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ダンスについて「0」から思考する時間|白身

日本橋のダンススタジオ「studio RADA」
鈴木ユキオさんWSに参加しました。

初回は緊急事態宣言により中止となりましたが、再開後全3回の参加が叶いました。

鈴木ユキオさんは地元の劇場、サントミューゼ のレジデントアーティストだったことがあり、WSに参加したのが始まりです。

意識やイメージで誘導してくれるので、私のように経験が浅くても捉えやすいです。

はじめに限定8名の異なる背景を持つ参加者に向けて、ダンスを富士山に準えて、登山ルートがいくつかあること、麓、中腹、頂上で交わりかたに違いがあることなどを話してくれました。

視覚、嗅覚だけでなく、内臓を裏返して荊棘に触れるように敏感に感じること。

以下、全3回を備忘録として。

***5月17日(月)19:30〜21:30***

・跳躍
(膝を使う)
・右から左へ重心移動
(カラダの中に砂があり、サラサラと流れていくイメージ)
・重心を床までおとす、空気をはらむ
(立ち上がるとき床からエネルギーを吸い上げるイメージ)
・跳躍、上へ伸びて止まる、脱力
(カウントしながら跳躍、両手足を伸ばして止まる)
・立ち方
(つま先に重心、パンツのラインを浮き立たせる、おへその下に力を入れる)
・顎
(観客の頭を超える高さに上げる)
・肩甲骨
(肩甲骨から腕を動かす、背後を使う)
・下半身を鍛える
(深く、遠くに踏み込む力)
・空間
(大ホール2階席ぐらいまで意識)
・空気
(圧縮、伸張)
・背中に6つの起点
(意識、無意識、カラダの他の部分を動かす)
・動かせない部分を決める
(カラダの他の部分を動かす)

【アドバイス】
シンメになりすぎない。
子供のように気が散る。
意識のギア、変速。
止まる。
好きな動きを繰り返すなら4回以上やらないと客席に伝わりづらい、間隔をあけて再現してもよい。
常にできなくても、踊りながらハッとしたときに意識する。

***6月12日(土)14:30〜16:30***

今回も大事な事をたくさん聞けました。
体も頭も使いました。
忘れたくないことだらけ。

【基本】
天地、前後、左右の拮抗を意識する。
胸板を美しく。
首を伸ばす。
目線を下げない。

【姿勢】
「骨盤を立てる」を体で意識する。
臍を内側へ押込み、胸骨を外側へ押出す。
そのとき内臓をグリッと回転させる感覚。
骨盤を踵に突き刺す。
踵に届いたエネルギーが土踏まずを通って爪先に行く。
そのエネルギーを爪先へ強く届けて踵を少し浮かせる。
同時に頭頂部より少し後ろが引っ張られる感覚。

【ワーク】
体の中心より後ろを意識、背中を使う。
肩甲骨から動かす。
腰の反動で上半身、上半身の反動で腕を動かす。
膝、肘、柔らかく。
脇に空気を孕む、耳より上に両腕を上げる時間も作る。
掌で空気を感じたり、指先で文字を辿ったり。
空間を拡張したり圧縮したり。
実際より長く大きく体を捉える。
軌跡を残す、点を打つ。
水滴や蟻が両手を行き来するイメージ。
演技ではなく、抽象的に体で表現する。
観客に何を見てるか想像させるのではなく、体に興味を持たせる。
10カウントの余韻で静止、7カウントで解除。
架空のデュオをしたり、空間を上中下に分けたりすることで、コントロールできない動きが生まれる。
曲を聴きながら踊る。
翻弄される。

***6月20日(日)19:00〜21:00***

長いこと姿勢の悪さを性格のせいにして、猫背は性分だと諦めていました。だけどダンスのため、いや年齢的にも健康のために本気で改善したくなりました。

右から左、左から右へ重心移動。
砂時計のように体の中の砂をサラサラと。
膝を落として両手で地面のエネルギーを引き上げる。
両手を頭上に挙げる、大ホール2階席までエネルギーを放つ。
長く伸びた両腕をイメージしながら、ゆっくり降ろす。
胸を左右前へ突き出す、左右後へ突き出す。
細かい点を打つようにゆっくり回す、逆回り。
腰を左右前へ突き出す、左右後へ突き出す。
細かい点を打つようにゆっくり回す、逆回り。
膝を左右前へ突き出す、左右後へ突き出す。
細かい点を打つようにゆっくり回す、逆回り。
片足立ち、体を動かす。

軌跡を辿る。
得意なほうの手を使ってよい。
指先で辿るだけでなく、体の他の部分につられて指先で軌跡を描く。
また指先に引っ張られて体が動かされるなどイレギュラーに。

目的、意思のある目。
即興でも迷いを見せない。
振付がなくとも課題と向き合っていれば同じような目つきになる。

動線も同じ。
足跡を決める。
名前の一文字を辿るでもよい。

座る、両手をついて体を支える。
両足を自由に動かしてみる、順番に真似る。
下半身を使えるようになる。

全てをミックスした動き。
空間を上中下に分ける。
空間を使う、または意識だけでもよい。
上のときは、頭で空間をかき混ぜる。

スローはそうするものでなく、何かに没頭した結果である。

【ひとりひとりにアドバイス】
姿勢について。
肩の位置を後ろへ。
肩甲骨を意識するだけではダメ。
体を締めて細かく動く。
肩→肩甲骨→二の腕に繋がる意識。
二の腕、内腿の意識。
下半身、パンツの跡を際立たせるように突き出す瞬間も作る。

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ダンスのこと、カラダのこと、表現のこと、生きるということ、いろいろなことを思考できました。

noteにまとめながら、自分だけの体験に留めておくのは勿体ないと思いました。

また受講したい!地元で共有したい!

ブルーベリーガーデン黒岩で鈴木ユキオさんWSを企画したい!!!

野心が芽生えました。

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