる）
・たて軸、よこ軸を意識する。

【他者の動きをトレース】

近づいたり離れたり、各々自由に動きながら、他者の動きをトレースしました。

連続写真のように瞬間を切り取りストップモーション、ショート動画のようにストップモーションをリフレインするなど、瞬間を重ねていきます。

音や光に影響、誰かと取っ組み合うなど、しばり、テーマ、ルールを導き出して思考し続ける。

たとえ抽象であっても、明確な意図を持って動く。

【ティッシュペーパーをトレース】

ペアになり、片方がティッシュペーパーを操り、もう一方がティッシュペーパーをトレースする。

動きに正解はない、自分の感性でよい。

外への意識と身体への意識を同時に行う、単純なことほど集中すること。

没頭具合の加減、客観的に感じながら没頭する。身体に集中しながら、探っていく。

【ティッシュペーパーを使わずに同じワーク】

質感を身体が覚えている、意識のなかでティッシュペーパーのイメージを変化させる。サイズや重さ、放置するなど、変化を楽しむ。

集中の強度が増すと、抽象と具象を身体が超える。無言、無音でも見ていられる。

「立つのではなく、立ち続ける。」
「無我夢中とは、我が無くなるほど夢中になるということ、そこにダンスの可能性がある。」
「抽象でも具象でもいい、身体がそれを超えたとき両者は反転し、その瞬間にドキドキする。」

朝から照りつける太陽で、とても暑い一日でしたが、熱中症などの体調不良者を出すことなく無事に終了することが出来ました。

参加、見学の皆様ありがとうございました！

次回BBGセッションは8月6日(日）です。

BBGセッションはどなたでも見学できます
見学を希望される方はお問合せください

写真：GOKU

わかち座 BBG事業
農作物とアート作品を収穫するプロジェクト
企画・制作
わかち座

支援
信州アーツカウンシル（一般財団法人長野県文化振興事業団）
令和5年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業